ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

大林組はシドニーで世界最高の39階建ての木造ハイブリッド構造のビルを受注

2022年08月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20220821-20220827

●(刊8/26素材12) 三洋化成は生分解性と洗浄力を両立させた衣料用洗浄基材を開発、従来の4割程度の使用量でも高い洗浄力、ゲル化を克服
https://www.sanyo-chemical.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/08/k20220825.pdf

●(刊8/26素材12) 日本製紙は鎌倉の豊島屋と共同開発した鳩サブレーの一連の紙パッケージで22年日本パッケージングコンテストの日商会頭賞 (鳩サブレーは鎌倉銘菓)
https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2022/news220825005253.html

●(経8/26首都圏経済39) 東京海洋大学は閉鎖循環式の小型海水浄化システムを開発、ウィズアクアが市街地で養殖事業化、漁業権不要で災害に強いと (好気性脱窒で小型化、メンテ容易に)

◎(経8/25表紙1) 京都のフロスフィアは電気自動車の航続距離を1割延ばす酸化ガリウム半導体を年内に量産、電流など制御する電力素子 (三菱重工やデンソーが出資する京大発ベンチャー)

●(経8/25ビジネス13) 大林組はオーストラリアのシドニーで世界最高の39階建ての木造ハイブリッド構造のビルを受注、26年竣工予定、低炭素資材を使用

●(刊8/25素材13) 東レは植物キャッサバの非可食成分から微生物発酵でナイロン66の原料となるアジピン酸の合成技術を世界で初めて開発 (一酸化窒素の排出もゼロに)
https://www.toray.co.jp/news/details/20220817150637.html

●(環8/24環境広場6) 神戸酒心館はサステナブルな酒造りの一環として脱炭素を推進、世界初のカーボンゼロ日本酒を発売、ラベルレス、福寿 (10/20発売 720ml 1500円)

●(経8/24ビジネス14) パナソニックHDは低炭素につながる特許を無償開放する国際的枠組みLCCPに参画、日本企業で初、人工光合成など19件

◎(経8/24ビジネス15) 東洋製缶GHDはイベント会場などで使う使い捨ての樹脂製品代替にリサクル可能なアルミ製カップを発売、製造時も環境配慮

◎(刊8/24建設19) 大林組はGELと共同でハイブリッド木造と鉄骨造をその場で比較できるアプリを開発、二酸化炭素削減量やコスト、イメージ
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20220824_1.html

◎(刊8/23建設14) 大建工業は23年度にも建築解体現場での廃材の再資源化に着手、畳や保護材に使われている木質繊維板、チップ調達難に備え (木材チップはバイオマス原料で、取り合いに)

首相は次世代型原子力発電所の開発・建設の検討を指示

2022年08月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20220821-20220827

●(経8/26夕刊表紙1) 米カルフォルニア州の環境当局は電気自動車と一部のプラグインハイブリッド車以外は35年にも販売禁止とする新たな規制案

◎(経8/26表紙1) 日本経済新聞はグリーンバブル特集で炭素クレジットが投機資金にと本来の目的からの解離を危惧、仮想通貨への転換活発化

◎(刊8/26SDGs5) 電通はカーボンニュートラルに関する生活者調査の結果、名前だけは知っているが41%、内容も知っているは19%の結果

◎(経8/26金融経済9) 英フィナンシャルタイムズは英政府が金融機関や企業による脱炭素移行計画推進のための基準作りで詳細計画の開示義務化へと

◎(環8/24表紙1) 経済産業省は既存の再生可能エネルギーの有効活用で張り替え促進へルール見直しへ方針案、小規模太陽光の集約化も

●(経8/24夕刊表紙1) 首相は次世代型原子力発電所の開発・建設の検討を指示、既存の原発で最大17基を来夏以降再稼働させ、稼働期間の延長も検討 (17基は安全審査合格しているが4基は安全対策工事中、3基は地元の合意が未だない)

●(刊8/24総合3) 環境省と経済産業省は20年度に小型家電リサイクル法施行以来最多の10万トン強を回収、19年度比3.7%増、再資源化量も増大

●(経8/23表紙1) 日野自動車は小型トラックでもエンジン性能試験で不正があったと公表、19年以降に販売した7万6千台が対象、略全量出荷停止 (不正発覚3回目)

