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庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

イースターモーン(復活祭の朝)の輝き

2020年04月12日 | 庭の花たち
 イースターモーン
今朝は復活祭の朝です。
 イースターモーン
いつもこの時期に咲く大輪の椿 イースターモーン(復活祭の朝)と名づけられた心癒される椿
今年は早くも3月2日に開花し始めました。
 イースターモーン
3月9日にようやく全開 イースターはまだ1カ月以上も先になるのに
 イースターモーン
それから途切れることなく今朝も咲き続けてくれました。
 イースターモーン
花が咲いては散り、また咲いては散りました。
 イースターモーン
散った花の数は数え切れません
 イースターモーン
 イースターモーン
十字架上ですべて完了したと言われ
 イースターモーン
復活されました。
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コチャルメルソウが咲きました

2020年04月01日 | 庭の花たち
 コチャルメルソウ
深山のやや暗い谷川沿いに生えているコチャルメルソウの花が咲きました。正面から見ると目の荒い竹篭のようです。ここには魚の骨状の花弁が5枚あります。
 雌蕊が直立し,花柱は分岐せず柱 頭が点状となること。雄蕊と花弁が離生すること。などが他のチャルメルソウとの違いがあるそうです。小さな花ですから、目で見たのでは確認は難しいですね。
 コチャルメルソウ
横から見るとラッパのようでもあります。ここから楽器のチャルメル(チャルメラ)を連想してチャルメルの名がつけられたのでしょうか。
 コチャルメルソウ
 コチャルメルソウ
何とも不思議な格好をした花です。花の形は凝っていますが、花の色は本当に地味です。こんなに小さいのが薄暗い谷沿いにあってもつい見逃してしまいます。
 コチャルメルソウ
 チャルメルソウ類の受粉はキノコバエの仲間に頼っているとの研究報告があり、フタマタキノコバエ、ミカドシギキノコバエなどが報告されています。訪花は日中ばかりではなく,月明かりもない深夜でもあると言うことで、花には刺激臭があるとのことです。というわけで庭の花のにおいを嗅いでみたのですがわかりませんでした。花が盛りを過ぎたのか、臭いを出す時間帯があるのか。庭のコチャメルソウは出さないのかは謎です。
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5弁の花と雄しべ2本・3本の花のアオキ 八重咲ハナニラ? 

2020年03月28日 | 庭の花たち
 5弁のアオキ
アオキの雄花は基本は4弁で雄しべも4本です。たまたま雄花の写真をフォト蔵に掲載したら、スーGさんから5弁であるとご指摘をいただきました。
色々な植物で弁数が基本の数と違う花はあるものですが、アオキはこれまで5弁は見たことがありません。小さいので見逃していたのかもしれないと思ってネットのアオキの雄花をチェックしたが5弁は見つかりませんでした。アオキの花は4弁がかなり固定していると思いました。
 5弁と4弁の花が混じったアオキ
 フォト蔵に掲載した5弁の花の株の花を確認しましたら、不思議なことにほとんどすべての花穂に5弁の花が混じっているのでした。



花弁が5枚で雄しべも5本の花がたくさん見つかりました。やはりこの株は異常のようです。
念のため昨年の画像をチェックしてみましたら、
 2019年花弁4枚雄しべ5本
2019年の花の中から、花弁は4枚なのに雄しべが5本の花が見つかりました。でもこの写真はこの5弁の花の株とは別の株のはずと思い、2019年に撮影したと思われる株の花を見て、さらに驚きました。
 花弁が4枚なのに雄しべが3本
花弁が4枚の花は、雄しべも4本のはずなのに3本しかありません。この花はたまたま雄しべが欠損したのかも。そう思ってさらにこの株の花をしらべてゆくと、
 おしべが2本と3本の花
花弁は4枚でも、雄しべが2本と3本の花が並んでいるのもあります。
  


