Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』

2007-10-20 23:36:50 | 映画 「あ段」
スクリーンで観たのは2004年でした。
2回も観てます。

『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』  2003年
原題 : OPEN RANGE
監督 : Kevin Costner

ずーっと書きたいと思っていた映画なんですが、
なかなか書けなかった。
DVDを買ったのに観てなくて、
せっかく書くなら観てからと思っていたもので...

この邦題いいですよね。「最後の銃撃」
この映画は、最後の西部劇と言ってもいいのでは。
そういう意味での「最後の銃撃」。

ケビン・コスナーのナルシストぶりは相変わらずですが、
銃撃戦の迫力はもの凄いモノがあります。




ロバート・デュバルの、"老いてなおカウ・ボーイ" な名演、
素晴らしいです。
始めの方のシーンで、
彼が馬を追うシーンがありまして、
馬乗りの端くれの自分としては、
あの手綱さばきは、感動もののシーンでしたね。


悪者は悪者らしく、
善人は善人らしく、
古き良き西部劇。

米国をダメにした勧善懲悪な西部劇。

イヤ、褒めてるんですよ(笑)


それに、この映画に関して言うなら、
銃撃戦の後の町の様子が
ただ、悪者がいなくなってめでたしめでたしではなく、
死体を片付けること、
死人に敬意を表すること、
たくさんの棺が運ばれ、埋められていく様子。
そんなシーンも描かれている。

そして、ドロだらけで、うす汚くて、素性もわからなくて、
コーヒーカップさえ扱えない、
そんなカウボーイの様子も描いていたりする。


ケビン・コスナーは確かにナルシストだけど(ひつこい?)
自然を愛しているし、
監督としての腕も確かだし、
これからも、時にはこういう映画も、
撮り続けて欲しいものです。