昨日は、ちょうど10月の惑星の記事も書いたので、夕方晴れているようだったので、日が沈んだところで、西空をみに行きました。
<2024年10月1日18:04>
素敵な夕焼けでした。でも晴れていたのは高い空と地平そばだけ?あら、金星は雲の中に隠されているのかな?とがっかり。でも、よくよく見ると・・・
雲の中から、「ここだよ。見えない?」と金星の声がしました。わかりますか? 真ん中のあたりの、雲の上の上の隙間によくみると金星がいました。
でも、これでは、どんどん雲に金星は突入していくばかりのようだったので、東の空を見に行くことにしました。
すると、こちらは、かなりしっかり晴れていて、土星が待ち構えてくれていました。お伝えしたように、秋の空は1等星がすくなく寂しい空。右にある木の高めの左にポツンと小さな白い点が土星です。
見渡しても、まだフォーマルハウトは見えるところにいないので、東南の空を一人独占状態の土星でした。 上の方を見上げてみると、天頂近くには、大きな三角形を描いている星が3つ目立っていました。「夏の大三角」です。
そうそう、さきほど金星を見た時に、金星の右上にはアルクトゥルスといううしかい座の星があったのですが、今は夕方には「春の星座」、上に「夏の星座」、そして、東に「秋の寂しげな空」がいるんですよね。
国立天文台の図をかりてお見せすると、夕方はこんな感じです。秋が深まると、春の星座は早々に地平に消えていき、夜8時には、夏の星座が沈む用意に入り、秋の寂しい空が中心にやってきて、冬の明るい星達が東から登場~~~となるんです。
月は昨日は朝には見られませんでしたが、「銀河鉄道の月Ⅱ」の関東の西に住むブドリさんには見られたようで、素敵な写真をアップしてくれています。「2024年10月 月齢27 運良く見られた極細の月」もアップされています。
さらに、昨日の夕方見られたISSも「2024年10月1日 久しぶりに晴れてISS(国際宇宙ステーション) 」もアップされていて、今日の夜6時半頃に関東ではISSが見頃との予告をしてくれていたので、今日は金星たちをその時間に合わせて私も見逃さないようにしました。
残念ながら、今日は写真はほとんど撮らなかったのでありませんが、ISSが西の地平線から昇ってきて、静かに南東に消えて行くまで数分を楽しむことができました。
空の星達は、規則通りに、ISSも、いつもきっちりと運行しています。人の思惑に揺らされてすぐ自分を見失ってしまったり、変わらざるをえない人間と違うところがいいですね。