この株はほとんどすべての花穂に雄しべが3本または2本の花が混じっているのでした。
何という不思議でしょうか。
基本の花は花弁4枚、雄しべ4本が基本なのに
ひとつの株は花弁5枚で雄しべも5本の花がかなりの確率で出現しています。
もう一つの株は花弁は4枚でも雄しべが3本または2本の花がかなりの確率で出現しています。
そして昨年は花弁が4枚で雄しべが5本の株がありました。この株は後者と同じ株と推定されます。後者の株の花の写真を撮っていたからです。
もしこれら異常の花の花粉で受粉したら、実生苗にはどのような花が咲くのでしょうか。興味は尽きません。
なお、ハナニラでも不思議な花を見つけました。

ハナニラの花は外花被3枚、内花被3枚、雄しべも3本が基本で、ネットの花もすべて同じものです。ところが、下のような花を見つけました。
 内花被が5枚、雄しべも多い(5本かも)花
 内花被が4枚、雄しべが4本の花
このハナニラの株はもしかしたら八重咲のハナニラができるような期待を持たせてくれます。

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小葉が七葉のアケビに蕾が (仮称シチヨウアケビ)

2020年03月16日 | 庭の花たち
 小葉が七葉のアケビに初めて蕾が付きました。このアケビを発見した時のことは2017年4月14日付の「アケビの小葉に異常あり」に書いてあります。庭に置いたこの小葉が3・4・5.6・7枚のアケビに初めて蕾が出て来たのです。
 蕾が出て来た節には新しい七小葉の葉があります。
 蕾の近くの葉には五小葉、四小葉が残っています。
在来種のアケビの小葉の数は
ミツバアケビは3枚
アケビは    5枚
ゴヨウアケビは3枚、4枚、5枚が混在します。
ゴヨウアケビはミツバアケビとアケビが交雑したものと思われています。ゴヨウアケビの小葉の形はミツバアケビに似て鋸歯があるものです。
ところがよく見かけるのはアケビの小葉と同じく鋸歯のない丸っこい全縁のものです。偕楽園の一角にあるものは、鋸歯がやや不明瞭ではありますが、ミツバアケビの小葉に似た小葉を持つものがあります。
以上3種類が日本でよく見かけるアケビです。そして、まれにこのブログのような小葉が七葉のアケビが見つかることがあります。雑草は栃木県の足尾方面にもあったのを確認しています。
この小葉が七葉のアケビは常緑のムベとの交雑ではないかとの説があるようです。でもまだ名前がついていないようですね。そこで小葉が3枚4枚5枚がゴヨウアケビですから、小葉が3枚4枚5枚6枚7枚ありますので、もし、まだ名前が無いのならシチヨウアケビとしてはどうかと思うのです。
 庭の小葉が七葉のアケビの蕾を接近して撮影してみました。果たして実がなるでしょうか。
 もしかしてこの蕾はすべて雄花では?。雄花ばかりでは実がなりません。
 もし雌花が含まれていたら。そう願うのですが・・・・ アケビは自家受粉はしにくいので、庭の他の株の花粉をつけてあげましょう。

万葉集にはアケビの歌がありました。
巻10 1928 狭野方波  實尓雖不成   花耳    開而所見社   戀之名草尓
      さのかたは みにならずとも はなのみに さきてみえこそ こひのなぐさに
この狭野方はアケビという説があるそうです。サノカタは実にならなくても、せめて花だけ咲いて見せてくれるなら、恋の慰めになります。ということでしょう。恋は実らずともせめてお逢いするだけでも・・アケビに対する雑草の心境を歌ったような歌です。

万葉集ではこの歌の返歌として、
巻10 1929 狭野方波  實尓成西乎   今更    春雨零而    花将咲八方
 さのかたは みになりにしを いまさらに はるさめふりて はなさかめやも
サノカタはもう実になってしまったのに、今更春雨が降ったからといって花は咲かせられない。とお返しの歌です。・・・もっと早くこの歌文をいただけたらということですね。
雑草としては、答えはどうあっても実になってほしいものです。


