「リスとお月さま」 ゼバスティアン・メッシェンモーザー/作 松永美穂/訳
2005年のボローニャ国際ブックフェアのベスト・イラストレーター展ノミネート作品です。
これまた生協で購入。
ある朝リスが起きると、ねぐらの木の枝に、お月さまが引っ掛かってました。
自分がお月さま泥棒と思われたら牢屋行きになるので、
なんとか空に返そうと四苦八苦するお話。
リスが他の生き物も巻き込んでいく様が、とてもコメディです。
読み手にはお月さまの正体がわかってるので、くすりと笑っちゃいます。
本を開いて、表紙の内側からもう、話は始まってて、
裏表紙の内側まで楽しめます。
リスが牢屋に入れられた自分を想像するのですが、やけにリアルでおかしいんですよね。
リアルな鉛筆画で、薄く彩色してあるのですが、お月さまだけが濃くベタッリと塗ってあるので、
絵も引き締まり、お月さまを際立たせる効果にもなってます。
リスは落っこちてきたモノを、自分が知ってるお月さまと勘違いしての騒動ですが、
これって、自分達だってありうることですよね。
全く知らないものを、それとそっくりな自分が知ってるものと思い込んじゃうって。
リスを無知の自分と置き換えると、くすりとした笑いは苦笑になっちゃいます。
2005年のボローニャ国際ブックフェアのベスト・イラストレーター展ノミネート作品です。
これまた生協で購入。
ある朝リスが起きると、ねぐらの木の枝に、お月さまが引っ掛かってました。
自分がお月さま泥棒と思われたら牢屋行きになるので、
なんとか空に返そうと四苦八苦するお話。
リスが他の生き物も巻き込んでいく様が、とてもコメディです。
読み手にはお月さまの正体がわかってるので、くすりと笑っちゃいます。
本を開いて、表紙の内側からもう、話は始まってて、
裏表紙の内側まで楽しめます。
リスが牢屋に入れられた自分を想像するのですが、やけにリアルでおかしいんですよね。
リアルな鉛筆画で、薄く彩色してあるのですが、お月さまだけが濃くベタッリと塗ってあるので、
絵も引き締まり、お月さまを際立たせる効果にもなってます。
リスは落っこちてきたモノを、自分が知ってるお月さまと勘違いしての騒動ですが、
これって、自分達だってありうることですよね。
全く知らないものを、それとそっくりな自分が知ってるものと思い込んじゃうって。
リスを無知の自分と置き換えると、くすりとした笑いは苦笑になっちゃいます。