カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

昨日の日録から

2007-07-17 13:26:15 | Weblog
 昨日は、新宿の紀伊国屋書店本店に出て、5階の売り場で稲垣勝巳著『前世療法の探究』(春秋社)と岡井隆歌集『禁忌と好色』(短歌新聞社文庫)とを求む。
 稲垣氏の著書は、春秋社のサイト(http://www.shunjusha.co.jp/book/36/36121.html)にて、
「2006年10月12日フジテレビ系列全国ネット『アンビリバボー・奇跡・前世スペシャル』にて小社刊行、稲垣勝巳著『前世療法の探究』の中からタエの事例が紹介されました。前世療法によって現代の日本人女性が語る未知の出来事(220年前の大洪水で人柱になった女性の話)が史実と次々に一致。本書ではその他にも数多くの療法例を収録しています。」と紹介されているもの。

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 次の文章は、さかえクリニック院長・末武信宏先生のサイトの記事から(http://www.sakae-clinic.com/column/column_sp01.html)のものです。以下、引用させて頂きます。

《その1 前世療法》

科学者である私が、前世療法の可能性に関心を抱いたのは10年以上前のことです。超能力の存在に懐疑的でも事実を目の前に戸惑っていた頃、友人の医師たちへあるきっかけでヒプノセラピーを行っていたところ前世の自分を語りだした体験がありました。脳が創る夢のような想像の世界ではと疑いつつもあまりにもリアルで具体的な事実に完全に否定できないと考えました。前世療法とは聞きなれない言葉ですが、すでにその療法はヒプノセラピストの間では真偽の議論より検証を試みる作業も進められているようです。「医師が前世療法に関心を抱くなんて。」と眉をひそめる方がいるかもしれませんが、私は科学者として実証論を用い前世の存在と前世療法の医学的意義を追求、研究していくことを決めております。科学者として前世の存在を 否定するにとるべき事実、肯定するに取るべき事実を確認できるべく努めます。私自身、何例もその事実を確認すべく前世療法を試みましたが、魂の存在の可能性を感じました。
しかし、10年前は医師である私の前世療法への関心は次第に薄れ オカルティックな世界とは無縁の自分に戻りました。ちょうどこの頃、いろいろなビジョンが見えたり、ヒーリングを行うことが出来るようになったりといわゆる超常現象が日常生活のなかでごく自然に起こっていました。こういった現象を自然に受け入れつつ、医師としての仕事を遂行していきました。ところが、ある患者さんの要望で10年ぶりに前世療法を行うことになりました。

<29歳女性>
自殺願望、リストカットを繰り返し、うつ病で悩むサービス業に従事する女性です。数年前、死に目に会えず亡くなった父と魂のレベルでの再会と自分の辛い現状を救ってほしいというのが彼女の願いでした。私は霊能力者ではありません。もちろん、霊体験も一切ありませんし、霊の存在も疑問視しております。彼女はヒプノセラピーを始めて数十秒で前世の肉体へ。具体的 名前や時代、家族構成、亡くなる時の状況、年齢を具体的に語りました。もちろん、彼女の前世はひとつではなく数多く存在していました。中間世という魂のレベルでは彼女の亡き父の魂と出会うことが出来き、はっきりしたメッセージを受け取ることが出来ました。横で見ていた彼女の妹も亡き父の魂が語ったことをはっきり認識しました。わずか20-30分のセッションでしたが時空を越えた体験を彼女自身したのです。セッションを終了し、爽やかな彼女の笑顔が私への癒しになりました。彼女の自殺願望はこの後、ほとんど無くなりました。それから数日後、名古屋のパルコの書店で1冊の書を手にしました。
「前世療法の探究 春秋社 出版」
自分以外にも前世療法を行っている方がいて本を出しているんだ。と軽い気持ちで購入して読んでみました。その驚くべき内容。一中学教師が前世を真面目に科学的手法での検証を試みて史実との一致を実証した驚くべき書でした。まさしく、世界で唯一の前世実証書とも言うべきでしょうか。あまりの内容に2回目を読み直している途中、誰がこんな凄い内容の書を書いているんだと 著者を見ると 何と何と 30年前の中学の恩師 稲垣勝巳先生だったのです。稲垣勝巳先生は私が中学3年の時の恩師で生涯唯一の尊敬できる教師でした。もちろん、ボランティアで前世療法を行って学術的考察を加えている稲垣勝巳先生は本業は現役の教師なのです。これまで前世療法というと怪しげなセラピストが多い中、稲垣勝巳先生は 真面目に前世療法の探究を行っていたのです。すぐにメールで連絡を取り合い、30年ぶりに直接、稲垣勝巳先生とお会いしました。
稲垣勝巳先生からの、メールを紹介させていただきます。
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末武信宏様
間違いなく加中で30年前あなたの担任であった稲垣です。思いがけないうれしいメールありがとうございました。忘れてはおりません。添付の写真を見て、昔の面影を確認しました。
前世療法などという特殊な分野の本ですから、しかも一定の学問的レベルを維持して書けという春秋社の注文に従った本ですから、多くの読者を獲得することはあるまいと思っていました。お読みくださって変うれしかったです。
あなたは今45歳前後の独立して成功された立派な医師となられたようでこれも大変うれしいですね。
色白やせ気味で目に力のある頑なに意志を曲げない魂を持った少年だったというのがあなたの印象でした。わたしに似て将来、組織の中では生きづらい大人になるかもな、という思いを抱いたことを覚えています。開業医であれば、その心配は余りないでしょうが、それまでになるには相当なご苦労があったことと拝察します。が、ともかくその道で成功されたことに、かつての担任として心からおめでとうと申し上げます。今後のますますのご活躍を祈念します。
偶然にも前世療法を実践するあなたが、多くの本のなかから拙著を買ってくださったのは、霊界の偉大な存在の計らいということになるでしょうか。実は、出版後、タエの事例を語った里沙さんに再度懇願して、彼女の偉大な存在者(守護霊だと思われます)を呼び出し、幸運にもタエの事例が春秋社の編集者の目にとまり、出版の運びになったのは、偶然であるのか何かほかにわけがあるのか聞いてみました。「偶然ではなく、計画のうちである。それは自分よりさらに霊格の高い偉大な存在者が企てた一連の計画のうちのひとつである」という回答でした。その計画とは霊および霊界、生まれ変わりの存在を地上の人々に啓発するための高級霊団の計画だと言うのです。さいわいにも拙著が共同通信記者の注目するところとなり、近く全国の地方新聞にインタビュー記事として配信されることになっています。これも、そうした流れにそったことかなあと半信半疑でいるところです。
わたしもあなたに見えるという魂の色について強い興味があります。名古屋までなら簡単に出かけられますので、またご都合のつく日取りをメールしてください。お会いできるのを楽しみにしております。
とり急ぎ
                     稲垣勝巳拜
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稲垣勝巳先生との30年ぶりの再会がこの後、大きな展開を迎えることになるとは予想も出来ませんでした。ボランティアで前世療法を行ってきた教師と、生徒だった2人が偶然30年ぶりに出会うことの可能性は一般的に考えてありえないことです。必然なのか、偶然なのか。この意義こそ前世を解く鍵になるかもしれません。
(以上、引用を終わります)

 興味深い一冊です。
コメント
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