無駄だとわかっていても

台風来てるんですねえ、明後日から娘が修学旅行。
まさにドンピシャ、お願いです、逸れてください。
ってなことばかり考える仕事を10年やってたんだ。
思っても台風は来るし、道路は渋滞するし、飛行機は定刻通りに飛びはしない。
結局なるようにしかならないって学んだ旅行会社時代。
2月がくればコーヒーロースターと旅行会社員として過ごした年数が同じになる。
だからどうしたというわけではないのだけれど、
なんだか不思議な感じ。
10年たったからコーヒーロースターとして一人前になったかというと
首をかしげてしまう。
やっぱりどこかで自分はコーヒーの世界の人じゃないって気持がある。
これはずっとあるんだろうな。
どこにいても、他者である、という感じ。
それが私なんだろう。

それはさておき、娘の修学旅行先は京都奈良。
清水寺、東大寺、映画村って私のときと変わってないじゃん。
時代はスゴクはやいスピードで変わっていってるなんてよくいうけれど
おそろしく変わらないものもある。
台風が逸れるように、てるてるボウス作ったりするなんてまさにそれ。

変わっていったり変わらなかったり。
失われたり、残ったり。
たぶん人為ではどうにもならないことばかりなんだ
だからそういうことがあるって、せめて気付いていたいと思うんだ。
そう言えば無くなったなあって。
無くなるものを無理して守り維持するのはちょっと違うような気がする。
って、うまく言えないけど、そんな感じ。

とにかくさ、13日14日は京都奈良の上だけ晴れてくださいってことだ。
おとーさんは、そう祈ってるよ。