ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

今宵はヌーベル・すっぽん!

2010-02-24 14:48:59 | 美味いただく
2月19日(金)

午前は神楽坂で「墨遊び」。
4月に行われる予定の俳句展に出す句のお手本を
一川さんに書いていただき、練習する。

午後は福生市の教育委員会主宰の研究発表会を取材。

そして、夜は新宿へ戻るという
都内ジグザグに歩き回った一日。

さて3か月ぶりの「すっぽん田一」。
前回は、離婚の傷が癒えない友人の
身も心も温まりたいという希望で出かけたが、
今回は純粋に美味しいものを食べた~い!面々で。

本日のコースはこの通り。
・すっぽんの唐揚げ(濡れ仕上げ)と季節の野菜の串揚げ
甲羅の周りについている身を手でつまんでしゃぶります。
最初から、相変わらず美味。

・生海苔吸酢
青々とした新鮮な生海苔が喉に染みとおる幸せ…。

・名々一人鍋(すっぽん丸身 葛豆腐)
定番すっぽん鍋。
まだ沸騰している熱々スープををいきなり口に持っていったW氏。
「お二人目ですよ。そういう果敢な方は(笑)」と板長・マツケン氏。

・カスベ(えいひれ)の梅風味パスタ濃縮すっぽんジュレ掛け
これは毎度お勧めの(替わるときももある)コラーゲンたっぷり!
これぞ、ヌーベル・すっぽん!

・すっぽん入りロールはくさいクリーム煮
これにパンで蓋がしてあったら、まるでロシアのつぼ焼き。
濃厚なのに口あたりはさっぱり。

・昆布出し汁漬け(福島産無農薬旬野菜ミネラル仕上げ)
ここで丸ごとキュウリが出てくるのが嬉しい!

・すっぽんスープ割り込みおでん 2品
この時期限定のすっぽん出汁で煮込んだおでん。
私は大根と里芋をいただきました。

・健康玄米おじや 香の物
玄米の香りが体中に満ちていくような、〆のごはん。

・柚子のシャーベット

黒じょか、日本酒もぐいぐい進み、
やっぱり本日も身も心も温まりました。
今度は誰を連れて行こう?というS氏。
喜んでいただけたようでよかったです~。

2月23日(火)のつぶやき

2010-02-24 00:53:42 | 日々つぶやく
16:31 from モバツイッター
100223.tue.
半透明の半月が 空に浮かぶ 午後4時 同病の人の そして自分の病と向き合う日は ちょっぴり心が痛い
(病院訪問ボランティアが済んで、院内の空中庭園を散歩しながら)


http://f.hatena.ne.jp/twitter4/20100223163141
16:52 from モバツイッター
100223.tue.
ボランティアの帰りに 聖路加のチャペルを訪れ 祈ることはいつも同じ 先に逝ってしまった大切な人たちの安息 いつまでも忘れないという誓い 家族と友人たちの今の幸せ そして 自分のことを少し…

http://f.hatena.ne.jp/twitter4/20100223165244
by quu75 on Twitter

御祝(うゆえ)さびら

2010-02-23 01:55:01 | 暮らしあれこれ
100218.thu.
南青山のライブハウス「月見ル君想フ」で
2月14日の旧暦の元旦から1週間、
沖縄音楽で盛り上がりましょうというライブ企画があった。
「御祝さびら」とは「お祝しましょう」というウチナーグチ(沖縄方言)だ。

毎夜出演するミュージシャンが日替わりで、
今宵第五夜は、パーシャクラブのボーカル・新良幸人さん、
パーカッションのサンデーさん、
そしてよなは徹さんの登場。
なんと3人とも見慣れない(笑)ブラックスーツで。

今回はお祝いの民謡に徹するらしく、
お互いのオリジナル曲は一切なし。
「祝い節」「繁盛節」「目出度い節」「鶴亀節」…くらいは
知っているのでつい歌詞が口をついて出てしまうほどだったが、
あとは正直いってよくわからない(笑)。
ウチナーグチ全開だし。
まあ、でも、とにかく健康長寿、先祖崇拝、親孝行、我が島絶賛を
これでもかーっていうくらい歌いあげるのが沖縄の民謡ですから、
旧暦のまだ松の内、みんなでお祝いしましょうねという空気満々なわけ。

