『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

坂上二郎

2005-07-28 | Weblog
当店は3フロア構成です。

階段を昇ったり、降りたり、文系アウトドアかぶれの私にはなかなか堪えます。

フロントでお客様の利用状況を把握するのも困難です。

ですので、レジ横に、小さなボードを置いてあります。
そのボードには店内レイアウト表を貼り付けております。

そのボードには、予約席には赤い磁石、利用席には白い磁石、
回転のある席には青い磁石、と誰でも3フロアの利用状況がわかるように
なってます。

アナログなシステムですが、非常に便利なシステムです。

昨日、そのボードの磁石をみた、帰り間際のお客様がいいました。

「店長さん、この磁石ちょうだいよ」

「あ、はい、どうぞ」

何に使うんでしょうか。
①おはじきに使う→磁石なので、飛ばない。中指が痛い。
②顔のほくろにする→顔はS極?M極?いや、きっとくっつかない。
③帰って、犬のえさにする→犬がかわいそう。
④今日は酔っぱらちゃったから、女房の土産にする→女房、さらに怒る

きっと使い道はないだろうなぁ、と思っていたら、仲間の方がやめとけよって
いいました。
無事、磁石は、元のサヤに戻りました。

とても、気のよさそうな顔をしたおじ様でした。
あんな冗談をいう人の顔って、本当に憎めない顔をしています。
坂上二郎さん、みたいな顔をしていました。

そんなおじ様に限って、一度、店をでたあと、必ず帰ってきます。
絶対、あのような顔をした坂上二郎さん似の方は、忘れ物をします。
だから、坂上二郎さんは憎めない。

食器業者の亀崎さん。
彼も坂上二郎さん似です。
激似です。
きっと、三代ほど遡れば、つながっています。
確信します。
そんな彼も、「店長、すみません、納期が遅れます」「在庫が切れてます」って
いうと、なぜか許せてしまうのも、彼が坂上二郎さん似だからです。

坂上二郎って素晴らしい。

次、生まれ変わったら、坂上二郎さんみたいな顔で生まれたい。

・・・・・・・・とは、やっぱり、今のところ、思わない。