空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

すっきりしない事情

2017年05月24日 11時58分50秒 | 思考試行

兄弟は他人の始まりというが、近い身内でありながら、疎遠となるケースはよくあるのだろう。行き違いというか、遠慮がないので、余計なことを言って、感情を害するということもある。

筆者の場合は、一番の行き違いは、お互いの事情をくみあうことができないことにある。自分の事情ばかりで、相手の事情というのは、あまりかんがえない、親のことだって、まかせきりでありながら、それについての感謝なり、ねぎらいなり、思いやりが見られない。

母親自身も、側にはいない娘を頼りとしていると言うし、長男の嫁には、女中がきた、と思っていたなどと考えていると言った。一番そばで、やってくれる人間を、貶めてきた。

そういう効果がまた実際に態度に反映したりする。思えば、父の場合、祖母の世話をいろいろやっていたのだが、外に出ていた私は、それを知らなかった。母は、一切それを言わなかった。

父を病院へ連れていくようになって、風呂に祖母を入れた時の話をきいて、始めてそのことを知った。母は、その間どうしていたか。働きに行って、家計全ての収入を稼いでいたという話を弟妹にしている。

事実は、そうではないようだ。収入の一部補填だろう。しかし、弟妹はそのように信じ込んでいる。これも相当後になって知ったことだった。父のやってきたことは、全く評価に値せず、自分がすべてをやってきたことにする。

母親は、死ぬ直前になって、ようやく長男夫婦に普通の顔をするようになった。笑顔、感謝の言葉を口にするようになった。ただし、詫びたりはしなかった。施設での笑顔が今、葬式の時に使った写真となっているが、この笑顔の写真を始めて見た時、ビックリしたことを覚えている。こんな顔見たことがない!

随所に証拠がある。彼女が讃えられるためには、どうしょうもない父、長男、嫁でなければならない図がみえてくる。こんな事情は、今後、どういう顛末を辿っていくだろうか。逃げ得か、真実が明らかになっていくのだろうか。