国民の生活のために税金をどう使うか、そういう当たり前の目がない。マスコミはもっと研究者の発言をとりあげなければならない。
北欧がすばらしく見えるのは、税金の使い方が、国民の暮らしによく寄り添っているからだ。気候は厳しいだろうけれど、この豊かな暮らしぶりは、すばらしい。
政治家の報酬などは、高くないらしいが、これだけ民度がすばらしいと、政権など奉仕をする権利のようなものかもしれない。
ここへ来るまでには、相当困難な歴史もあっただろうと思われるが、それを乗り越えて、あるべき國家像に近づいているようにみえる。
非常に高い税率であるけれども、国民は給付を受けているから、将来への不安感がないという。日本では、自助努力をいわれるから、どうしても個人で蓄えをしなければならなくなる。
しかも、そうするためには、日常生活は、切り詰めたものとなり、のびのびできない。それどころか、貧富の格差を広げる政策のために、貯金さえできない所帯が増えている。
こんな政治を変えるには、やはり選挙しかない。庶民に寄り添い、スマートな政治を志す政党に、政権を取ってもらいたいものだ。