ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

美をめぐる~備忘録6月①初夏の大谷コレクション

2010-07-19 03:42:27 | 美を巡る
もう7月も後半だっていうのに、
6月に見て書き損ねている美術館便りを少し・・・。

●6月5日(土)
「大谷コレクション展」(ニューオータニ美術館) 06.05-07.19

こじんまりとして、いつも人のいないこのスペースは
時間があればふらりと立ち寄る私のお気に入りのひとつ。

ちょうど「大谷コレクション」がはじまったばかりだ。
ベルナール・ビュフェのモノトーンの絵画。
見るものを不安にさせるような固い淋しげな絵の中に
後年自ら命を絶つ予兆があるような・・・?
新春展にも出ていたアンドレ・コタボの
「赤いバラのブーケ」、「海辺のフルーツ」。
一見鮮やかで単純に見えるが、
その奥に何かが潜んでいるようでどうも気になる。
ポール・ギアマンの「二つのヴァイオリンのある静物」も
具象のはずなのになぜか透明で空想的なところが好き。
ヴラマンクの数点はもういかにもヴラマンク…!

奥の日本画コーナーには
川合玉堂、速水御舟、竹内栖鳳らの季節の掛軸が。
山口蓬春の「栗鼠」。
かわいいはずのリスの目が厳しくて、なぜ???


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