ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

アイドリングストップと熱中症

2008年07月31日 | 審査・コンサル
最近の夏は猛暑が続き熱中症になる方が増えています。先日、中堅の運送会社での審査の折に、ドライバーが熱中症に罹る懸念に関して話題になりました。

ISO14001の認証を取得している運送会社では、トラックのドライバーに「アイドリングストップ」運動の徹底を呼びかけ、ガソリンや軽油などの資源使用量の削減に取組んでいます。

しかし、配送先がエアコンの効いたドライバー用休憩室を駐車場のそばに設置してくれている例は余り多くありません。多くの場合、ドライバーは昼の休憩時間帯にはアイドリングストップとしてエンジンを停めカーエアコンを使用できない状態にして、コンクリートからの照り返しも強い駐車場において、猛暑の中で休憩を取るという状況になっています。

最悪はエアコンを付けているトラックに挟まれたときです。両側のトラックのエンジンから放出される熱のため一層暑くなります。

だからと言って、「気温が35度を越えたらエアコンを使用して良い」とルールを後戻りすれば、折角浸透したアイドリングストップの意識が薄れてしまう懸念があります。経営者としては悩ましい限りですので、会社はドライバーさんへの熱中症予防対策を急ぎ検討することになりました。

当方でも、参考までにNETで調べて見たところいろいろあるようです。
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kobaya/coolbit_06/coolbit_workers.htm

(1) 冷蔵庫で冷やした保冷剤を背中に当てる「冷タスキ」
(2) 首に巻く「冷タオル」等

温暖化の進行が、結局、会社に新な出費を求め、ドライバーにとっては狭い運転席に新たにクールボックスを持ち込むなどマイナス要因が増すことになりそうです。
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JVETS 第4期検証業務動き出す

2008年07月28日 | 審査・コンサル
JVETSとは、自主参加型国内排出量取引制度の略であり、温室効果ガスの費用効率的かつ確実な削減と、国内排出量取引制度に関する知見・経験の蓄積を目的として、2005年度から環境省が開始したものです

本年2月下旬からの公募に応募した事業者から、第4期(2008年度開始)目標保有参加者の73案件が決定した。
これらの事業者は、一定量のCO2排出削減を約束した上で、この制度に自主的に参加し積極的にCO2排出削減実施に取り組むものであり、その取組は他のモデルともなる先進的なものです。
 
詳細は、
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9705


温室効果ガスの排出削減に自主的・積極的に取り組もうとする事業者に対し、一定量の排出削減約束と引換えに、省エネルギー等によるCO2排出抑制設備の整備に対する補助金を交付することにより支援します(タイプA)。

設備補助を受けることなく自主的に排出削減を行う参加方法(タイプB)を昨年の第3期から設けました。

また、今回の第4期からは、これまでの単独・事業場(単独参加者)だけでなく、複数の工場・事業場をまとめたグループ単位でもグループ参加者として新たに参加できるようになりました。

参加事業者による検証機関の指名も終わり、事業者の排出サイトの見学などの事前訪問、その後の検証計画作成、現地検証などを経て10月に算定計画書の検証が終了する予定です。

このため、8月中旬から9月に掛けてISO14001,9001の審査に加えて、温室効果ガス排出量検証業務も加わることになりました。
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注目ニュース 080720-080726

2008年07月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(刊7/25科学技術31)大阪大学と米オハイオ州立大学やカルフォルニア工科大学の研究グループは共同で性能2倍の熱電変換材料を開発,廃熱回収へ(性能指数1.5以上)http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620080725167eaal.html

●(刊7/24建設20) 大林組は霧の粒径を半分にした噴霧式冷房システムを東京赤坂の複合施設赤坂サカスに設置,結露なし,低消費電力

●(刊7/24科学技術26)水産総合研究センター養殖研究所の研究グループは完全養殖のウナギから仔魚の誕生にめど,現状は天然ウナギから育成

○(経7/24首都圏33)箱根スマイル検討委員会は昨年度に続き拠点を5か所に増やし自転車のパーク&ライドの効果を検証実験,11月末まで

◇(刊7/24機械7)(大阪の)福島工業は二酸化炭素排出枠付き業務用冷凍冷蔵庫を期間限定で発売,CDM事業の枠を取得,顧客は間接参加と(このような商売は邪道では,まず自社で温暖化ガス排出削減の実績をあげるべき)