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紫花姫エンレイソウ Trillium sessile 

2020年03月14日 | 庭の花たち
 苞が開き始めた紫花姫エンレイソウ
聞きなれない花の名前と花弁の色の濃さにひかれて、一昨年の千波湖畔の植木市で求めたものです。昨年は花がつかなかったので、栽培が難しいかと思って諦めていたのに、今年はいつの間にか蕾がついていたのでした。
 3月4日に今年初めて確認した紫花姫エンレイソウ。左側はクサイチゴです。諦めていたのと、多忙だったのでこんなに大きくなるまで気づきませんでした。
 購入時の紫花姫エンレイソウ 2018年4月15日 この時に今は亡き師匠夫人から植木市で譲っていただいたのでした。今まで聞いたことのない名前だし、日本のエンレイソウとはかなり姿が違うので興味を持ったのでした。
ネットでその素性を調べたところ 北米東海岸側に自生している Trillium sessile と思われるに至りました。
 紫花姫エンレイソウ Trillium sessile は花柄が無い。
この紫花姫エンレイソウの第一の特徴は、花柄がなくて葉の上に直接花がつくことです。学名の sessileは座り込むことを意味していて、花に柄の無い状態を意味していることがわかりました。葉の上に花が座り込んでいるごとく、葉に花がくっついています。エンレイソウの中で花柄が無いのはおそらくこれだけと思います。
3月15日追記
同じく花柄の無いエンレイソウにTrillium cuneatum というのがあることがわかりました。写真を見た限りではTrillium sessile と全く同じようですが、かなり大型のようです。他にもこのような花柄の無い種があることがわかりました。ーー    
花柄が無いエンレイソウは初めての出会いでした。エンレイソウにはほとんどが花柄があって、葉の上に花が立っている、つまり葉と花が離れています。
 紫花姫エンレイソウ Trillium sessile を真上から見てみました。
紫花姫エンレイソウ Trillium sessile は米国では toadshade(ヒキガエル)と言われているようです。
これは想像ですが、葉の模様からこういわれるのかなと推定しました。何かヒキガエルの模様はこんなのだったですね。しかも北米にはアメリカミドリヒキガエルというのもいるようです。ネットで検索してみてください。
 紫花姫エンレイソウ Trillium sessile は花弁が有る。右側の萼が完全に開きました。この分だと明日くらいには萼3枚がすべて開くかと期待しています。
 日本の標準和名のエンレイソウは花弁が無くて、萼のみ3枚です。そして萼の色は、この紫花エンレイソウの花弁の色のようです。なお在来種でもシロバナエンレイソウやオオバナエンレイソウなどは萼と花弁の両方があります。
 続いて花弁が開くことを期待したいところですが、どうも花弁は開かずじまいのようです。庭では蕾の先端部が少し割れてきたようなので、花弁がこれからどの程度開くかに注目です。



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春の庭の花 椿 イースターモーン タマビーノ他

2020年03月11日 | 庭の花たち
 イースターモーン
今年のイースターは4月12日なのに、3月4日には1番花が開花しました。通常は3月下旬~4月上旬に咲きだす大輪の花です。千波湖畔の植木市で競りのイベントがあった時に入手できたものです。

 ツバキ白色八重咲
水戸市植物公園ができたときに、その前身であった市の苗木畑を閉鎖するときに頂いたものです。寒さに弱いので冬季に咲く花は傷んでしまいますが、今シーズンは傷みがほとんどないきれいな白花が見られます。
 ツバキ赤色八重咲
近所にあったツバキの垣根になった種からの実生苗です。親株の花に似て豪華な花です。
 タマビーノ
玉之浦(白覆輪のヤブツバキ)を片親として作出された白覆輪八重咲きです。盆栽の師匠からいただいたものです。
玉之浦は長崎から種をいただいた実生苗がありますが、花はまだ咲きません。来シーズンはもしかしたら咲くかもです。花は白覆輪を期待していますが、赤一色の普通の藪ツバイの花の可能性も有ります。
 イースターモーンの雌しべ
イースターモーンが散りました。雌しべが2本。ねじれています。実がならない花がおおいですが、まれに実がなります。
 タマビーノの雌しべ
タマビーノは雌しべが1本です。ツバキの雌しべは通常は1本、花は昨年からで、まだ実を見ていません。
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春の庭に咲く花 ひとめぼれされた梅と大震災の時に頂いた苗木と子供らの記念樹

