マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

信濃町から四谷へ、坂を巡る(その2)

2012年04月02日 | 

 四谷写真会館で三修会「四季燦々」を観た後、その前の通り三栄通りを新宿方向へと向かいました。会館から徒歩3分ほどの所にある「塩湯」を目指したのです。この銭湯は「2000年東京銭湯マップ」に”入口の坪庭が評判”と書かれていましたから、この機会にこの湯にも浸かってみようと考えていたのですが、前まで出向くと定休日。読みの甘さを悔いました。

 今日はこれにて帰ろうと思った時、坂巡りの途中で若葉湯の前を通りかかった事を思い出し、敢えて若葉湯へ。
そこまで利用した地図を頼りに”今来た道”を引き返すのは相当の遠回りになりますから最短距離と思しき道を辿る事にしました。この辺の地形は一度歩けば、大よその察しが付きます。要するに新宿通りを直角方向に折れて谷方向に進み、谷に辿りつけば後は右折か左折で行き付くはずです。

 という訳で新宿通りを左折し路地通りに入ると直ぐに、鯛焼き屋さんが目に入りました。店構えに趣があり、餡の由来も書いてある由緒正しそうなお店。その前を通りながら、時間に余裕があれば、帰りにお土産に買って帰ろうと心積りをしました。

 

 若葉湯への道は予想した通り、数時間前に歩いたクランク状の鉄砲坂を下り、右折すると若葉湯。久し振りに450円を支払い入湯。これと言った特徴の無い銭湯でしたが、温度の熱い事。44度~45度はあるでしょうか。午後4時頃の入浴が様になる高齢の方のみ、私も含め7人~8人。湯が熱いのも頷けます。
(写真;鉄砲坂)






 帰りも鉄砲坂を昇り、件の鯛焼き屋「わかば」へ。買う段になると私の前に4組が行列待ち。待つ間に餡の原材料産地を見た気がしますがこれは忘れました。帰宅して包み紙を見ると「安藤鶴夫」の文字が散見出来、食する前に鯛を眺めると餡がはち切れんばかりです。食してみて分かったことは餡が尻尾にまで詰まっていて、今までに食べたことのないもぐもぐとした食感の餡で、非常に美味しい。鯛焼きの名だたるお店だと直感しました。(写真:包み紙の文字)







 

 その後ネットで知った事は東京の鯛焼き御三家は「柳家」「浪花屋」「わかば」。その「浪花屋」のファンとの間で鯛焼きの尻尾に餡が入っていて良いのかを巡って論争があったとか。私は単純に餡は多いほど有難いと思っていますが。(写真:鯛2匹)









 兎も角、この方面の鯛焼きの知識ゼロで、名店にめぐり合った我がお店発見勘を内心自慢すると共に幸運を思いました。早速クラスメイトBさんにこの事をメール送信すると、
「夫が小人閑居日記 2010. 9.14.>で書いていますと」の返信。
 (上記ブログURLは http://kbaba.asablo.jp/blog/2010/09/14/

 さて、東京は”コンクリートジャングル”との見方があります。一面的で皮相的見方である事が、街ち歩き・坂巡り・川歩きをしていると、良く分かります。新宿ビル群や六本木摩天楼の様なビルもありますが、密集した町屋・商店街・屋敷町・寺院の数々など、東京には、私が生活している駒込近辺とそう変わらない懐かしさに満ちた空間の方が多いはずです。坂巡りを二つもやった感覚を味わった日の一番の感想です。


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