庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

水戸市植物公園をご案内 押し花展で押し花体験

2019年09月07日 | 公園ご案内
 チョウマメ
久しぶりに水戸市植物公園へ。今日のお客様はアリゾナからMASTER GARDENERのお方です。
入口の橋の上では色鮮やかなチョウマメが歓迎。

今日は気温が上がり汗ばむほどでした。テラスガーデンの滝の内側はとても爽快です。
 シンテッポウユリ
テラスガーデンにはシンテッポウユリが。花の外側に紫の筋がないので、タカサゴユリというより、シンテッポウユリでしょう。
 フヨウ
フヨウのようです。アメリカフヨウでしょうか。
 池
池にはネッタイスイレン(手前)とアサザがありました
 ネッタイスイレン
水面から高く伸びて咲いているので熱帯スイレンですね。温帯スイレンもあるらしいのですが、花を確認できませんでした。
 エゾミソハギ
池の周りにはミソハギの咲き残りが。萼のようすからエゾミソハギのようです。
 ツマグロヒョウモン
ほとりにはスジグロカバマダラと思ったがツマグロヒョウモンでしょう。虫の苦手なお客様と早々に食堂と売店へ。
 ヤブミョウガ
食堂のガラス越しにはヤブミョウガ。名前はミョウガですが、花弁が三枚で、ツユクサの仲間です。ブルージンジャーもこの植物園にありますが、これもジンジャーではなくツユクサの仲間です。ちなみにレッドジンジャーはジンジャーです。花弁を見比べると違いが判ります。
 セロシア(ノゲイトウ)
売店ではかわいいセロシアの花に一目ぼれ。鉢植えで小さく仕立てるとかわいいですね。地植えでは背が高くなりそう。
 キハダ
樹皮の薬用名は黄柏(オウバク)といい、強い抗菌作用を持つとされ、チフス、コレラ、赤痢などの病原菌に対して効能があるほか、健胃整腸剤などに用いられているようです。
また、染料として用いられ黄蘗色(きはだいろ)という鮮やかな黄色の染料で、黄色に染め上げる外に、赤や緑色の下染めとして、特に紅花特有の鮮紅色を一層引き立てるそうです。
薬用植物園の森を通り抜けて、奥の展示館で開催中の「いやしの押し花展」へ。
 「いやしの押し花展」展示会会場
アトリエ四季の花の綿引啓子先生の教室の皆様の力作です。風景画・動物・山草・ボタニカルなど様々なスタイルの押し花が展示されています。

最初に目に留まったのは、大漁桜の押し花です。桜鯛色の花を咲かせるとってもきれいな桜の花ですが、まるで今咲いている花そのままのような初々しさです。写真では表現できていなかったのが残念です。
大漁桜は角田春彦氏が早咲きの大島桜の種子を熱海市営農場で播種、育成した苗から選抜されました。全ての花に旗弁があり、桜鯛の色と漁の時期に因んでこの名がつけられたそうです。カンザクラとの交配でしょうか。水戸市森林公園下の山根フルーツラインで見ることができます。
先生のお顔が額のガラスにうつって見えています。

 押し花体験
押し花体験をさせていただきました。綿引先生は押し花の奥深さを研究されて、押し花には人をいやす力があると言われ丁寧に教えてくださいました。
 押し花体験作品1
 押し花体験作品2

いやしの押し花展は明日9月8日(日)までです。


コメント (1)
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