ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

この一週間060930

2006年09月30日 | 出来事
今週は何かと忙しい週でした。4日連続の出張が有り、最後の日は判定会が有り担当した審査に付いても審議されました。そのためブログを投稿する時間もあまり有りませんでした。
今日は、今週特に印象に残っている事柄を幾つかメモしておきます。

引継ぎ審査の件
三人の審査員が計7人日の工数を掛けて審査しました。新たに切り替えた審査機関である我々の審査への期待は、昨年まで5年間担当していた審査機関がしてこなかった企業の優れた取り組みの評価及び組織の弱点を的確に指摘することでした。また。末端部門の参加意識が薄れていることへの指摘などです。

審査結果として、長所が9件、軽微な不適合が2件そして観察事項が16件発見されました。全体の印象としては、仕組みはしっかり出来上がっていて社内のそこ此処に成果としての小さな花が咲いていますが、では大輪の花が咲くまでに成果が出ているかと言えばまだだと感じました。その点に気付いてもらうような観察事項を挙げています。

浜松、鰻の八百徳本店:二度と行かない
期待してわざわざ出掛けましたが、期待を裏切られてしまいました。18時20分頃だったのでほぼ満席の状態でした。¥2,310のうな重を注文。程なく出された鰻には数か所に真っ黒い焼け焦げ有りました。味は甘みが強く、その味の鰻へのなじみ具合はほんの表層だけに限られ、丁寧に返しがえし焼いたものでなく、まさしくガスでの手抜き焼きの鰻でした。合わせの胡瓜の漬物も塩加減が効きすぎです。有名になり、すっかり手を抜いています。職人なら客に出してはならない失敗作の鰻を平気で出すようではおしまいです。備長炭で焼いていて、味わいの深い浦和小島屋の鰻が懐かしく感じられた。「奢れるものは久しからず」

アレッポの石鹸
かれこれ5年ほどになるでしょうか、入浴時はアレッポの石鹸を使っています。その以前は皮膚が弱くしばしば皮膚科の世話になっていました。入浴時の石鹸の落としが不十分であるとか、ある程度の年齢が行ったら頻繁に石鹸で皮膚を洗わない方が良いなどとも言われました。

今ではその発端を思い出せませんが、アレッポの石鹸を使うようになって皮膚科に通うことが殆ど無くなり、毎日アレッポの石鹸を用いて体を洗っています。
先週NETで注文した10個が届きました。これで1年程度もちます。興味があれば以下のURLでご確認ください。http://www.nepto.co.jp/aleppo/

本審査終了
高山のお客が今週本審査を受け、観察事項2件のみの指摘で審査を終わり、10月中旬には晴れて「ISO14001の認証取得」と外部発表できることになったとの連絡が届いた。しっかり取組んでいることを高く評価し、「おめでとう」と申し上げた。

掛川から浜松へ

2006年09月28日 | 旅先にて
審査が12時に終了し、その後、掛川駅の近くで昼食をとって審査チームが解散。

朝からの雨もすっかり上がり、暑い日差しの中、掛川城の見学に向かう。掛川駅から片道徒歩10分ほどで行ける。その後、在来線で15時に浜松へ移動。

そのままホテルに直行しチェックイン。フロントで、映画コンプレックスとうなぎや屋「八百徳」本店へのルートを教えてもらう。

時間的余裕が十分あるので、シャワーを浴びてからZAZAへ出かけ16:10開始の「X-Men」を観る。その後、18:30に八百徳にて夕食。

今週の審査は、ISOを取得して6年の運用実績を持ち、以前の審査機関の審査に満足できなくて我々の審査機関を選んでくれているので、普段より遥かに緊張感の高い審査だったので、やっと一息つけた。

夕食後、明日のコンサルの準備に着手。

新幹線乗り遅れ?

