胸奥の片隅に、住人の姿のついぞ見えない、隙間風の吹き込む寂しい陋屋がある。ここでは、音楽を奏でるオーケストラは頻りに鳴るも、滋味溢れる物語を語る吟遊詩人の声はとんと聞かれなくなって久しい。吟遊詩人はどこか遠方へ出掛けてしまっているようだ。しからば絞り出さねばならぬ。結局、どこの短歌結社にいたとて、毎月提出の月例詠草用意のため、乾いた雑巾と化した干涸らびた脳味噌を絞りに絞って得た物語アイディアの断片を苦し紛れに小出しにするしかないのだが、そうした不毛なサイクルを繰り返していては、未発表作30首50首を纏めることは到底叶わぬということに気づいてしまった。ではどうすれば良いか。ずっとずっと考えている。
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