◎(経7/23環境13)前川製作所はラオスのラオブルワリーに各種省エネ装置の導入支援,途上国のCDM事業をさらに強化(排出権を購入するなどの仮想対策でない実効を評価すべき)

◎(環7/23表紙1)再生カートリッジ専門メーカーはエコマーク取得のカートリッジに付属のICチップの情報量が増加し書換困難で再生できずと(排他的設計は公正取引問題となるのか)

○(経7/23環境13)日本製紙連合会は環境自主行動計画の07年度実績を発表,化石エネルギーを20%強削減,排出原単位で17%減(総排出量の推移は不明)

◎(刊7/22表紙1)さいたま市のクリーンシステムは埼玉りそな銀行を通じて温暖化ガス排出枠1000トン分購入,排出権付き収集サービス検討(メディアは仮想温暖化事業をなぜ一面に掲載するのか)<以後自らの実効性を伴わないこの種の記事は掲載しない>

◎(経7/22経済3)国土交通省の国土交通政策研究所は消費者の意識調査で二酸化炭素排出量表示商品を価格が高くても買うと3分の2,5%高買

◎(刊7/22エレクトロニクス5)エルピーダメモリーは1Gの低消費電力・高速動作DDR3SDRAMを製品化,回路線幅65nm,動作電流35%減

●(経7/20社会34)東京工業大学,中国の復旦大学,加のマギル大学の研究グループは光で駆動する小型モータを開発,紫外光で縮む高分子膜利用
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環境ニュース 080720-080726

2008年07月26日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経7/26表紙) 日本経済新聞は主要255社の研究開発活動に関する調査の結果,注力分野の1位が省エネ技術,2位がナノテク,3位新エネ

◎(刊7/24自動車5) トヨタレンタリース横浜は燃料代の一部をキャッシュバックするキャンペーンを実施(温暖化やエネ資源対策に逆らう事業では)

◎(経7/23環境13) 環境省は09年度の重点施策の骨子を自民党に提示,循環型社会形成で地域循環圏構築支援や環境ラベルの信頼性確保など(特定政党に提示とは,国民に提示が筋では)

◎(刊7/22表紙1) 日刊工業新聞は企業236社に研究開発に関するアンケート調査を実施,環境とエネルギー分野への傾斜が目立ったと

◎(経7/20経済3) 農林水産省は耕作放棄地の解消に向けて実態調査へ,耕作可能,基盤整備要す,復元不可能に分類し地図化

◎(環7/16特集企画4) 環境新聞社は環境ISO認証取得企業にアンケート調査,国内排出量取引制度や長期削減目標の妥当性について半数は分からず

◎(環7/16土壌9) 東京地裁はセイコーエプソンが王子製紙から購入した汚染土地の土壌対策費約6億円を支払うよう王子製紙に命ずる判決

○(刊7/24環境14) 富士通は20年にで現在比年間3千万トンの二酸化炭素排出量を削減する中期環境ビジョンを策定(排出量不明で削減量を示されても評価困難,顧客の成果も織り込めば他社だってまけない,こんな誇大宣伝してよいのか,セクター積算で二重計上に)

○(経7/22特集13) 日本経済新聞は空前の原油高で代替資源の開発に弾み,オイルサンド,オイルシェール,メタンハイドレートなど採算圏へ

○(経7/20企業5) 東京ガスや大阪ガスなどガス事業者はリンナイなど機器メーカーと共同で二重熱交換器などで給湯器を15年めどに省エネ化(13%改善)

○(環7/16土壌9) 仙台市は地下鉄建設予定地で自然由来の重金属が環境基準を超える土壌を発見し公表した,10倍のカドミウム,規制外だが

◇(経7/21国際7) 中国の北京市は車両ナンバープレートによる奇偶数規制を開始,大気汚染解消狙い9月20日まで(期間限定では市民がかわいそう)