2006年09月26日 | 旅先にて
昨日の午前中は福島支店にて審査し、その後昼頃に東京へ移動し、15時から17時まで新宿にある部署を審査する。そして、その後静岡へ移動することになっていた。

日曜夕方、福島に着いた際に東京方面の登り用新幹線ホームが11番線と12番線であり、下り線ホームが13番線と14番線であることを確認しておいた。

月曜の午後は12:17発「やまびこ112号」に乗るべく、発車10分前に駅に着き、弁当を購入し、余裕を持って12番線ホームに上りました。しかしながら、ホームには誰もいないぞ。はて???。 やがてアナウンスがあり、14番線から出ると言っている。「エッエ」。

11番、12番線用のエスカレーターには東京方面と表示していたではないか。なのに何故、と思いつつ向かいのホームを見ると、14番線に停車している二階建MAXに、上り山形新幹線がユックリ接近しつつあるではないか。

次の瞬間、大慌てで12番線ホームを駆け下り、14番線ホームのエスカレーターを急いで駆け上がり、息せき切って車両に飛び込みました。危なかった。

在来型の山形新幹線や秋田新幹線を連結して到着した新幹線が、在来型を切り離し、やがて上りの在来型を連結して出発する福島駅や仙台駅では、下り線ホームとか上り用ホームと明確に分けられないことを合点し、自分の思い込みを反省したしだいです。

写真は掛川城。

福島にて

2006年09月24日 | 旅先にて
去る9月13日のブログで触れた引継ぎ審査が明日から始まる。今回の顧客は、某大手審査機関で6年間審査を受けてきたが、審査指摘が経営メリットに繋がらなかったことから審査機関を変えることになった。

今回はメンバーとして参加し、福島、静岡、掛川の順で泊まりながら審査に従事する。明日は、午前中は福島市にある拠点で審査し、その後移動して15時から17時まで都内の拠点の審査をした後、20時頃に静岡のホテルに入る。

月曜日の朝は時間的に余裕を持って顧客を訪問できるように、日曜日である今日の夕方、福島駅前のホテルに入る。当初、福島着予定として19時頃を想定していたが、10日前だったにも係わらず座席指定が取れなかった。東京方面から単身赴任者が退去して利用するのでしょうか。

夕食、入浴などを済ませ、9時から2時間ほど審査資料に再度目を通して明日に備える。一方、顧客の方では前回よりも役立つ審査をするか否かの視点で今回の我々審査チームを評価することでしょう。とても緊張感のある審査になるでしょう。

審査が終了すると、顧客にアンケートを渡し、個々の審査員の評価をお願いするが、どのような評価を受けるか審査員本人だけでなく、当然、会社自体も注目している。今回の審査で顧客に高く評価されると、今後の営業展開上も大きな意義があるからです。

責任者遁走?

2006年09月24日 | 審査・コンサル
今週の審査はちょっとした事件でした。昨年までこの会社の環境マネジメントシステムの運用を一手に切り盛りしていた環境管理責任者が数ヶ月前に、引継ぎも無く突然退社してしまっていました。後任の方は、一部門の推進者でしたが、全体の仕組みや文書・記録の在り処などについて未だ十分理解できていない状態での審査だったわけです。

この会社のISO14001は今年で5年目です。幸い、登録時とその後の2年間担当していたので相手の仕組みを良く知っているので、新任責任者の理解不足を補って無事審査を終了できました。

中小規模の組織でよく見かける例です。管理責任者一人だけがISOをよく理解していて、他の社員は管理責任者に寄りかかっているだけ、という場合です。企業規模が小さいとなかなか良い人材に恵まれないのも事実です。

今回の例では、審査が終わった後、管理責任者を経験できることで会社全体の仕組みを把握でき、マネジメント実務を経験することができ、今後のキャリアアップにどんなに有益かを説明し、励ましてきました。

次回の審査では、何処まで理解が進み、今回の指摘を受けてどの程度取り組みが進化しているか確認するのが楽しみです。

今週は今日出発し、月曜日から木曜日まで、福島、(東京)、静岡、掛川そして浜松へと移動しての連続出張です。

週間環境ニュース 060917-060922

2006年09月23日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(刊0922西日本23)日刊工業新聞は九州でのエコアクション21の認証登
録の状況を紹介,公共工事入札で加点など環境整備を自治体が急いでいるな
ど背景も

◎(刊0921表紙1)富士通研究所は車載向けの画像圧縮技術を開発,LANで
高速伝送が可能,1チップ化

●(刊0920環境15)リコーは複写機やプリンターなど約300種類の製品の
化学物質情報を製品使用済み後の適正処理のためウェブ上で公開,WEEE
に完全対応

○(経0920神奈川35)丸全昭和運輸は07年3月までに燃費効率をチェック
するデジタルタコグラフを全車両860台に導入,省エネ運転で1割費用削
減狙う,6割登載済み