◎(経8/23アジアBIZ12) 日本経済新聞は太陽光発電装置で世界市場の8割を生産する中国で高効率のn型セルの量産で増産が加熱し規模拡大、淘汰もと

◎(刊6/22機械9) エアロセンスはマレーシアのサンウエイ大などと共同で同国サラワク州でドローンによるマングローブ広域観察の実証実験

横浜の大川印刷は印刷工程の二酸化炭素排出ゼロ化へ

2022年08月20日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20220814-20220820

◎(経8/20首都圏経済31) 京浜急行はマイカーで移動した場合の温暖化ガス排出量を観光型移動サービスサイトに搭載へ、横浜銀行などでも可視化拡大 (見えるかは入口、削減が本命)

●(刊8/19SDGs6) プロント(飲食)は従業員の人材教育の一環として子どもエコクラブと環境活動、体験でSDGsを自分事化し意識向上に最適と

●(刊8/18表紙1) リコーはCPUなど付加価値が高い半導体や電子部品を再利用したA3複合機の新製品販売を検討、供給網リスク回避

●(経8/18ビジネス12) 京都のTANAXは商品や割れ物のラッピング用に紙製エア緩衝材を8月にも発売、独フローターの専用機械も販売、FSC紙

◎(経8/18ビジネス13) 任天堂は8月生産分から主力ゲーム機の外箱を2割小さくする、輸送効率を9%改善

◎(刊8/18素材15) 三菱マテリアルは廃エアコン室外機のコンプレッサーを自動回収する装置を開発、労働環境改善と省力化

◎(環8/17環境経営3) 武蔵野大学は国内で初めてとなるサステナビリティ学科を工学部に来年4月開設、ソーシャルデザインと環境エンジニアリング

◎(刊8/16総合3) 伊藤忠商事は出資先の豪ミネラルカーボネーションの炭酸ガス固定化炭酸塩の活用のため大成建設と協業、コンクリートで活用

●(刊8/15表紙1) 日刊工業新聞は王子製紙が開発した共通文庫用紙の採用が拡大と、22年初に角川、河出、筑摩、中公新社、さらにPHPなどに (岩波と新潮の大手2社は不明)<用紙確保と調達価格の安定化が狙い>

◎(刊8/15表紙1) 横浜の大川印刷は東京インキから二酸化炭素排出ゼロ化したインキの調達を開始、カーボンオフセットを活用、印刷工程0化済

欧州の記録的猛暑がエネ需給ひっ迫に拍車と、ドイツでライン川水位低下し輸送難、フランスで原発冷却出来ず

2022年08月20日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20220814-20220820

◎(刊8/19総合5) 日刊工業新聞は大手商社がサーモンの陸上養殖で持続可能な食を追求と、閉鎖循環方式の開発やふ化出荷一貫体制、飼育最適化

◎(経8/19国際13) 日本経済新聞は中欧ハンガリーで政府が燃料まき確保のため導入した森林保護の規制緩和に抗議するデモが断続的に発生

●(経8/19ビジネス15) 日本製鉄は東日本製鉄所君津地区から有害物質シアンなどが流出した問題で過去の水質測定データに不適切な扱いと発表 (再測定や測定値の選別など)
https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20220818_200.pdf

●(環8/17脱炭素2) 政府は森林クレジット創出拡大を図るためJクレジットにおける森林管理プロジェクト制度を改正・施行、算定方法や期間変更 (認証期間最大16年間)

●(経8/16国際12) 日本経済新聞は欧州の記録的猛暑がエネ需給ひっ迫に拍車と、ドイツでライン川水位低下し輸送難、フランスで原発冷却出来ず

◎(刊8/15総合2) 経済産業省は安全性を高めた次世代原子炉の実用化に向け炉型毎の工程表案を策定し実用化に向け地ならし開始 (原子力基本方針の変更や世論の理解など基本が置き去り)

●(経8/15夕刊社会9) 岐阜県高山市は同市久々野のし尿処理施設から消毒剤の次亜塩素酸ソーダが周辺の飛騨川に流出と発表、アユ約千匹死、調査中 <市のHPでは非公開?>

◎(経8/15夕刊社会9) 環境省は動物園で飼育していた特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ22羽を中央アルプス駒ヶ岳で放鳥、野生復帰初
https://chubu.env.go.jp/shinetsu/content/900117865.jpg

●(経8/14総合3) 米議会下院は気候変動対策を盛り込んだ歳出・歳入法案を可決、再生可能エネルギーへの移行加速など57兆円規模、成立へ (IT大手課税を財源に、わが国の場合はいかがでしょう)

ソニーグループは取引先の温暖化ガス削減計画を検証する活動を開始

2022年08月13日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20220807-20220813