高山にて
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ローマ人の物語:「終わりの始まり」へ

2008年07月24日 | お楽しみ
単行本では15巻の中の第11巻、文庫本では第29~31巻にあたります。

紀元2世紀、五賢帝最後の哲人賢帝マルクス・アウレリウスは、ユリウス・カエサルを祖とする歴代の皇帝たちが築き上げた広大なローマ帝国の平和と安定の維持に取り組む。
しかし、その治世は飢饉、疫病、蛮族の流入など度重なる危機に見舞われる。

その時代までにローマ帝国は、帝国内に張り巡らされた街道網、水道網、港湾、公共浴場、コロッセウムなどのハードなインフラ。安全保障、確実な食糧確保、税制、郵便制度、医療、教育などのソフトなインフラが整い、人類史上最も幸せな時代だったのではないかとも言われる。

しかし、マリウス・アウレリウスの死後、帝位に付いた無能で無責任な息子コモドゥス移行、帝国は衰亡の坂を転げ落ちてゆくという。

歴史物語では、成功の話は興味が尽きない様ざまな角度から語られるが、衰亡の歴史は多くを語られない。しかし、時代が異なるにせよ、衰亡の歴史を知っておくことは大切である。ローマ帝国の多くのよさを引き継ぐことが少なかったキリスト教とのかかわりを含め、是非知っておきたいところです。

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PCM録音も音質向上して復刻

2008年07月22日 | お楽しみ
今年は5月と6月がそれほど忙しくなかった。その反面7月、8月はとても多忙です。どうやら株主総会までの時期はコンサルや審査を避ける傾向が一段と強くなっているようです。

しかし、忙中閑有り。三連休の土曜と日曜日に仕事に何とか一区切りを付け、月曜日は図書館へ出掛けCD5枚を返却し、新たに5枚借りてきました。

そのうちの1枚が右の写真です。曲はモーツァルト作曲の交響曲第40番/第41番。ラファエル・クーベリックがバイエルン放送交響楽団を指揮した1980年の録音です。2005年5月に「High Clear Digital」処理により復刻発売されました。デジタル信号の波形を正確に整えることで、音の透明感が増し、音の緻密さが増すことで演奏の微妙なニュアンスまではっきり再現できると説明されています。

左の写真は「High Clear Digital」処理が登場する前の、同じ音源によるCDです。購入時期を正確に覚えていないが、多分1990年前後に購入したと思います。

聴き比べると確かに波形を整える処理をしたマスタから作成したCDは音の分離、透明性、奥行き感など一味異なります。いままで大切に保管していたCDが、その後登場した技術でより美しくなってCDに比べて、色褪せて見えるのはやや複雑な気持ちですが、美しくなって再登場するのを拒む理由はありません。

それどころか、1960年から1970年代のアナログ録音の名演奏が、スーパーオーディオCD用のアナログ音声をデジタル信号化する際の方式(DSD方式)を用いて、あたかも最近の録音であるかのような美しさで楽しめるのも驚きです。最晩年のワルターによるモーツアルトやベートーヴェンの交響曲の名演を楽しめるようになったことはことのほか幸いです。

iPodに入れて持ち歩く名演奏のストックが大分増えてきました。
注:DSDについては以下を参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Direct_Stream_Digital
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注目ニュース 080713-080719

2008年07月20日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経7/19企業13)東芝は次世代のシステムLSIに線幅40nm技術を採用へ,10月に量産開始,一足とび(半導体の微細化は省エネと省資源など製品とプロセスの環境負荷を同時に改善)

