夫を誘って午後大分県立美術館(OPAM)で開催中の県美展(日・洋・彫・工展)を観に行った。
どの作品も一朝一夕ではできない力作ばかり。
その才能と根気強さにいきなり圧倒された。
そしてうらやましく思った。
私には芸術的才能も努力する根性も無い。
先日の大分合同新聞に県美展の様子が紹介されていて、それに従姉妹の
作品が写っていた。
等身大の作品を今まで数々作ってきたが、今回はやや小ぶりな作品だった。
しかし見事に思春期の女の子のナイーブさを表現していて感動した。
モデルの人間性をここまで表現することは容易なことでは無いだろう。
従姉妹の才能と努力に改めて感心した。
毎回のように県美展を観に来ているのでファンになっている方や知ってる方の作品もたくさんあった。
今回新たに好きだなと思った作品もあった。
帰りの車の中、「素晴らしい作品ばかりだったね。日本はもっと芸術家が
芸術の才能で暮らして行けたら良いのにね。芸大を出るのはとても難しいのに
芸術のみで生計を立てていける人はそんなに多くはいないのでは?」など
夫と話しながら帰った。
夫が「芸術家には感性が必要」と言ったので「私は感性があるかしら?」と
尋ねてみたら、しばらく黙っていて「ない」と言った。
思わず笑ってしまった。
芸術的才能は無いとわかっているけど、せめて感性は若干でもあると言って欲しかった。(^o^)
口数の少ない夫が「今日は行って良かった」とぽつりと言った。