2020年03月10日 | 庭の花たち
 紅冬至
ひと目惚れされた紅冬至
今年の庭の梅で最も話題になったのは紅冬至です。花瓶に蕾を挿しておいたものが咲きました。
 紅冬至
 紅冬至
庭でもかわいい花が咲きました。紅冬至の咲き始めた小枝をご覧になられた方がひとめぼれされて、即座にこの花が欲しいと言われましたので、私も即座に師匠の出店にゆき注文して、差し上げましたところ大変お喜びになられました。庭に植えられるのかと思いましたが、花が終わるころ管理しきれないと戻してこられました。
 紅冬至盆栽
そこで、お預かりして、来シーズンも花を見ていただこうと盆栽風に鉢に植えてみました。

添えた石は花柄模様のある渡良瀬石です。花の模様は梅のようでもありますが桜石と言われるもので、上流にダムができてからは滅多に見つからない石だそうです。先のブログにも書いた通りです。
 この梅の木は少し弱っているようなので、樹勢を回復して、蕾が形成されるように管理しなければなりません。土が清潔に保たれるようにコケを植えてみました。この一年は緊張の日々が連続しそうです。

次は大震災の思いでの梅3種類です。
緋の司、佐橋紅、白加賀です。この3本は2011年大震災の年に頂いた梅の木です。
 緋の司
 緋の司
かつては元旦に咲いたこともある比較的早咲きの花です。
 佐橋紅
 佐橋紅
真っ赤な小ぶりの花は紅千鳥によく似ています。
 白加賀
実梅の代表的な梅です。
以上の3種類は2011年の大震災後まもなくに、50年以上奉職されて退官された梅の担当者から、大震災の当日いただいたものです。
 ちょうど大震災の日に偕楽園の梅林内の思いでの場所や梅の木の傍で退官を記念して写真を撮らせていただくことになっていました。お客様が大勢いらっしゃるのに、梅林の中へ入るのが憚られたので、お客様が少なくなる午後4時から記念写真を撮らせていただくことになり、私は時間があるので、田鶴鳴梅林にで知り合いの造園屋さんと一緒にいました。
 このときに大地震に見舞われました。大きな揺れに梅林内の芝生に座って揺れが終わるのを待ちましたが、長く感じました。また近くの旧国道にかかる田鶴鳴橋が、製缶工場内で大きなハンマーで大きな製缶品を思い切りたたくような、あるいはクレーンから大きな製缶品を落したようなドカーンという大音響が数回発生して恐怖感を感じました。揺れが収まるころには芝生のあちこちから、水道管が水漏れして水が噴き出すような現象がありました。田鶴鳴梅林は湿地を海砂で埋め立てたとあとから聞きました。
 このため記念写真どころではなくなり、造園屋さんには仕事は切り上げてすぐに帰ったほうがよいと話し、知り合いのお土産屋さんの無事を確認してから、自転車で急いで帰宅しました。すでに道路は大渋滞でしたが、自転車なので予定通り帰ることができました。家内は車で買い物に出かけていたので大渋滞に巻き込まれてかなり遅く帰宅してだいぶ心配しました。
 私は帰り道で、倒れたブロック塀や大谷石の塀。それから屋根から落ちた屋根瓦などを見ていますので、築50年の我が家はもしかして倒壊したのではと不安に駆られながら帰りました。角を曲がると我が家が見えるはずと思ってみてみたら、やっぱり見えません。焦りながら進むと我が家が見えてきましてほっとしたのを覚えています。角を曲がっただけでは我が家は見えなかったのでした。
 家の中は棚の本や机上のデスクトップパソコンが投げ出されたように散乱。2階の障子は外れていました。台所では食器がすべて投げ出され、多くは割れて、足の踏み場もなく靴のまま入りました。風呂場に行き水を出してみると細々と出てきました。急いで庭の漬物樽を持ってきて、ちょこっと洗っただけで、漬物樽に水を入れたところ、縁切いっぱいになった時に止まってしまいました。
 幸いにも風呂桶には昨夜の残り湯がありました。急遽貯めた漬物樽の水を飲用に、風呂の残り湯は洗い物やトイレ用にと節約すれば数日は何とかなりそうでした。米など食料は1週間分くらいはあり、石油ストーブも、石油もあるので、細々と煮炊きをすれば1週間は耐えられるとわかりひと安心したことでした。
 庭の築山は崩れ、多くの植木鉢が転げ落ち転倒して大事な草木が無残な姿になったり、行方不明になったりしました。
 少し落ち着いてから偕楽園を訪ね、どうにか梅の花が残っているうちに記念写真を撮らせていただき、アルバムを作り差し上げることができました。この時に頂いた3種類の梅の苗木が今年も花を咲かせているわけです。