◎(経7/19企業12)ヤマダ電機は群馬県高崎の新本社で使う電力の全量をフリーン電力に切り替えた,サミットエナジーから購入

◎(刊7/18素材13)住友スリーエムは自動車の窓ガラス向け断熱フィルムを発売,赤外線を67%,紫外線を99%遮断,可視光透過率89%

◎(刊7/18エレクトロニクス9)長野日本無線は電力消費量を2割削減したバッテリー式フォークリフト用充電器を発売,充電制御でバッテリーも寿命2割向上

◎(刊7/18自動車4)埼玉県熊谷のリードは自動車樹脂部品のロボット塗装ラインを見直し,塗料噴射幅を部品サイズに応じて変更し,使用量3割減

◎(経7/18企業9)三菱化学はナフサ由来の生分解性プラスチックをイモなどの糖分から製造へ,原油高騰で競争力,将来は稲わらなど非食料活用

◎(経7/17総合3)日本経済新聞は三菱地所や森ビルなど不動産大手が新築オフィスビルの二酸化炭素排出削減に本格化と屋上緑化など事例紹介

●(刊7/17科学技術25)産業技術総合研究所はエネルギー変換効率17.7%の銅インジウム系のフレキシブルCIGS薄膜太陽電池を開発<CIGSとはCu(In,Ga)Se2、数µm以下でも光を十分吸収、変換効率が高く、経年劣化が少ないと言う>

◎(刊7/17科学技術25)近畿大学は実用大型鋳造炉でバイオコークスを11.4%石炭から代替に成功,問題なく<バイオコークス:飲料工場から大量に排出・廃棄されている「茶かす」などの植物由来廃棄物から製造>

○(経7/16全面広告32)富士ゼロックスはドライアイスで洗えばリユースされる部品は新品になると全面広告(ドライアイス(固体二酸化炭素)洗浄は古典的技術、二酸化炭素を排出してしまう側面あり)

◎(刊7/16科学技術21)ファインセラミックスセンターと関西電力の研究グループは固体電解質型燃料電池の出力を20%向上に成功,新電極材を開発

◎(経7/13視点9)日本経済新聞はエコノ探偵団欄で冷凍食品の小型化は値上げかと実態を調査し紹介,冷蔵倉庫不足で省スペース化,簡易包装化
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環境ニュース 080713-080719

2008年07月19日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経7/19企業11)電気事業連合会は6月の販売電力量が前年同月比で2.2%増の259.76億kW時,過去最高(速報)(我々の社会的責任行使不十分なのは明らか)

◎(経7/19経済5)政府は温暖化防止行動計画案を作成,2020年までに二酸化炭素の地下貯留技術を実用化など,下旬に閣議決定

○(経7/19企業13)電気事業連合会は電力業界全体の太陽光発電所の導入計画を年内にまとめる

○(経7/19企業13)三洋電機は欧州で太陽電池事業を拡大,国内とハンガリーの拠点の供給体制を強化,シャープもエネルと提携

○(経7/18企業11)三菱商事はポーランドで温暖化ガス排出枠取得事業開始,亜硝酸窒素の分解,取得枠を日本企業に販売(販売でなく政府に無償譲渡を望む,でなければ志が低い商売)

●(経7/17夕刊総合2)京都大学の松岡譲教授は50年までに温暖化ガス排出量半減のためには,一人当たり排出量平等原則で日本は90年比85%減(米国は89%減,中国は34%減,西欧74%減)

◎(刊7/17自動車4)日本自動車部品工業会は二酸化炭素排出枠取引のガイドライン策定へ,09年度にも運営,排出枠に頼る必要がある実態から(システムの範囲が不明,部品工業会内部での取引なのかで評価が変わる)

○(経7/17夕刊総合3)日本経済新聞は英ファンボロー航空ショーでボーイングが緑藻による燃料,エアバスが燃料電池搭載など開発戦略動向を紹介

●(刊7/16環境12)中部電力は熊谷組,信州大学と共同で防音対策工事の効果をシミュレーションし,耳で体感できるシステムを開発,音カメラで

●(経7/16首都圏33)神奈川県などは藤沢の六会コンクリートがJIS規格外の溶融スラグ(産廃)混入問題で強度基準の明確化を国交省に要請(コンクリート使用建物でひびなどのトラブル)

◎(経7/16企業9)国連の気候変動に関する政府間パネルは最新の報告書で今世紀末の気温が1.1-6.4度高くなり寒暖が目立つ気象変化と

◎(経7/12夕刊総合2)米政府は政府レベルでの温暖化排出規制を促した連邦最高裁の判決に対し経済的に大きな負担と表明,事実上の拒否(最高裁判断を拒否とは絶句)
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伊勢神宮へ