新良さんとよなはさんの二人ライブは初めてとのことだったが、
MCも演奏も息ピッタリ。
幸人兄貴を慕う弟分・徹さんの物言いや物腰がなんだかかわいい。

新良さんが、3番の歌詞、
  ♪渡海(とぅけ)やひぢやみてぃん照(てぃ)る月(ちち)やひとつ……♪
を歌いたくて、子どものころ必死にこの曲を覚えたという
「浜千鳥節」はもう最高。
(これ、去年の三線発表会の課題曲だったので、私も必死で覚えたのです)
このライブハウスのシンポルである月の表面の映像をバックにしての
幻想的な二人のセッションにしばし聞き惚れました。

18時半開場、19時半開演、21時半終演予定のはずが、
アンコールのアンコールに抽選大会まであって、
終わったのが22時半!

その後、近所の居酒屋で軽く一杯。
同行した一人、S氏はレコード会社を定年退職した後、
千葉で野菜をつくり、魚を獲ってはさばいて鮓で〆め、
春・秋は信州で農作業の手伝い、夏は沖縄の鳩間島でゆったり、
冬は各地温泉巡りと、すっかり堂に入った半農生活。
なんだか、さっきのライブの二人の佇まいに似た
「て~げ~」(沖縄方言・ここではいい意味で、「適当・いい加減」という意味)な
ゆるーい空気が、S氏の周りに流れているのを感じたのでした。

たいへん「御祝さびら」な夜でございました。

酸っぱい色

2010-02-22 02:25:22 | 暮らしあれこれ
100217.wed.
酸っぱい色…ってどんな色を想像しますか?

夕方、ブックデザイナーA氏と打ち合わせをしているときに、
不意に言われました。
「あなたは酸味のある色の組み合わせ方がうまい!
 いつも着ている洋服の色もそうだと思ってたけど、
 帽子展を見てやっぱりそう思った」と。

ベテランデザイナーのA氏の言い回しは独特だ。
色の表現には普通、明度・彩度・色合い(色相)を引き合いに出すが、
A氏いわく、色には甘い・苦い・酸っぱいがあるんだと。
甘い、苦いは表現しやすいけれど、酸味のある色は難しい。
しかもほんのちょっとの甘さが私の身に付ける色にはあるらしい。

グリーン系は好きだからよく身に付ける。
ブラウン、パープル、くすんだブルー、あ、寒色系が多い?
でも、オレンジ、ピンクなんかも好きだし…。
案外自分では意識していないものなんですねえ。
まがりなりにも色とは無縁でない仕事をしているにもかかわらず、
これは言葉では表現しにくい。困ったな。

酸っぱい色、ね…???

そんなことを考えながら、帰途につきましたが
途中、阿佐ヶ谷の焼き鳥屋さんで飲んだ佐渡のお酒・北雪が美味しくて、
翌日まですっかり頭から飛んでいたのでした。


石器料理→バレンタインカクテル

2010-02-21 01:45:23 | 美味いただく
100212.fri.
漫画家のS・Mさんと夫と一緒に
新宿の「石器料理専門店いしかわ」で
遅ればせながらの新年会。
奥様のI・Jさんが風邪で来られなかったのが残念!

このお店には20年ほども前からお世話になっていて
寒い季節にはついつい足が向いてしまいます。

石板焼きか石鍋か石蒸しのどれかを選ぶのだが
雪が降りそうなこの寒さ! 当然、石鍋です。
半永久的に使えるという石鍋は韓国(高麗)産で
石の持つ効能のひとつである遠赤外線が
大変体にいいらしいの。
味付けが韓国風なのはそのせい?
…しかし、韓国にはこのような石器料理専門店はないんだとか。

薬味は唐辛子味噌、ショウガ、ニンニクをお好みで。
胡桃、ザーサイも器にたっぷり。箸休めに嬉しい。
熱々の特製スープで魚介、肉、野菜などを煮ていただく。
最後はこしのある麺を入れて。

S氏ったら、Jさんに頼まれたから、と
料理が出てくるたびにちゃんと写真をとっているのが可愛いわー(笑)。
私よりひとまわり年上の彼は
今は京都の大学で漫画(学?)を教えていて、現在は春休み中。
暖かくなったら京都で遊ぶ約束をする。
(去年会ったときも言ってたけどね。実現…?まだです)
もう30年来の付き合いのS氏と夫は
仕事やらプライベートの昔話ですっかり盛り上がって、
こうなると話題はだいたいいつもの繰り返しなんであるが(笑)。

