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DVDオペラで見る幻・懐かしの指揮者たち

2009年02月10日 | お楽しみ
昨年以来折を見ては市立図書館でDVDオペラを借り楽しんでいます。これまでにモーツァルト作曲のオペラを主体に30曲以上観ていることになります。とりわけモーツァルト作曲の主要オペラでは複数の演奏家のオペラを聴き比べたりして楽しんでいます。

たとえば、
「コシ・ファン・トゥッテ」は2枚(1984年ムーティ指揮、1988アーノンクール指揮)、「フィガロの結婚」は5枚(1969イッセルシュテット、1975ベーム、1976オーバーフランク、1994ハイティンク、1996アーノンクール)、「ドン・ジョバンニ」は3枚(1954フルトベングラー、1978マゼール、1987ムーティ)、「魔笛」は3枚(ホルスト・シュタイン1971、サヴァリッシュ1983、レバイン1991、)という具合です。

欧米では1960年代を中心にオペラ映画が盛んに制作され、それらがDVD化されて発売されているので、これまで私にとってはレコードのジャケットやCDの解説に載っている写真でしか知らなかった多くの幻もしくは伝説の指揮者たちの指揮ぶりを見ることができ感激です。

例えば、1954年にフルトベングラーがザルツブルグで指揮した「ドン・ジョバンニ」(写真)。1954年10月ザルツブルク音楽祭で収録されたオペラ映画であるが、序曲でフルトヴェングラーが指揮する姿を見ることができる。しかも、この数ヵ月後に他界しているので彼の貴重な映像である。これまでは、1951年7月29日バイロイト祝祭管弦楽団を指揮したベートーヴェン第9交響曲のCDでしか彼の音楽に触れる機会が無かった。

中には映画をベースに作られたがために指揮者が画面に登場しない場合もある。1975年にベームがウィーンで指揮した「フィガロの結婚」がそれです。録音が1975年12月、その半年後に映像が作られ、これらを映画化したためかオーケストラボックスの映像が全く入っていません。残念ながらベームの指揮ぶりを見ることができませんでした。

なお、ベームの「フィガロの結婚」といえば、幸にもNHKが1980年9月30日東京文化会館で収録したアーカイブから最近製作したDVDが発売されている。とりあえずAmazonの「ほしい物リスト」に登録し、懐と相談してそのうち購入するつもりです。

「いわき」からの帰路起草

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