2008年07月17日 | 旅先にて
17日の四日市でのコンサルに先立って、前日の午後から伊勢神宮を訪れました。20年ごとに式年遷宮をすることで絶えず再生され守られて生きた日本人の心のふるさととも言える神宮、そして樹齢500年をはるかに超える杉や檜などからなる荘厳で、佇んでいると畏敬の念さえ覚えてくる懐の深い森。かねてより一度訪れたいと思っていました。

人口が凡そ3000万人程の江戸時代に年間500万人がお伊勢参りをしていた記録が残っているともいわれ、昔から一生に一度はお参りしたいと皆が願っていたのですね。

名古屋から近鉄特急を利用し、正午近くに伊勢市に着きました。その後のスケジュールは下記のHPに掲載されている「お伊勢さんの歩き方」から「半日で行く伊勢神宮」を参考にして、外宮から内宮へ回りました。

日差しの強い一際蒸し暑い日でしたが、背の高い木々の森で日がさえぎられ、宮の参道などでは厚さを感じることもなく、それだけで森の有難さを感じます。

日本人の自然との接し方、森の管理のあり方についての考え方の原点がここ伊勢神宮にあります。それは文化の原点でもあり、心のありようの原点でもあるようであるように思えました。また機会を作って訪れたいと思います。

伊勢神宮については、HPで「歩き方」、「式年遷宮」等詳しく紹介されています。
是非ご参照ください。
http://www.isejingu.or.jp/


日本は幸いなことに現在でも国土の約70%が森林で覆われています。それは、歴代の天皇やリーダーが森を守るということに最高の価値を置いてきたからであり、ヤギや羊という家畜の放牧を7世紀の段階で止めたためといわれています。

5年後の平成25年に予定されている第62回の式年遷宮の準備が一部で始まっているように見えました。式年遷宮は、西暦685年に天武天皇が制を定め、それ以来20年ごとに同じ社殿を建て替え、世代交代と再生の喜びを分かち合ってきたのです。
また宮大工の技術伝承を確実にするうえでも20年と言う期間が適切だったのでしょう。

これらについては、YouTubeのHPで国際日本文化研究センター教授の安田喜憲氏(環境考古学の祖というる人物)が解説しています。参考になるでしょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=1dOoMf2AeEk


URLをクリックし、表示された画面の検索欄に「神宮の森に学ぶ」と入力し,表示される画面をクリックすると動画が開始されます。

16日、コンサル終了後の帰路の新幹線車中で原稿を一部作成したものの、多忙のため延び延びになり、18日になって、17日に遡ってブログにアップしています。
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ISO審査員の世代交代による審査の質の低下

2008年07月14日 | 審査・コンサル
先日、コンサル顧客から審査員に付いて電話とメールで苦情とも言える相談が来ました。サーベイランス審査に来た新しい審査員は、①納得行かない指摘をする、②文書をチェックするだけで現場へは行かず、③当然社員にインタビューもしない、④ファイル内の資料を探すだけで直ぐイライラした態度を示す、⑤管理責任者には腰が低いが、女性社員には横柄な態度を示す、等、等。
納得行かない指摘には頑としてサインしなかったと憤慨していました。

最近、この種の話をしばしば聞くようになり、審査員の世代交代と、それに伴う審査の質の低下を懸念しています。

ISO9001:1987が発行した時期は、日本では鉄鋼不況の只中にあり、ISOという新しい世界に鉄鋼を中心とする業界から多くの優秀な人材が移ってきました。その後、ISO14001:1996が発行する頃は、90年以降の電気・電子業界の競争激化を受け、電子・電機業界からも多くの人材がISOの世界に移っています。

これらの人々の多くは、もの創りや業務管理などの豊かな経験を持ち、審査の現場で受審先に役立つ指摘ができる力量を持っていました。

ところが、ISO9001が登場して約20年、ISO14001が登場して10年以上が経ち、それら経験豊かな審査員が次々と第一線から退いています。替わって登場している第2世代の審査員の多くは、業務経験は余り多くなく、試験を受けてこの世界に入ってきた人が多くなっています。

私も所属審査機関で主任審査員候補者の指導員として審査の現場で指導して来ましたが、この種の若手審査員は有効な指摘が殆ど出来ない。まさに、種々の経験や知識を入れておく引き出しが少なく、あっても引き出しに入っている情報は少ない。そのために顧客がISOへの期待を失いかねない事態も起こりうるようになる。