◎(刊0920情報通信14)シャープは亀山工場で電力総使用量の3分の1を液
化天然ガス熱電併給システム,太陽光発電システム,燃料電池システムでま
かなう供給体制を整備した

◎(刊0920環境15)富士石油の袖ヶ浦製油所と住友化学の千葉工場は相互に
廃熱を供給し大幅な省エネを実現

○(経0919全面広告32)シャープはつぎはエコリューション,環境性能がビ
ジネスを動かす時代へと複写複合機の省スペースを全面広告<エコリューシ
ョンの説明なし>

○(経0919全面広告30)佐川急便はスーパーレールカーゴをJR貨物と共同開
発しモーダルシフトでトラック便を大幅削減と全面広告<スーパーレールカ
ーゴとは何が新規性か説明なし>

◎(刊0918自動車4)ガリバー・インターナショナルはハイブリッド車保有者
にアンケートを行った結果,次もハイブリッド車に乗りたいが86%,90
%が現状に満足(燃費や静粛性)など

お詫び:この記事の提供者が三週間前後入院療養するので、その間この記事を休みます。

上野原にて060921

2006年09月21日 | 旅先にて
今日と明日の二日間は上野原にて1.5人日の審査です。自宅から上野原までの移動時間は約3時間弱。このため、二日とも早朝に起き、3時間かけて通い9時スタートとするのはつらい。そこで、第1日目は自宅から通い、午前10時から17時まで審査し、上野原に一泊。そして、第2日目はホテルをユックリ出て午前9時から午後3時頃まで審査にあたる。

第1日の審査終了後、17時半にはホテルに入り、一息ついて6時過ぎにホテルを出て上野原市内で夕食処を探す。

甲州街道沿いにある水琴茶堂上野原店に入る。
この店のHPは、http://www.kikyouya.co.jp/cafe/suikinchadou/index.htm
水琴茶堂では化学調味料を一切使いません、といたっている。お米や塩などにもコダワリを持っているようだ。

今日は800円のオムレツを注文。半熟のオムレツの上に溜まり醤油をかけて食べる。なかなかの美味。ボリュームも十分。それに、食事をすると具沢山のけんちん汁がお代わり自由。更に、餡を作るときに出る「あずき茶」の無料サービスもある。

今夕はコスト、味そしてボリュームの三拍子そろった夕食に出会いました。

企業不祥事とISO14001(その2):審査登録機関の対応-1

2006年09月20日 | 審査・コンサル
企業不祥事を内部告発或いは新聞報道などで審査登録機関が知ったとき、審査登録機関は不祥事を起こした企業の登録の「一時停止」や「取消」をどのような手順で決めているのだろうか?

このことに関して、審査登録機関を認定している「(財)日本適合性認定協会」が品質審査登録機関に対して「JAB Notice N0.5」を2006年2月1日発行し、同年3月1日から適用するとしています。その主題は「組織による法的要求事項の違反と審査登録機関によるQMS審査について」となっている。

ここで、QMSとは品質マネジメントシステムのことであるが、このNoteceにある考え方はEMS、すなわち、環境マネジメントシステムにも適用可能である。

この序文前段でこの文書発行の背景を以下のように述べている。「最近、意図的な法令違反をした組織のQMSに登録を授与したQMS審査登録機関を始め、本協会に対しても多くの苦情、又は疑念が寄せられている。これらは、当該組織に登録を授与している審査登録機関ばかりでなく、適合性評価制度全体に対して疑念をもたらし、その信頼性の確保に重大な脅威となる。」後半はこの文書が発行されるまでの手順を述べているので省略する。

この文書の概要は次回触れることにするが、以下のWEB頁から誰でもダウンロード可能です。 
http://www.jab.or.jp/cgi-bin/bal/index_j.cgi

孫娘を訪問060919

2006年09月19日 | Granddaughter
今日はパパが出張のため寂しくなるので、オバアチャンとオジイチャンに一泊の招待を受けました。会社で審査員研修が4時に終わり次第、道すがらデパートで土産のバウムクーヘンを購入、5時頃には訪問できました。