子供らの記念樹
 豊後梅
 私の住む町では子供が生まれたり、入学、成人したり、転入した人には、その年度の終わりに記念樹をいただけます。その関連で、白加賀、豊後も庭に植えてあります。

羽根木公園の朱鷺の舞
 朱鷺の舞
 朱鷺の舞@羽根木公園
羽根木公園の朱鷺の舞です。この花に魅了され、穂木としての枝をいただきに行きました。ちょうどブログの仲間と行くことになり羽根木公園の梅を堪能してきました。ウィルスのないことを確認して接木苗を作ってもらいました。偕楽園の朱鷺の舞もその時の同じ穂木から作ったものです。来シーズンはデビューした苗木に花がつくことでしょう。

  朱鷺の舞の接木苗@庭
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春の庭に咲く花 3種類のアセビ

2020年03月10日 | 庭の花たち
 リュウキュウアセビ
今年の庭の新顔はリュウキュウアセビです。萼が赤色を帯びているのですが花冠は白色です。
こちらの山では白花のアセビがあります。
 アセビ
白花のアセビの萼の色は薄い緑色です。萼が赤色を帯びているアセビにはアケボノアセビがあります。
 アケボノアセビ
花冠はうすピンク色でとってもかわいい花です。
この花をご覧になって一目ぼれしてしまった方がおりまして、盆栽師匠の出店で萼が赤味を帯びたアセビを買おうとしたら、師匠からこれは白花だと言われました。花の名前を調べたら、リュウキュウアセとわかりました。

蕾の時には赤みを帯びた花が咲くと思ってしまうリュウキュウアセビを譲っていただき庭に植えてみました。これからは3種類のアセビを楽しめます。

出店にはあいにくアケボノアセビが無かったので苗を取り寄せていただき、一目ぼれされた方に進呈しました。
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春の庭に咲く花 40年超、50年超のお付き合い さらにこれからも

2020年03月09日 | 庭の花たち
 ローマンヒアシンス
栽培歴50年超のローマンヒアシンスです。結婚した翌春にアパートの窓の下に芽を出したのがこのヒアシンスとの出会いです。

