ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

よこちゃんの死を悼んで

2020年03月02日 | 日記

よこちゃんが亡くなったという知らせが昨夜届いた。

かなり衝撃を受けた。よこちゃんは順子(よしこ)という名前で

私より6つ年上の親戚(分家)の子だった。

よこちゃんは、優しく美しく上品で、私のあこがれの存在だった。

ここ数日、私はこのよこちゃんの祖母が住んでいた家の事を

何故だかあれこれ思い出していた。

あの家の間取り、大きな薬棚、調剤道具、裏の井戸、そして

7段飾りの立派なお雛様。

誰も住む人がいないその家は廃屋となり、草が茂り、もう足を踏み込むことも

できず、私も長らくその家の様子を見ることも無かったが

今でもあの家は朽ち果てながら立っているのだろうか?

それとももうすでに撤去されたのだろうか?

あの家の井戸の水はおいしかった。

あの立派なお雛様は誰のお雛様だったのだろうか?

よこちゃんのお雛様だったのか?

あのお雛様は、どうなったのだろう?

誰も要らないなら私が貰って大切にしたい。お雛様に日の目を見せたい。

今度あの家を見に行ってみようか。

いやいや、今更お雛様を貰っても、もう私もそんなに長くは管理できない。

貰っても困る。それにあの家に入るのは危険だ。第一まだあの家はあるのか?

そういう事をとりとめなくあれこれ思っていた矢先の事だった。

 

よこちゃんは高校を出ると東京の女子大に進学し、その後横浜の医師と

結婚し、会う機会も無くなった。

最後によこちゃんと会ったのはよこちゃんのお父さんの銅像が出来た時

(約10年前)だった気がする。

介護施設に入所している私の母を見舞ってくれた。

You Are My Sunshine
My only sunshine. 
You make me happy 
When skies are grey. 
You'll never know, dear, 
How much I love you. 
Please don't take my sunshine away 

この歌はよこちゃんが小学生の私に教えてくれた歌。

優しく美しかったよこちゃん、安らかにお眠りください。

こんなに早くあなたの訃報に出合うとは思ってもいませんでした。残念です。

ご冥福をお祈りいたします。

コメント (2)