◎(経8/13アジアBiz12) 伊藤忠商事と大成建設は二酸化炭素吸収コンクリート事業で協業、伊藤忠が出資の豪MCiの炭酸カルシウムを今秋にも供給

●(刊8/12生活11) J-オイルミルズと東北大学の研究グループは食用油脂の酸価が無加水条件下の熱酸化で上昇することを証明、管理や改善に道 (酸価;植物油の劣化指標)
https://www.j-oil.com/press/article/220729_003399.html

●(刊8/11環境11) 商船三井は伸縮可能な硬翼帆により風を推進力に変える推進装置を搭載した2隻目のバラ積み船を建造し24年竣工、省エネ2割
https://www.mol.co.jp/pr/2022/22093.html

◎(刊8/11環境11) NIPPON EXPRESS HDはイタリアのベネチアで取り外し可能な水素エンジンを搭載したボートで輸送サービスを開始、店舗へ配送 (2隻)
https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2022/20220805-1.html

●(刊8/10建設11) 清水建設はバイオ炭を混入することで二酸化炭素を固定する環境配慮型コンクリートを開発、低炭素セメント併用でカーボンネガティブを実現
https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022030.html

●(刊8/10西日本27) 福井の永平寺サイジングは多層構造織物を採用し、洗ってまた使える旅客用シートクッションを横浜ホームラバーと共同開発 (ウレタンは洗濯が難しい)

◎(刊8/9環境11) 栗田工業は排水処理の沈殿処理工程を自動監視するシステムを開発、提供開始、超音波センサーで自動連続解析し異常判定
https://www.kurita.co.jp/aboutus/press220804.html

●(経8/9ビジネステック14) 日本経済新聞はスマートフォンの価格高騰や環境意識の高まりから買い替えから修理へメーカーがビジネスモデル転換と

◎(経8/9ビジネス15) 丸紅は農地に二酸化炭素を固定して創出したカーボン削減量を販売する事業を開始、バイオ炭を撒き農地の土壌改良にも

●(経8/7総合7) ソニーグループは専門部隊が取引先の温暖化ガス削減計画を検証する活動を開始、まずは国内の数社から、改善ノウハウ提供も

日経は風力発電設備の保守点検技術者の人材不足が深刻化と

2022年08月13日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20220807-20220813

◎(刊8/12表紙1) 日本化学工業協会は会員と連携し廃プラの高品質再生のための新たな認証制度を策定へ、中小企業も利用容易で方式多様に <今頃? 実効性は?>

●(刊8/12総合2) 経済産業省は液化天然ガスの調達環境不透明を受け、節ガス制度を検討中、現在電力の節電要請のような制度なく、万一に備え

◎(刊8/12SDGs5) 日刊工業新聞は東京五輪・パラリンピックの環境対策のレガシーを紹介、再生エネ100%、カーボンリサイクル率99%など (コスト・パフォーマンス不明)

◎(経8/12国際6) 日本経済新聞は欧州各国がロシアによる天然ガス供給減少対応を急ぐと、スペインは冷房設定27度以上の規制、仏は石炭発電等 (冷房設定が27度とは驚き!)

◎(経8/11アジア12) 日本経済新聞は再生可能エネルギー普及のカギを握る発電施設向け蓄電池分野で日中の2大メーカー競うと、住友電工と大連融

◎(経8/10表紙1) 岸田首相は環境大臣を更迭し宮城県選出の西村明宏衆議院議員を任命した、初入閣、62歳 (前任者の業績は何だったのでしょうか)

◎(経8/10経済政策5) 経済産業省の審議会は高速炉など次世代原子力発電所の技術開発に関する工程表をまとめた、30年代商業運転開始と明記 (審議会;総合資源エネルギー調査会の電力・ガス事業分科会の原子力小委員会?)(財政難の中、画餅の恐れ大、過去もそうでした)

◎(刊8/10最裏面28) 日刊工業新聞は深層断面欄で、エアコンの省エネが電気代値上げで注目高まり、エアコンメーカー各社技術開発に注力と

●(経8/7総合2) 日本経済新聞は風力発電設備の保守点検技術者の人材不足が深刻化と、ウィンドパワーGは茨城で国際認証施設設け養成急ぐ (国内で製造撤廃で人材少なく)

パナソニックは家電用大型電子部品を融点139℃の低温ハンダで実装

2022年08月06日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20220731-20220806

