安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アート・ブレイキー「FIRST FLIGHT TO TOKYO」とビストロヒカリヤ(松本市)でステーキの夕食

2022-01-20 20:13:09 | ベース・ドラムス

先日、長野県松本市のイオンモール内にあるビストロヒカリヤで、友人と会食しました。同店は、明神館を経営する扉温泉グループの一つですが、イオンモールに出店しているのは知らなかったので驚きました。古い歴史のあるグループですが、新しいことに挑戦をしているのでしょう。古い録音ですが、フレッシュなソロが聴けます。

ART BLAKEY (アート・ブレイキー)
FIRST FLIGHT TO TOKYO:THE LOST 1961RECORDINGS (BLUE NOTE 1961年録音)

   

昨年の12月に発売された話題盤で、僕もCD(2枚組)を購入しました。アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの1961年の初来日時のツァーを記録した映画『黒いさくれつ』用に録音されたものですが、権利の問題から映画がお蔵入りになり、マスターテープの行方も長く不明だったものだそうです。

メンバーは、アート・ブレイキー(ds)、リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)。1961年1月14日、東京の日比谷公会堂におけるライブ録音。

曲目は次のとおり。

(Disc One)
1  Now's The Time (Charlie Parker)
2  Moanin' (Bobby Timmons)
3  Blues March (Benny Golson)
4  The Theme

(Disc Two)
1  Dat Dere (Bobby Timmons)
2  'Round About Midnight (Thelonious Monk)
3  Now's The Time (Version 2)(Charlie Parker)
4  A Night In Tunisia (Dizzy Gillespie)
5  The Theme
ジャズオリジナルの有名ナンバーが選曲されています。ボビー・ティモンズ作の「Moanin'」(モーニン)は、当時日本でも知られていて、お客様にかなり受けています。

この来日時における、1961年1月2日のサンケイホールのライブアルバムが発売されていて、それは、以前取り上げました(その記事へのリンク)が、今回の1月14日の録音は、演奏、音質ともにそれに勝るとも劣らない素晴らしいものです。特に「Dat Dere」や「Now's The Time」(Version 2)におけるウェイン・ショーター(ts)のソロには痺れています。もちろん、リー・モーガン(tp)やボビー・ティモンズ(p)、かなり張り切っているアート・ブレイキー(ds)と、全員エキサイティング。根本隆一郎さんなどによるライナーノートも丁寧です。

   

充実したブックレットが添付されています。その表紙ですが、ブレイキーが諏訪大社の法被をまとっています。

 

ブックレット内にある演奏を捉えた写真。

【ビストロヒカリヤ】

住所:長野県松本市中央4丁目9-51 イオンモール松本 晴庭1F
電話:0263-88-7373
ホームページ:BISTRO HIKARIYA | ビストロヒカリヤ (hikari-ya.com)

入口

店内。調度品はシックと言ってよいもので、よい印象でした。

セットのサラダとスープ。

3種のソースを楽しめるビストロステーキを注文。ごはんもついてきました。

結構ボリュームがありました。

3種のソースです。ソースは、どれもあっさりめです。ソースを絡めてステーキを食べたら、日本の洋食という感じがしました。なかなかいけました。

コーヒーも注文。ビストロなので、ワインをはじめお酒も豊富ですが、料理の種類も多く、いろいろ使えそうなお店です。