ところが、これから保育園に迎えに行く母親と玄関でばったり会い、こちらが孫娘の帰りを自宅で待つ格好になりました。今回は一泊の予定できているので、早速普段着に着替え、家で待つのではなく近くまで迎えに行くことに。

駐輪場の近くでしばらく待つと、ママの自転車の前の荷台部分にあるハンドル付座席に乗って帰ってきました。今日は、視線が会うとすぐにニッコリしてくれました。なにしろ一昨日遊んだばかりですから。

以前に比べると随分と色々な食物を口にするようになってきました。一昨日のブドウの経験が効いてきたのか、「美味しいよ」といって食べて見せると、口にするようになってきました。その例がバター炒めのほうれん草です。

一時期、口にするものがかなり限られているように思えて心配していましたが、どうやら取り越し苦労だったようです。

今日の驚きはふたつ。一つは私が好きではない「モズク」を美味しいと言って盛んに食べたこと。二つ目は、オバアチャンのほうを向いて、何度もオジイチャンと呼び、目の前にいる私を横目で伺い、いかにも悪戯をしてみせること。保育園で、覚えてくるのでしょうか。何と成長の早いことでしょう。

孫娘との5時間

2006年09月17日 | Granddaughter
今日、娘一家が浦和伊勢丹での買い物の帰りに我が家に寄ってくれました。夕食を挟み、かれこれ5時間程いたでしょうか。孫娘は少しずつ言葉を話せるようになり、自己表現が次第に相手に伝わるようになってきたので、泣かなくなりました。

このところ、二週間と三週間の間隔で顔を合わせているので、孫娘は私の顔を覚えてくれているようです。今日も顔を合わせると、数秒間は照れていましたが、直ぐに笑顔を見せてくれるようになりました。

言葉も大分上手になってきた。主語と述語の組み合わせが増えてきて、例えば母親の姿が見えなくなると「ママが居ない」などと言ったり、「ブドー、おいしい、おいしい」などと言えるようになってきました。取り分け嬉しかったのは、私への呼びかけが「ジージ」から「おじいちゃん」に格上げになったことです。

家内については以前から「おばあちゃん」と言っていて私と差が有ったので、おそらく娘が気にして、このところ「ジージ」をやめて、「おじいちゃん」を刷り込んでくれていたのでしょう。今日は盛んに「おじいちゃん」を連呼してくれました。私も嬉しくてついつい「はーい」と答えていましたね。

今日は、仕事中の事務所にやってきて、私の膝に乗りキーボーやマウスをいじるようになりました。やれやれ、これからが心配です。

まだ生後1年10ヶ月弱ですが、毎日保育園で揉まれているのでしょう。結構たくましく、意思表示も明確になってきました。そればかりか、自分の家へ帰ると決まったときも、手の平を差し出し、「タッチ」をして別れの挨拶を爽やかにすることも出来ます。

今日は、写真のように三匹の縫ぐるみを乗せた愛用の椅子を、居間と事務所の端から端まで嬉々として押して運んでいました。

週間環境ニュース 060909-060916

2006年09月16日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経0916神奈川35)川崎市は幸区の市有地(三井軽金属のアルミサッシ加
工工場跡地)で基準を超える有害物質を検出,鉛が28.9倍,六価クロム
が12.2倍,盛土されている下

○(刊0915自動車6)ホンダはブラジルでバイオエタノール100%の自動車
を年内に発売

●(経0914企業13)日本経済新聞はアップルコンピュータが映画とゲームの
有料インターネット配信を米国内に向け開始したことを受けて,DVDの終
わりの始まりでは,ポストDVDのビジベスモデルをと

●(刊0914環境11)オストリッチダイヤ(三菱製紙系)はコアレスのインク
ジェットCAD用ロール紙を開発,ユーザーの要望強く,パッケージも改良
,芯の廃棄不要に

◎(環0913環境経営2)環境省は京都議定書の第1約束期間の日本の温室効果
ガス割当量を精査し,約59億トンと算出し国連の気候変動枠組み条約事務
局に報告,基準年と比較し04年度7.4%増