◎(刊8/5表紙1) 名古屋のTOWINGは植物性廃棄物を炭化、土壌のほぼ全量を有機肥料混合土壌で代替、炭化物の7割が100年残留
参考:https://towing.co.jp

◎(経8/4ビジネス15) 次世代自動車振興センターは予算消化が早く今年度のEV補助金が10月末にも終了の見込みと、日産と三菱の軽EVの販売好調 (追加予算を組まないのかな)

●(刊8/4環境15) 三井住友海上火災保険は自然資本・生物多様性の保全・回復に必要となる費用などを補償する保険商品4点を発売、汚染回復等

◎(刊8/3表紙1) 日立造船は一般廃棄物を炭化させ水素など可燃性ガスを取り出す廃棄物処理システムを23年度にも事業化、大阪での実証で成果

●(刊8/3環境13) パナソニックは白物家電に使う大型電子部品を融点139℃の低温ハンダで実装する技術を確立、同工程の電力消費量を3割削減
https://holdings.panasonic/jp/corporate/technology/awards/list/2016/64th_ohm.html

◎(刊8/3金融17) 東京海上HDと東京海上日動火災保険は28年度に竣工予定の新本店ビルが世界最大規模の木材使用量になる見通し、地上20階建
https://www.tokiomarinehd.com/release_topics/release/l6guv3000000frg1-att/20220801_j.pdf

●(刊8/2素材11) 花王はトナー事業で定着温度を従来比40℃以上低減し100℃以下にできる超低温定着トナーを23年度にも市場投入、CO2を4割減

◎(経8/2首都圏経済31) 神奈川の小田原地魚大作戦協議会は市場に流通しにくいボラやシイラなど調理し商品化、規格外野菜の商品化の動き首都圏で

◎(刊8/1モノづくり7) 大阪ガスはバイオ発酵技術を使い生成したメタンと二酸化炭素の混合ガスに水素を加え気中二酸化炭素をメタンにし脱炭素化へ (都市ガスに将来はあるのかが問われています)

●(経7/31総合7) 日本ペイントは微細プラスチックを出さず有害化学物質も含まない船底塗料を開発、表面平滑化で燃費も8%以上改善、28年実装

日野自動車は2003年以前から排気性能を国に虚偽報告、対象車両は2009年以降で56万台以上

2022年08月06日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20220731-20220806

◎(経8/6総合4) 内閣府は環境対策を考慮した国内総生産を発表、1995から2020年までの期間のGDPが実際より0.47P押上げ、環境改善分加味 (算出方式は国際標準なのでしょうか)

◎(経8/6ビジネス12) 米再生可能燃料協会はバイオエタノールの国内需要を30年までに倍増させるとの日米合意に基づき原料確保と対日輸出に意欲 (主原料はトウモロコシや大豆など)

●(経8/5経済政策5) 日本経済新聞はポリシーフォーカス欄で働く人の7割が車通勤のドイツの政府が月額約1200円の電車やバス乗り放題券で脱炭素 (インフレ対策と脱炭素両立狙う)

●(刊8/5SDGs5) 日本冷媒環境保全機構は、モントリオール議定書の規制、キガリ改正で24年以降代替フロン4割削減義務付け、冷媒ショックと (重大な経営リスクに多くの経営者が認識していません.HFCも規制対象に)

◎(経8/5グローバル市場9) 日本経済新聞は世界中の原子力発電関連企業に資金需要と、エネルギー安保と脱炭素で評価、投資家はリスク巡り温度差とも (リスクは核廃棄物や戦争標的)

◎(経8/4夕刊社会11) 鹿児島県奄美大島の瀬戸内町は特定外来生物の水草オオフサモをほぼ根絶と、地域住民による手作業と重機使い、残り10個所と (瀬戸内町4;奄美大島南端)

●(経8/3総合3) 日野自動車は2003年以前からエンジンの排気性能を国土交通省に虚偽報告していたと公表、対象車両は2009年以降で56万台以上 (三菱自動車を他山の石とせず)

◎(経8/3経済政策5) 福島県大熊・双葉両町は東京電力福島第1原子力発電所の処理水の放出設備等の着工を了承、安全上問題なし、風評対策が課題

●(経8/2表紙1) 日本経済新聞はエネルギー価格の高騰など経済の混乱を回避しながら脱炭素社会を目指す取り組み始まると、政府8業種工程表

●(経7/31総合5) 日本経済新聞は気候変動の深刻さを受け猛暑や水不足で世界的に火力や原子力の発電所が夏バテを懸念、電力逼迫のリスク大と