写真ざんまい!デジタルざんまい!

写真やカメラ、そしてパソコンやデジタル機器などについて勝手気儘に綴るページです。

私のお気に入りのレンズ(その4)

2005年03月20日 | レンズ
キャノン EF50㎜ f/1.8Ⅱ



安くて(税別定価12,000)軽くて写りがいい、と三拍子揃ったレンズです。
実売価格は¥9,000以下だと思います。
EOSユーザーなら一本買っても後悔はしないと思います。
最高級ズームでも開放値はf/2.8ですが、それよりも一絞り以上明るくなっています。
ファインダーを覗いたら「おおー!」となること請け合いです。
単焦点レンズならではの描写とフットワークの良さを得ることができますよ。

キャノン EF50㎜ f/1.8Ⅱ


作例1 開放値 f/1.8の描写


このレンズは近接撮影で癖が出るようです。
開放値であるf/1.8で撮影すると、後ボケが流れるように表現されて少々煩さを感じます。
もっとも、これは好き嫌いの範疇になるかもしれませんね。
近接撮影ですからピントが合う範囲が狭くてシャープさを感じにくいと思います。
さらに、開放値ですので収差の関係で像ににじみが見られますね。(特に右端の葉)


作例2 絞り f/2.8の描写


開放値であるf/1.8から一絞り少々絞った状態です。
上の写真と比較して、後ボケが素直になっていることがわかります。
それと、少し絞ることで手前の葉がシャープに写っています。
開放値ではにじんで見えた右端の葉もシャープに見えますね。
全てのレンズで共通にいえることではありませんが、ちょっと絞って撮影をするというのが私のスタンスです。

勿論、どちらもレンズフードを装着して撮影をしています。
よくレンズフードなしで撮影をしている人を見かけますが、意図的にある効果を狙うのでなければナンセンスです。
但し、このレンズはとにかく作りがチープですから、レンズフードを装着した状態でどこかにぶつけると壊れる恐れがあります。
聞いた話では、フードを装着した状態でカメラバッグに転がしておいたら、ほかの機材と接触したらしくて壊れたこともあるそうです。
当たり前のことですが、落下は禁物ですよ。
でも、このレンズは「買い」だと思います。