「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

小池都知事の露出度と演出力

2017-01-14 06:30:35 | 2012・1・1
東京都では毎週金曜日午後が定例記者会見で、石原慎太郎元知事の頃から東京だけのローカルテレビ局MXが生中継していた。僕は”石原節”が面白いので見ていたが、小池知事会見のように他の全国キー局がナマ放送することはなかったが、最近は「小池劇場」のお蔭で、視聴率が高くなるのか、放送するようになった。昨日もTBSが会見の最初から最後までカバーしていた。

昨日の会見で、小池知事は冒頭、東京五輪のエンブレム入りの市松模様の風呂敷をスカーフにして登場、民放の”生コマ”よろしく商品を説明、一枚1万1千円でネット販売したところすでに完売したと、ほほ笑んだ。ほかにも、同じエンブレム入りのバッグを説明されていたが、さすが民放のタレント出身だけにドウにいっていた。知事によると、これらの商品の5パーセントは組織委員会の収入になるそうだが、恐らく、知事はこの一言が言いたかったのだろう。

東京五輪の仮設施設費などについて、国と東京都、組織費の分担を決める結論が2月中に出るらしいが、僕が見る限り、森喜朗会長の組織委は、費用分担について”親方日の丸”的だ。最終的には、国や都に頼ろうとする姿勢が見える。1964年の前回の東京五輪の時も開催時の予算は88億円だったが、実際は99億4千万かかり、国や都の補助金で賄っている。多分、今回も結果的にはそういうことになろうが、前回に比べて今回の組織委は依存体質がまる見えだ。

エンブレム入りの風呂敷1枚売っても、組織委への収入は550円にすぎない。しかし”塵も積もれば”であり、第一に国民の五輪への参加意識を高めるのに役立つ。組織委会長としのて森さんのマスコミ露出度と演出力は、あまりにも貧弱だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