○(刊0913東日本34)東京都と東京都農林水産振興財団は屋上緑化用のマッ
ト植物,薄層コンテナ植物など軽量,薄層,早期緑化可能な植物を開発

◎(経0913金融7)金融審議会は公認会計士制度部会を開き監査法人の情報開
示制度について議論,<経営>情報開示すべきとの意見が相次いだ
<監査、審査、評価を業とする組織が自らの該当する情報を公開していない>

●(刊0912表紙1)経済産業省は07年度から2年間代替フロン削減投資の補
助金を3分の1から最高3分の2に引上げる,温暖化対策<遅れて対策に優
遇は不公平>

○(経0912企業13)アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)は11日設
立総会を開催,55社が参加,来年中にも化学物質管理の共通フォーマット
を作成し,5万社規模で本格採用目指す

◎(刊0912自動車5)ブリジストンは国内の生産系子会社18社の全42工場
で<ほぼ廃棄物>ゼロエミッションを達成<1%未満に高環境負荷廃棄物!
資源循環面では評価できるが環境負荷で問題>

●(経0909 夕刊13)横浜海上保安部は前田建設の横浜山の内作業所の統括
所長と副所長をマンション建設現場の浄化槽からし尿3トンを横浜港に流し
たとして不法投棄の疑いで逮捕した

◎(経0909経済5)日本経済新聞はエタノール混合ガソリンの規格化めぐり政
府と産業界で綱引きと,有害ガス排出懸念で政府化直接混合をと,石油業界
は添加物のための設備投資を嫌っている

◎(経0909企業12)富士ゼロックスはスターウエイと共同で,100回以上
再利用が可能な折畳み式梱包材と回収システムを開発,部品配送用段ボール
箱を順次切り替え

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加入しているNPO法人JEMASが配信する「EM新聞編」から先週の記事で気になる
ニュースを抜粋。独断のコメントを付加。なお、記事中の「刊」は日刊工業新聞、
「日経」は日経新聞、「環」は環境新聞の略。

企業不祥事とISO14001(その1)

2006年09月16日 | 審査・コンサル
このところ様々な企業不祥事が多発しており、ISOの信頼性が揺らぐような事件が多数発生している。審査業務を通じて、果たして発見できるのだろうか。或いは何がしか予防できるのだろうか?

ごく最近の悪質な事件では、例えば、

* 前田建設工業の社員2名が9月8日「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」違反により横浜海上保安部に逮捕されました。
  記事の例 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060908i217.htm

  なお、この会社のHPにある 06/08/08付けニュースリリースによれば、新潟市発注の下水管きょ工事などで、談合があり「建設業法に基づく営業停止処分」を受け、「役職員全員に対し法令遵守と企業倫理を徹底し、再発防止と社会的な信用回復に努力していく」と明言したばかりと判った。

  前田建設工業を認証登録しているISO9001、またはISO14001の審査機関のHPを見る限り、関連する情報が一切掲載されておらず、現時点ではなんらの結論も出していない様に見える。

* 神戸製鋼所(本社・神戸市)は6月7日、同社の2製鉄所で、国の環境基準を超えるばい煙のデータを改ざんして自治体に報告したことが5月に判明した。
  記事の例 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000137-kyodo-soci

  写真はこのHPに掲載されていたもので、「神戸製鋼所のばい煙データ改ざん問題で、兵庫県の井戸敏三知事に報告書を提出し謝罪する犬伏泰夫社長=6月22日午前、兵庫県庁」とあった。

  この事実に基づき、審査登録機関である日本検査キューエイ株式会社(JICQA)は,加古川製鉄所及び神戸製鉄所のISO 14001登録を一時停止したことをHPで公表している。JICQAとしては、昨年のJFEの事件(JFE千葉工場で排水データ改ざんと強アルカリの違法排水)でJFEを一時停止にした事件に続く大事件である。

  折を見て(その2)へ

審査資料と環境報告書

2006年09月13日 | 審査・コンサル
今月後半には、大手企業の審査が控えている。三人の審査員で三日間かけて審査します。この企業は、ISO14001の認証を取得して既に6年が経過し、これまで受けてきた審査機関から私が所属する審査機関に移行してきました。以前の審査機関よりも経営に役立つ審査が出来ると期待されています。