以来引っ越しするたびに連れて来て50年超。市販のダッチ系でも結構長持ちするものもあります。でもこれほど長く、しかも引っ越し時などの過酷な状況にも耐えて生き残れるのはローマン系だからでしょう。庭には同じく50年超の斑入りのマサキも健在です。
 ボケ
紅白咲き分けや入り混じった花を咲かせるボケです。この地に越してきたときにはすでに庭にあったのですから、40年を超えました。
 ボケ
40年前は紅白がもう少しはっきりしていたように思うのですが、ボケが呆けたのか私が呆けたのでしょうか。
40年を超えたものはこのほか里桜の旭山、アオキ、ニオイアイリス、ビックリグミ、ナンテンとなぜか暗い床下にキカラスウリがあります。
 モモ
この地で教会を始めた年に、向いの空き地で芽を出していたももです。どなたかが食べた後で種を投げ捨てたものと思われます。まもなく40年になります。
 モモ
大きな実を期待したのですが、ひねた小さい実しかなりません。とはいっても花も美しいし記念となるので残っています。記念樹といえば、娘の誕生時に芽生えた渋柿、息子の小学入学時のオオシマザクラのほか思い出の人を記念して植えた木などがあって、庭は森というかジャングル状態で家族もあきれ果てている状態です。それでも通りかかる方々の中には珍しい花、懐かしい花、お好きな花などそれぞれがあってご覧になりながら通り過ぎるお方がいらっしゃいます。
 梅盆栽 紅冬至
庭の紅冬至の咲き始めた小枝を教会へ持って行ったときに、大先輩の婦人の方が、この梅の木が欲しいというので、探して差し上げました。ところが管理しきれないというので戻していただき、鉢に植え替えました。これから末永く花を咲かせたい盆栽です。果たしてずぼらな雑草がいつまでこの盆栽に花を咲かせることができるでしょうか。
 渡良瀬川石
鉢に添えた石は花柄模様のある渡良瀬川石です。桜石と言われるものです。 


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セツブンソウ 今年は黄花が先に咲きました 暖冬と異常気象

2020年02月05日 | 庭の花たち
 キバナセツブンソウ
今年は洋種のキバナセツブンソウが先に咲きました。在来種の白花のセツブンソウが見当たりません。
 キバナセツブンソウとセツブンソウ
左上がキバナセツブンソウのエリアです。右下のセメント瓦でかこまれた部分がセツブンソウのエリアです。キバナセツブンソウが越境しています。キバナセツブンソウはまばらにしか生えないのですが、領域を広げています。逆にセツブンソウはほとんど領域を広げませんが密生します。
 今年はどうしたことかセツブンソウが見当たりません。もう立春も過ぎたので出てくるはずと目を凝らしてみていたらありました。
 セツブンソウ
中央の草の葉の斜め右下と斜め左上です。地面と同系色の葉なのでわかりずらいです。
 セツブンソウ
草の斜め右下のセツブンソウを接写しましたら、何と4本確認できました。
 セツブンソウ
草の斜め左上のセツブンソウを接写しましたら、こちらももう1本確認できました。
この分だとこれからもたくさん出てくるような予感がします。一安心。
 クリスマスローズ白花
このクリスマスローズはかつては12月には咲いていたのですが、今シーズンは2月になってようやく蕾が出てきました。異常に遅いと思います。
 クリスマスローズ
遅咲きのクリスマスローズ(レンテンローズ)の蕾も出てきましたが、こちらは例年より蕾が少なく元気がありません。
 ノシラン
ノシランが今年はとてもきれいな色に仕上がりました。
 テリハツルウメモドキ
半落葉のテリハツルウメモドキの葉がまだ残っています。例年では半落葉とは言っても、水戸では大寒にはすべて落葉していました。
 シマカンギク
シマカンギク花もまだ咲いています。
 半常緑のジュウモンジシダ
半常緑のジュウモンジシダも例年ならかなり寒さで傷んでしまうのに、今シーズンはまだまだ元気です。
今シーズンは今のところ、-5℃~-7℃のような極端に寒い朝がまだ一度もなく、暖冬のために、暖地の植物にとっては居心地の良いシーズンなのかもしれません。
 でも、梅の一番花の開花が遅れ、造園屋さんもいつになくおかしな咲き始めと感じたように、晩秋から初冬にかけては寒い日が多かったり、梅雨のような雨天が多かったりと、冬期に咲く草花は何時開花したものか戸惑いがあって遅くれたように思われます。
 庭の植物たちが温暖化と異常気象に困惑しているように思われます。



