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問題解決ガイドのひとりごと。



危機管理のプロ中のプロであり、官僚中の官僚とも言える佐々淳行さんの渾身からの著であることが、この本の題からもわかります。

佐々淳行さんは自他共に、ある時期、日本の国家安全保障を担っていた訳ですから、国家の指導者がどうあるべきかという考えを強固に持っておられる。

あまりにも強固な為か、はたまたお年をめされて頑固になっているのだろうか、最近はテレビで見ることが少なくなっているように感じます。

しかも現在の国家のリーダーたちは、佐々淳行さんにとって宿敵とも言える安保闘争当時の全学連だったのですから、批判の激しさはとどまるところがない。

今年の1月に出版されてすぐに読んだのですが、「そうだそうだ」と思うところがあまりにも多いと感じていたのですが、佐々さんが懸念していたとおり、未曾有の震災が日本を襲い、国家のリーダーが果たすべき役割があまりにも重いにもかかわらず、その役割を果たせないのではないかという絶望感が・・・。



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