朝日新聞の11月13日の夕刊に大きな記事で、スタバの国立店の23人の店員のうち18人が聴覚障害のある店員だということが伝えられ、その接客が注目を浴びていると書かれていた。
上の画像に、朝日の動画ニュースをリンクしておいたので、実際の様子はココでも、画像でもリンクして確かめてほしいが、スタバのこの試みに拍手。「れいわ新選組」が、参議院選挙で参議院に2人の重い障害を持つ方を議員として送ったことが、参議院の会議場や、質疑に大きな影響を与え、人々にも障がい者の方への考え方に大きな変化をもたらしたように、人は大きなこうしたトライアルで自分の殻にこもった狭い考え(自分と違う立場の人への理解不足)や感情を乗り越えていくきっかけをもらえるだろうと思った。
「れいわ新選組」を参議院選挙の時に注目したのは、「生産性」で人間を判断するような社会へ強く「NO!」を打ち出したところだったが、今の政府が成長戦略会議において重用する傾向に対して「#竹中氏を政治から排除しよう」とするツイッターが炎上し始めているようだ。いつものように、マスコミには山本太郎もだしてもらえないし、原発問題、再稼働問題も本当にないがしろにおかれて報道に乗らないが・・・(嘆)
炎上のきっかけになったのは、テレビ番組で(非正規雇用が4割になっている現状)を憂いた人の意見を受けて、竹中氏が「首を切れない社員なんて雇えないですよ!普通」「正規雇用は守られ過ぎてる」などと発言したことを受けた人々の驚きと怒りからだと思う。私も、「正規雇用は異常だとして、会社が自由に解雇することができないのはおかしい」と熱弁を振るい、労働者をまるで人として見ていない発言に目を疑い、怒りがこみ上げた。ココから見て、竹中氏は人間の顔をしてはいるが、「鬼滅の刃」に出てくるような人間の中に潜んでいる「鬼」なのではないかと思えた。(人を生産性だけで見る人たち)が今の政府内には多い!*
山本太郎の「あなたは生きているだけで価値がある」という言葉と比較してみてほしい。人間は、いろいろな制約をもって生まれ育ち、闘いながら日々を生きている。搾り取るように人々に生産性の強化を求める社会が、人を幸せに出来るわけがない。
正直なところ、私の職場は私も1年契約の非正規ですし、仲間の大半も1年契約。4月の契約更新前の時期などには、特に定員の調整が行われることが分かると、ギスギスした空気が流れます。非正規が当たり前でいい働き方だという人には、まず巷の非正規雇用で雇われる者の生活を実際に送ってみてもらってから発言してほしいです。
弱さを補い合い、助け合い、皆で幸せを目指すことこそが人間らしい大切な生き方だと思います。
その点、スタバのこの試みは、そうした「生産性で人を評価する」のでなく、「人がその人らしく生きられる場所を提供する」企業として、まさにSDGsの目指す、全てのひとが幸せになることで皆の幸せを広げて行こうとするゴールを目指している活動として大きく大きく評価できた。是非、遠いけれども国立店を訪れてみたいです。きっと、そこには、働く人の笑顔と優しさがあって、多くの人が癒やされ、学びがあるのではないでしょうか。それが、1時間にどれだけたくさんの客をさばける生産性の高い店より、来店者も働く人にも同じ時間を生きている喜びのある店として評判を呼ぶと思います。
お月様、温かい心の人たちを応援して下さい。そして、人を経済の成長のための道具としてしか見られない人に、何が大切なのかを思い出させる出来事を与えて目を覚まさせて下さい。月パワーで正しいことが、世の中に広がりますように。
トランプも早く敗北を認め、訴訟を取り下げ、バイデンに勝利の祝電をつたえるように!お月様、しっかり背中をつきパワーで押してやって下さい。本当に、今のトランプのやり方は、民主主義社会の恥です。
*時事通信のココの記事を下記に転載させてもらうと、今の政府の考えを見てみると、何と「生産性」のオンパレードではないか。
政府は16日、成長戦略会議(議長・加藤勝信官房長官)の初会合を開き、低迷する企業の生産性の底上げなど成長戦略の具体策の議論を開始した。菅義偉首相が経済政策の司令塔と位置付ける経済財政諮問会議が示す基本方針に沿って、年末までに中間取りまとめを行い、来年6月に新たな成長戦略を策定する。
菅首相は会議で「経済の持続的成長に向けて制度改正など成長戦略のための改革の具体策を議論してほしい」と指示した。重点課題として、(1)新型コロナウイルス時代の企業の事業再構築(2)生産性向上(3)強靱(きょうじん)なサプライチェーン(部品供給網)の構築(4)足腰の強い中小企業の育成―などを挙げた。
西村康稔経済再生担当相は会議後の記者会見で、「生産性を上げて、競争力をどう強化するのかが共通認識となった」と説明した。
[時事通信社]
気象庁の見解は「対象を見つけることが困難となっており、また観測できたとしても結果にばらつきが大きく、気候の長期変化や季節の遅れ進み等を知ることが困難」としています。
でも、観測できなくなったというのも、都市化なのか気候変動なのかを知る重要なデータのはず。
こういったことも生産性がないからと言うことなんでしょうね。
安倍政権になってから、大学の研究も文系学部は経済の役に立っていないから見直し必要だとか、企業と連携して有用な研究を推進すべきとして、基礎研究より優先して予算配分をするなど、まるで戦前の軍事に役立たないものは切り捨ての雰囲気ですよ。
人間にとって何が大事かを忘れたら、しっぺ返しが来る。
それがコロナなんじゃないかと思いますよ。
コロナ禍でも何が大事なのかを忘れて、GoToda、オリンピックだと進めていますけど、行き着く先に何が待っているのやら。
アメリカは大統領選の結果では踏みとどまるかどうかギリギリの感じですけど、日本はこのまま転げ落ちて地球から見捨てられるのではないか、そんな気がしてしまいます。