庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

猛暑を乗り越えて生き、そして咲く その1

2020年09月05日 | 庭の花たち

イタリアのレモン
昨年うーちゃんからイタリアのレモンを発芽させたいとお預かりした種。知り合いからイタリアのレモンをいただき、還暦記念樹にしたいということです。うーちゃんも発芽させたということです。でも育ちが悪るそう。地地中海の温暖乾燥な気候とはだいぶ違います。7月は記録的な日照不足で、8月は一転して記録的な猛暑と日照時間。庭の木草は枯れたものもあったが、何とか乗り越えたレモンでした。

パッションフルーツ発芽
今年、石垣島の50年来の友から送られてきた見舞いのパッションフルーツとマンゴー。かつて工場のコーラス部にいて、ひそかに歌姫と呼んでいた献身者。人生いろいろあったが、沖縄出身のご主人よりも現地人・うちなーんちゅらしくなったたくましい彼女が庭で栽培しているというパッションフルーツ。食べたのは初めて。意外やおいしい。トケイソウの仲間ということで栽培する気にはならないが、感謝を込めてしばらく育ててみたいと思い種を蒔いてみた。

ナガエコミカンソウ
昨年、長い間ぜひ来てお交わりしたいと言ってくれていたご夫妻を、これまた50年以上もお交わりいただいているご夫妻の車に乗せてもらって訪ねたときに、教会の片隅に生えていた小さな草の名を聞かれて連れ帰ったもの。こぼれ種から発芽した。外来種で南関東の都会までは範囲が広がってきたが、北関東でも見られるようになった。

ツリフネソウ
長い間筋萎縮症の奥さまをお世話された牧師の、その奥様の葬儀にはるばる北陸まで連れて行ってもらったときに、高速のパーキングの近くに咲いていたツリフネソウがあまりにもきれいなので見とれていたところ、1本引き抜いて布の袋に入れてもらって持ち帰ったものから発芽したのの。7月の日照不足はツリフネソウにはちょうど良かったが、8月の猛暑と乾燥にはやけどをしたように弱ってしまった。持ち堪えて花を咲かせてほしい。

アフリカハマユウ クリナムパウエリー
一昨年お世話になっている牧師夫人から、お姉さまに頂いたものだが管理しきれないとお預かりしたもので、昨年は見事な花を咲かせてお見せすることができた。昨年は8月に咲いたのに、今年は花芽が見えないので諦めていたが、ようやく蕾が出て来た。半月遅れの開花になりそう。在来種のハマユウよりも若干耐寒性があるらしい。7月の日照不足はよくなかったようで、8月の猛暑乾燥がかえって元気を取り戻したのかも。

ナツメヤシ
以前、イスラエルからのお土産で乾燥したナツメヤシの実を頂き、種を7個蒔いたところ、5本発芽したことがある。5本はそれぞれ知り合いの牧師先生等にさしあげたが、これはクリナムパウエリーをお預かりした牧師夫人からいただいた1個の種が発芽したもの。大切に育ててみたい。

ハマユウ
20年来のネットの友から種をいただいたハマユウの実生苗。現地では数年で花が咲くそうだが、こちらではいまだ咲かない。ハマユウは以前にも植えたことがあるが、管理も悪く何度も枯らしたので諦めていたが、この苗はもうすぐにも咲かせるような気配。今度こそ冬の管理をぬかりなくして来年は咲かせてみたい。

出島の木とイワガネ
これも20年来のネットの友からいただいたもの。出島の木は長崎出島のみにあるナンヨウスギの仲間の高木。出島を訪ねたときにボランテアの庭師の方に確認したところ、出島の木は天然記念物の大木のほか、比較的若い・樹齢40~50年?の木と数年の実生苗の3本があることがわかりました。おそらく日本国内ではこの3本だけでしょう。我が家のはネットの友から何度も何度も落ちた種を送っていただきましたが、すべてが実が空っぽでした。最後にようやく6個の種をいただき、このうち2本が発芽したものです。生育の遅い木だとは聞いていましたが1本はようやく1mほどになりました。もう1本はいまだに10cmほどです。寒さにどの程度耐えられるかは不明でこれ以上大きくなると管理しきれなくなります。どこぞに長崎にゆかりの施設でもあるならそこにお預けしてもよいかなと思っています。
イワガネは同じ友からいただいた小枝を挿し木したもの。ユニークな実がなります。

出島のソテツ
出島を訪れたときに頂いたソテツの葉を挿し木したもの。当地では寒さなど気候が合わないために、小苗は管理が難しい。大きいものは庭でも何とか生きて行けるようです。これまでその友からソテツの実をいただき発芽はさせたのですが、管理が悪く枯らしてしまいました。このさし芽も枯れたものと思い、冬季も庭に置いたままにしたのが、翌年葉を出したもので、今年は2枚目の葉が出てきました。。

シマサルスベリ
これも同じ友から送っていただいた、シマサルスベリの種の実生苗。シマサルスベリは九州と南西諸島に自生するのですが、いくつか種類があるようです。またサルスベリと交雑するようで、3本の実生苗は花期の早い白花と遅い白花、そして赤花で、それぞれ性質が違います。昨年枝を大きく切り詰めたので今年は白花だけです。




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1 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-09-06 07:35:54
タリアから種を取り寄せられたのですか。芽生えがいとおしいですね。
ナガエコミカンソウは初めてかもです。コミカンソウは拝見したことがあります。
ナツメヤシ、暖かい地方の植物ですよね。
シマサルスベリ、珍しい品種を沢山お持ちです。
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