審査員が審査にかける実働時間は、現地での審査日数が1日だとすると、全体では事前準備に1日、審査後の報告書作成などの事後整理に0.5乃至1日架かるので計2.5日~3日かかります。従って、今回は各審査員が三日かけて審査するので、事前準備に3日程かけることになります。

既に凡そ200頁程度の審査資料と60頁の「2006年版環境報告書」が手元に届いています。最近は手元に届く紙の資料だけに止まりません。ホームページ上には前年度の環境報告書や事業報告書も公開されていますし、環境保全の具体的な取り組み等が公開されている。

HP上の資料まで目を通すことにすると、審査のために必要な最低限の文書と言う視点で見ると、明らかに情報過多です。ですが社長の考え方や社風の一端あるいは財務状況の概要を理解しておくことは大切なことです。

今回の顧客はISO14001を6年間も運用して環境改善の成果を挙げてきています。しかも審査機関を乗り換えているので、審査側としても適合性審査を超えて相手にとって経営上のメリットや仕組みの弱いところを指摘できるような審査を心掛けなければなりません。そのためには情報過多などと言っておられません。

それにしても、某大手審査機関から私が所属する審査機関に乗り換えられる顧客が少しずつ増えてきているのは嬉しい限りです。

マイ箸:その3(箸の重心)

2006年09月12日 | 温暖化/環境問題
9月10日のブログで「携帯箸 八四郎」を購入したこと、その長さが23.5㎝であることもお知らせしました。

自分に合った箸の長さを決める方法は、親指と人差し指を90度になるように開き、親指と人差し指の先端との間の長さの1.5倍と言われています。このルールに基づいて23.5㎝の携帯箸を購入しました。

帰宅後、じっくり手にしてみると写真にある箸のジョイント部が重心になっていて、この重心の位置が、指先よりも高い位置にあるため操作しにくいと分かりました。

そこで、再度「置地廣場」の売り場を訪ねました。「携帯箸 八四郎」は、23.5㎝のLと21.5㎝のMサイズがあるので、21.5㎝の箸との使い易さを比べてみました。21.5㎝の箸の場合は箸の重心が持ったときの指先の位置に来て操作しやすいことが判りました。

このため、お店にお願いして21.5㎝に交換してもらいました。どうやら「携帯箸 八四郎」は、ジョイント部の重量を加味して考えて、やや短めのMサイズがお勧めだと思います。

マイ箸:その2

2006年09月10日 | 温暖化/環境問題
9月4日のブログで「マイ箸」を購入予定と書きましたが、翌日、浦和伊勢丹に行ってみましたが生憎のことに置いていませんでした。専門店でなければ無理なのかもしれません。この種の専門店としては「LOFT」あたりが良いのかもしれません。

今日は川越でコンサルがあったので、午後の帰道、大宮の「LOFT」に寄ってみました。しかし、やはり置いていませんでしたが、その際、「コクーン新都心」のお店にあるかもしれない、との情報を得たので更に「さいたま新都心」へ足を伸ばすことに。

ようやく見つけました。「コクーン新都心」1Fの奥、紀伊国屋書店の少し手前にある和雑貨の「置地廣場」と言うお店で売っていました。「置地廣場」は和風生活雑貨の専門店で、箸、箸置の豊富な品揃えに特徴があるようです。

新都心店のHP(http://suzukiya-inc.jp/tenpo/senmonten/okichi47.html)には、「お箸は置地廣場一番の品揃え」を自慢していました。

そこで購入したのが、写真のマイ箸です。箸は、黒檀のけずりで、うるし塗り(23.5cm)です。それに持ち歩くための箸入れとして濃い泥染の布の入れ物を購入しました。箸を入れて包むと長さ15cm、幅5cm、厚み1.5cmの大きさになり、持ち運びに大変便利です。

割り箸を使用しない、無駄にしないためとは言え、締めて6,825円はちょっぴり高価です。単なる弁当箸の値段としてなら論外ですが、むしろ、これだけ奮発したならば、初心を忘れず常に携帯するはずだと思い奮発しました。

今後は、私が使うのを見て、仲間が少しずつ増えるのを期待しましょう。