最近のISO17021「審査登録機関に対するマネジメントシステム審査の信頼性を高める要求事項」の発行に伴い、審査機関は、受審者による審査員の指摘に関する苦情や判定会の結果に対する異議を受け付ける仕組みを持つことが要求されている。ので、積極的に異議や苦情を申し立てるべきです。又、評判の良い審査機関へ鞍替えすることもお勧めです。

審査員の世代交代は新幹線の世代交代と異なり、審査の質の低下や劣化もあり得るということです。
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注目ニュース 080706-080712

2008年07月13日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経7/12企業総合11)日清紡は東京工業大学と共同で燃料電池の触媒に白金でなく炭素を使う技術を開発,09年度までに技術を確立し供給

◎(経7/11夕刊社会22)環境省は鹿児島県奄美大島のルリカケスを生息数が回復したことから希少種の指定を解除,93年の法施行後,指定解除初

◎(刊7/11科学技術34)関西大学と信州大学の研究グループは金ナノ粒子積層基板を用いた環境化学物質の超高感度検出に成功,レーザー光でイオン化

●(刊7/10表紙1)千葉大学の研究グループは衛星追尾型通信用簡易アレーアンテナの実証実験に成功,方位角を電子制御で追尾で大幅低コスト化(災害対策に威力)

○(経7/9企業12)日本ハム,TOTO,モスバーガー,循環資源生産機構はLCAによる商品の二酸化炭素排出量を調査,開示へ

◎(経7/8企業11)日本経済新聞は自動車各社が水性塗料への切り替えを大気汚染対策で急いでいると,途中乾燥なしで重ね塗りする技術を導入

◎(刊7/8エレクトロニクス9)パイオニアは16層で400Gバイトの再生専用光ディスクを開発,ブルーレイ規格と互換,ピックアップも同時開発(FHVで2時間物16本映画収納)

○(経7/8全面広告36)シャープは,電気を消費するモノをつくるメーカーの責任として,電気そのものをつくりだす存在になりたいのが夢と全面広告

<×>(経7/8全面広告22) 松下電器は,洞爺湖に浮かぶ島がエコの未来を教えてくれたと省エネ家電を全面広告(衣類の乾燥は外気で,加熱便座は健康者に不要,なのに省エネといって温暖化ガス排出を奨励)

●(経7/7表紙1)トヨタ自動車は太陽光発電システムをハイブリッド車プリウスに搭載する方針,来春,エアコン用電源の一部に

○(経7/7経済3)国土交通省は今年度から下水汚泥リン回収事業を開始,輸入リン鉱石の価格高騰で価格競争力。岐阜市で,民間企業に補助金

●(経7/6企業7)松下電器は姫路に新設の液晶工場の水使用量を液晶工場で世界最少レベルに抑制,再利用を徹底して工場外排水ゼロ,蒸散補充(可能でも隣接河川の水質向上のため排水(放水)を求められるケースあり)

○(環7/2資源循環8)自動車リサイクル促進センターは使用済み自動車の引渡しから処理完了までを最終所有者がパソコンで検索確認できる機能提供
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環境ニュース 080706-080712

2008年07月12日 | 週間ニュース:ピックアップ

●(経7/11国際8)日本経済新聞は洞爺湖サミットに関し海外主要紙が全般に厳しい評価と論調を紹介,詳細決まらず,拘束力なく無意味な声明等

●(経7/10表紙1 温暖化ガス主要排出国会合(MEM)洞爺湖で会合を開き温暖化ガスの削減長期目標の共有を支持,数値や時期は国連で交渉

●(経7/10社会39)三重県は石原産業四日市工場の敷地内土壌から土壌汚染対策法の環境基準を超えるヒ素などの有害物質7種を検出,原因調査へ(基準の170倍といった濃度は重要な問題ではない,汚染総量は不明)