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超多忙につき新規投稿を控えます。

2019年10月28日 | 庭の花たち
いつもブログにお立ち寄りくださりありがとうございます。
超多忙につきしばらくの間新規投稿を控えさせていただきます。
ご用件のあるお方はコメントいただければお返事を差し上げることもできるでしょう。
復帰できました時はよろしくお願いいたします。
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ハキリバチの切取痕と巣 アレチヌスビトハギ ヤマノイモ マキエハギ

2019年09月10日 | 庭の花たち
 ハキリバチの切取痕
 アレチヌスビトハギの葉が丸く切り取られています。

 1本のアレチヌスビトハギのほとんど全部の葉が切り取られています。庭にはほかの場所にもアレチヌスビトハギがあるのですが、この1本だけです。これはハキリバチの仕業に違いありません。今年は猛烈に暑い日が多いので、木陰の葉に来たのでしょうか。

ハキリバチが来なかったアレチヌスビトハギは花が盛んに咲いています。


ハキリバチを始めて見たのは2015年9月でした。ヤマノイモの葉が見事に切り取られていました。
 ヤマノイモの葉を切取中
ハキリバチがヤマノイモの葉を切り取っている姿も確認しました。かなりの早業でした。新鮮な葉をすばやく巣に持ち込むためなのでしょう。

 ハキリバチの巣
ハキリバチは切り取った葉を巣に持ち帰ります。古い物干し竿に切り取った葉を持ち込もうとしているのを2017年に確認しました。自然の中では竹などを利用するのでしょう。


ハキリバチの切取痕らしいのを始めて庭で見たのは、2014年5月のマキエハギの葉です。このころから庭に住み着くようになったのでしょう。

マキエハギは今年も咲いています。
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コバノボタンヅルとタヌキマメが庭で初開花 ナガサキギボウシの首振り運動

2019年08月28日 | 庭の花たち

コバノボタンヅルが庭で初開花です。花はセンニンソウやボタンヅル、コボタンヅルなどとよく似ているので区別することは困難です。

葉はコボタンヅルに似ています。同じ3出2回ですが、コボタンヅルよりとがっているようです。

花はコボタンヅルより大きいということですが、コボタンヅルの花が手元にないので大きさの程度がわかりません。明確に区別できると思われるのは、花柄の中間に苞がついていることでしょう。
 神奈川県植物誌によると、四国九州地方に分布するものであるが、神奈川県でも自生しているのが発見されたそうです。そのスケッチにも苞が描かれています。
この花柄の中間に苞があるのは珍しいことで2015年に散策中に見つけたセイヨウヒルガオを思い出しました。
 セイヨウヒルガオの花柄にある苞


タヌキマメも庭で初開花です。昨秋楽しい自然観察で実のなっている枝をいただき、湿地に見立てた鉢に挿し木をして、種を落としておいたものが発芽したものです。発芽時の幼苗も初めて見たので、これがタヌキマメかどうか疑問もありましたが、成長してようやくタヌキマメらしくなりました。発芽時の様子は前回のブログに載せました。


ナガサキギボウシの花もようやく咲きました。10時半ころの花茎は東向きに曲がっています。

これは同じ花茎です。午後2時ころには直立しています。夕方は確認しなかったのですが、もしかして西のほうに曲がったりはしなかったでしょうかね。
ナガサキギボウシはこのように首振りをするのが大きな特徴です。


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夏なのにシモバシラの花 コバノボタンヅル シマサルスベリ タヌキマメ ナガサキギボウシ ノシラン マキエハギ カモメヅル トラノオスズカケなど