この後は、懐かしの京王プラザホテルのバーで飲むことに。
(22年前、S氏&Jさんご夫妻もご招待して、ここで結婚式をあげた)
先を歩くオジサン二人の後姿を眺めながら、
過ぎてきた年月をチラリと思ったりして…。

45階のスカイラウンジのバーではバレンタイン特集の真っ最中。
私はもちろんチョコレートカクテルをいただく。
ここ数年バレンタインにはどなたにも何もしない不届き者の私。
これこそ今流行りの友チョコならぬマイチョコですねー。
「シトラスショコラ」、ビターチョコレートにオレンジの酸味がきいていて
美味でございましたよ。

uneuneトーク

2010-02-20 04:13:23 | 帽子の小部屋
091210制作(あらい静枝帽子教室第7回展示会2010.02.17~21に出品)
素材はウール。
うねうねとしたデザインは実は最初から計算したものではありませんでした。
指でつまんでピンで留めてぐるぐると…を繰り返して、乾かしたらこんな形に!
おそらくこれと全く同じものは二度とできないでしょう(笑)
トークとして被ります(内側両サイドにコームをつけています)が、
ぐっと下に引っ張れば、すっぽりベレーのようにもなる
ドレッシィからカジュアルまで自由自在なかわいい帽子なのです。
今回はフェルトのコサージュをアクセントに。

ボージーズ

2010-02-20 04:09:52 | 暮らしあれこれ
100217.wed.
吉祥寺の「カフェロシア」でランチ。
2年ぶりのボージーズの集まりだ。
ボージーズっていうのは、
「帽子」→「ボウシ」の複数形→(強引に・笑)「ボージーズ」。
国分寺で製帽を習った仲間たちの同窓会みたいなもの。
こんな名前をつけたの? 私です(笑)。
一度解散してるから、正式には「ボージー2(ツー)」。(どうでもいいけど)

とにかく今回は5名が参加して、
ロシアン・ランチをいただきながらの近況報告。
最年長のUさんは82歳?(たぶん)
会うたびに若々しくて、今日も(たぶん)お手製のスーツ。
ちっちゃいキューピーのマスコット人形をいつも作ってくれるのが嬉しくて。
Bさんは78歳。
最愛のご主人を数ヶ月前に亡くされたが、お元気そうでよかった。
「シャンソンの発表会に、以前作った帽子とコサージュが役に立つのよ」と。
つい先日は、カレー屋さんで一人で食事をしていたら
隣に座った93歳のイケメン紳士から「またカレーデートしましょう」って
ナンパされたんだとか。ヒューヒュー♪ですよ~。 カッコいい!
S姉さんは趣味の蕎麦打ちがもはやプロ級の腕前で、
全国の蕎麦打ち大会で入賞を繰り返している。
SAさんは、私の着物ばか友達(とほほ)で、ちょくちょく会う仲のお姉さま。
彼女が作る韓国やデンマークの刺繍作品はほんと美しい。

帽子を離れても個性的な面々の話題は尽きることがない。
ボルシチ、野菜のピロシキ、つぼ焼き、サーモンのパンケーキ包み、
デザート、バラのジャム入りロシアンティーが
おしゃべりのうちに、あっという間に消えてなくなりました。

その後、皆で国分寺の司画廊へ。
本日から「あらい静枝帽子教室 第7回展示会&ファッションショー」なのだ。
私はここで第1回~4回まで展示会を経験し、以降は
卒業生として帽子を出品させてもらっている。

懐かしいあらい先生とも再会。
帽子を習い始めた14年前のことは今でも鮮明に覚えている。
そんな話を始めたらきりがないので、割愛。
後輩たちの帽子はカラフルでかわいらしくて個性的。
展示&即売のほかに
簡単帽子とコサージュが作れる体験ブースも。
21日(日)のファッションショーが見られないのは残念だが、
やっぱり楽しい空間でした。

…いまさらですが、ご案内です。

「あらい静枝帽子教室第7回展示会&ファッションショー」
  日時 2010年 2/17(水)~2/21(日) 
     11:00~18:00(最終日は~16:00)
  場所 司画廊(JR国分寺駅北口から徒歩3分 0423-25-5300)
  ★帽子・コサージュの展示、ワークショップ、体験ブース
  ★21日(日)ファッションショー 
         第1部13:00~14:00
         第2部15:00~16:00
  ※私は作品を1点展示。