●(経7/9社会42)国土交通省は工場やビルなど大規模民間建物のアスベスト(石綿)使用実態調査の結果露出が14832棟,内46%飛散防止未

●(経7/9社会42)厚生労働省はビスフェノールAにつき食品安全委員会に安全性評価を依頼,製造業者に自主対策を要求,研究報告などで

●(経7/9社会42)東京地裁は売却地の土壌汚染で王子製紙に賠償命令,買主のセイコーエプソンが提訴していた,覆土下ダイオキシンや六価Cr

◎(経7/9財務16)日本内部統制研究学会はアンケート調査の結果,財務報告書の重要な欠陥の判断基準に関係者間に大きなばらつきと

●(経7/8表紙1)名古屋市は市内への乗用車乗り入れ規制実験を10月から3カ月実施,駐車デポジット制度,500円程度課金

◇(経7/8全面広告32)住友化学は,日本では蚊帳を知らない子が増えている,アフリカでは蚊帳で眠る子が増えていると全面広告,防虫剤練り込み(防虫剤の安全性の説明がない,一部の市民団体が有害と非難しているから説明責任がある)

◎(刊7/7表紙1)日刊工業新聞は地球温暖化対策の陰に隠れがちな循環型社会構築の3Rに関する取り組みを横断企画として各ページで紹介(4つめのR(責任)をバーゼルアクションネットワークが求めていると,4R)

◎(刊7/7環境14)旭化成は,問題,CO2を使え,でポリカーボネート樹脂製造に使用,森ばかりではないと全面(3ページ)広告(3ページも公器を使用,資源浪費で相殺との批判も,全面インク使用,広告効率は環境面から最適か)

◎(経7/5夕刊表紙1)環境省は自然エネルギー事業で取得した温暖化ガス排出枠を今秋試行の国内排出量取引制度で売買可能にする,認証制度整備へ(効果は排出枠の設定次第)
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人身事故:連続パンチ

2008年07月09日 | 旅先にて
人身事故:その1
YOMIURI NETによれば「新幹線米原駅で人身事故、8万5000人に影響」
 8日午後3時30分ごろ、滋賀県米原市の東海道新幹線米原駅で、通過用の線路を走行中の東京発岡山行き「ひかり373号」に男性がはねられ死亡した。米原駅は上下線のホームの間に線路が4線あり、真ん中の2線を通過列車が走る。米原署は男性がホームから飛び降りて通過する線路まで歩き、自殺を図ったとみて身元などを調べている。

 昨日は大阪へ向け15:00発の望みを利用しました。新富士を過ぎた辺りで、電光板に事故の案内が出ました。「米原駅付近で線路内に立ち入った人が新幹線と衝撃したため運転を見合わせています」とのこと。掛川駅で1時間以上ほど停車した後、先行する列車との間隔を取りながら徐行運転しながら新大阪には1時間50分遅れの20時頃到着しました。

このため、天王寺駅近くの美味しい鰻やでの夕食はお預けに。代わって、新大阪駅の地下1階、御堂筋線へ向う途中にある「江戸川」という鰻やへ。ひつまぶしが美味しかったのを思い出して寄りました。うな重が2200也。店名が示すごとく、関東風に蒸してから焼いた、ふっくらとした鰻でした。

人身事故:その2
今日、審査が終わって関西線の最寄駅へ行くと人身事故で電車が止まっていました。切符を買おうとして改札付近を見ると駅員を囲んで多数の人が質問攻めにしていました。当分動きそうも無く、顧客にお願いして車でホテルまで送ってもらいました。

明日もまた出会うかも。二度あることは三度あるとか。

写真は最近審査に持ってゆくようにしているココアの一種です。1日一袋を。

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注目ニュース 080629-080705

2008年07月06日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経7/4企業9) 関西電力とトヨタタービン&システムなど4社はガスタービンの3熱電併給システムで農作物の生産性をあげる技術開発へ(排ガス中のCO2も利用(tri))

○(刊7/4西日本27)京都銀行と山陰共同銀行などは日本の森を守る地方銀行有志の会を立ち上げる,社会貢献や林業振興充実のためのネット

●(刊7/4表紙1) 東京工業大学の研究グループは太陽熱で水を蒸発させて海水などを淡水化する技術を開発,濾過不要でメンテ容易,実証へ

◎(経7/3夕刊表紙1)東京大田区のオーケー(低価格スーパー)は肉類をトレーに載せずラップやビニル袋で包装して販売(かさ張らなくて良い)