2019年08月25日 | 庭の花たち

早くもシモバシラの花が咲き始めました。昨年、一昨年は9月10日ころの開花であったので今年は2週間以上も早い開花です。

今年は猛暑少雨で地面の乾燥が激しい時があったので草丈は短めです。それが一転して秋雨前線の停滞で曇天小雨の日が続いたので咲き始めたのでしょう。まだ節ごとに蕾が出そろっていません。シモバシラは気候の目まぐるしい変化について行けないかのようです。

そのほか庭で咲いている花や蕾など。

四国、九州などで見られるコバノボタンヅルの蕾が膨らんできました。種をいただいた実生苗で初めて花を見ることになります。

神奈川県植物誌によると大磯でも発見されています。花が咲くのが楽しみです。とはいえつる草なので庭のジャングル化が一層激しくなるのが恐怖です。

シマサルスベリも種をいただいた実生苗です。実生苗は3本ですが、3本とも性質が異なり、サルスベリとの交雑かと思われます。
これは白花で花期が早いものです。本来のシマサルスベリに近いものと思います。他に花期がやや遅い赤花とさらに花期が遅い白花があります。

タヌキマメの蕾が膨らんできました。庭で見るのは初めてです。

昨年楽しい自然観察でいただいた実がついていた枝を湿地に見立てた鉢に挿しておいたところ、こぼれ種が発芽したものです。

タヌキマメの発芽を見るのも初めてで、これがタヌキマメかどうかはわかりませんでした。楽しい自然観察の教室でもわからないほどでした。

本葉の中央に筋が現れてきてはじめてタヌキマメらしいことに気が付きました。


ナガサキギボウシの蕾が膨らんできました。ナガサキギボウシの花茎は分枝したり、首振りをするなど他のギボウシでは見られない特徴があります。

ナガサキギボウシの葉柄は白っぽい明るい緑色です。新しい花茎も出てきています。



ノシランが咲いています。濃い緑色の葉の中に真っ白な花が咲きます。花茎は平べったいのでヤブランのように直立ではなく倒れています。

ヤブランの花


マキエハギの花



カモメヅルの花


トラノオスズカケの花
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庭のトリトマが5年ぶりに花をつけました オオトリトマらしい

2019年08月06日 | 庭の花たち

庭の垣根の中のトリトマが何年かぶりで花を咲かせました。

何年も咲かなかった理由は、道路際の生垣の中にあるために、生垣からはみ出す葉をいつも切られてしまうからでした。今年もかなり刈り込みました。でも長雨の後に猛暑続きでした。この間苅込をわずかに怠った隙をついて花穂が伸びて花を咲かせました。

最後に花を見たのは2014年10月でした。秋も深まった10月中旬過ぎでした。
トリトマは初夏から晩秋まで花をつけるようです。

これは同じ年の6月に自転車散策で見た野にあったトリトマです。狭苦しい我が家の、それも生垣の中とはまるで違ってのびのびとしていました。

我が家のトリトマは蕾が展開しているときは赤い色ですが、下のほうから花が咲き始めると黄色になることに気づきました。というか今まで色の変化に無頓着だったのです。今回色鮮やかな蕾だったので、開花すると色が変わるのがはっきりとわかりました。
そこでこのトリトマの種類は何か調べてみたくなりました。

NHKの趣味の園芸の基本情報によると
主にオオトリトマKniphofia uvariaとヒメトリトマKniphofia rufaがあるということです。何となく大きさからはヒメトリトマの方かなと思いました。大きさ以外に花の色も書いてありましたが難しいですね。
そこで学名のKniphofiaで画像検索したのですが、いろいろな花が出てきてますますわからなくなりました。気を取り直して花の形、色の似ているサイトを次々に開いては、パソコンで和訳してゆきましところ、詳しいことはわからないのですが、オオトリトマKniphofia uvariaの系統ではないかと思うに至りました。

我が家のトリトマはこの家付きの土地を購入した時から庭にあったものです。家はすでに築50年以上です。したがってトリトマも50年以上この土地にあったと思われます。今はジャングルと化した庭を整理してトリトマの居場所を作ってあげなければと思っています。
コメント (4)
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