◎(経7/3企業11)日立ライティングは西友と共同で省資源の電球型蛍光ランプを10月に発売,発光管を取り外して回路部分を繰り返し利用可能

◎(経7/2夕刊総合3)リコーは米ニューヨークのタイムズズクエアに100%自然エネルギーで点灯する広告看板を12月上旬に設置,風力と太陽力

●(刊7/2表紙1) 国際化学工業協会協議会はセクター別アプローチによる温室効果ガス削減に本格的に乗り出した,排出量収支の数値化などから

●(経7/1経済5) 経済産業省は新エネルギー普及のため新組織設立,グリーン電力証書の大量購入者表彰や,購入量ランキング公表など(グリーン・エネルギー・パートナーシップ)

○(刊7/1建物14)清水建設は太陽光でオフィスの照明をまかなうなどの省エネビルを09年に着工し11年秋に本社を移転

◎(刊7/1環境11)成田国際空港は東京電力と三菱自動車の協力で太陽電池式電気自動車の実証試験を開始,屋上設置のパネルの電気100%利用

●(経6/30夕刊表紙1)産業技術総合研究所はCIGS系太陽電池で発電効率が15.9%の太陽電池を開発,2年後めどに実用化へ,コスト4分の1

◎(経6/29経済3)政府は英独と共同で商品の製造段階で排出した温暖化ガスの総量を表示する手法につきISOに国際規格化するよう提案した
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環境ニュース 080629-080705

2008年07月05日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経7/5企業12)ファンケルは家庭で温暖化ガス排出削減に貢献した社員に報奨金,役員がいる施設の削減目標が未達だと役員報酬カット

◇(刊7/4機械6)三菱電機と三菱電機クレジットは業務用製品リースを対象に二酸化炭素排出枠付きリースサービスを開始(なぜ顧客の温暖化ガス排出を相殺できるのか。リースの環境配慮努力は不明)

◇(経7/4社会38)環境省は今年から毎年7月7日の夜2時間消灯運動を実施,クールアースデイ(もっと本質的な啓発や対策をしないのか)

○(経7/4企業11)ヤフーはインターネットで個人向けに二酸化炭素排出枠を販売(公的制度もないのに善意の個人が鴨)

◇(経7/4経済5)日本経済新聞は環境問題AtoZ欄で排出量取引制度を開設,日本は秋から試行(取引価格が話題になることがあっても取引結果で排出量がどれだけ減少したか話題にならず奇妙)

○(刊7/3環境11)ヤマハGは国内全14拠点で廃棄物埋め立て処分量1%以下を達成,残りはリサイクルなど,ゼロエミッションと定義(ゼロエミッションなら排水へも大気へも排出ゼロでないと誇大宣伝と誤解される)

◎(経7/3全面広告32)地球温暖化対策推進本部はCOOLBIZ+,環境問題は世界がひとちになれるチャンスだと全面広告,オフィス編(なんと企業に遠慮したメッセージだろうか。環境問題は世界が分裂のチャンスでもある)

◇(経7/3企業11)丸紅は二酸化炭素の排出枠を小口販売開始,相殺効果の付いた作業着など製造も,出版社と組み排出枠付き書籍を販売なども(買うのは自由だが相殺は変,他社の削減のお手伝いじゃないの)

◇(経7/3経済4)JCBは青山の本社ビルから排出する二酸化炭素を相殺するため8,000トンの排出枠を取得,双日のインドでの風力発電で(相殺するなら自社努力で)<HPからは自社努力まったく見えず>

○(経7/2国際9)国際エネルギー機関は今後5年間のエネルギー中期予測を公表,世界需要は1.6%増,先進国減少し新興国で増加と

●(経7/1社会19)日本経済新聞は東京都千代田区の機械式立体駐車場で建築基準法の160倍の濃度のアスベスト(石綿)検出も放置で区が指導

●(刊7/1自動車4)米連邦地裁は米GEと米自動車工業会などのCO2規制停止を求めた裁判でEPA承認があれば施行停止不可と判決<愕然!ブッシュに限らず米国人の一般的認識か?>
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