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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

読みたい記事ではないものを読むための新聞

2010-04-08 09:35:00 | 日記
 今朝、朝日新聞の朝刊に、福山雅治が母や兄と子供の時に、坂道の多い長崎で新聞配達した話しが載っているのを面白く読みながら、この6日から12日が「春の新聞週間」なのを知った。

 我が家は新聞をとり続けているが、最近はネットや携帯でニュースだけチェックして新聞を読まない人も増えたようだ。
 確かに、テレビ番組表代わりに新聞をとるのでは、月3~4千円はちょっと高すぎる。
 でも、私は(新聞を読みたい記事をみる為というより、読もうと思っていない記事を探すためにとっている)と思っている。

 例えば、4月7日の夕刊。

・1面「人・脈・記」の水の江滝子さんの生前葬の話しが載っていた。最近は(死は必ず訪れるものだから、避けずに正面からみつめる)考え方が生まれているようだ。
 →同感。生前葬までいかずとも 自分も還暦祝いとかの節目で、お世話になって会いたい人には、死ぬ前にちゃんと会ってお礼しようと思った。

・2面 宇都宮で大好きな小倉遊亀の展覧会があると宣伝が載っていた。
 →宇都宮は遠くていけない*(ショック)* けれど、彼女の絵の素晴らしさを思い出した。

・3面 「人生の贈りもの」のコーナーに、阿刀田高が、大学在学中に結核になり一年半の療養生活を強いられ、友人に遅れをとった気がしたが、読書や、年上の患者仲間との交流が今の作家への道につながった、と書いていた。
 →同感。友人のブログに、「人生は誰人たりとも、生老病死の苦悩との戦いである。しかし、悩みがないことが幸福ではない。どんな悩みにも負けないことが、幸福なのである」とあったが、まさにどの人生を覗いても、例外はないと思った。

・10面 「後任探して社長説得」という記事で、32歳の男性が次男誕生にあたり10ヶ月の育児休暇をとるために、様々な工夫をして社長を説得した話があった。
 →男性の仕事への責任感と、賢く積極的な考え方に(若い人にもしっかりとした人がいるものだ~*(笑顔)*)と感心し心強く思った。若者たち頑張れ *(ハート目)*

・11面 「33歳私の球春*(野球)*」では、女子プロ野球の最年長選手の聴覚障害を越えて歩んできた道のりが書かれてありました。
 →そのあきらめずに夢を追う姿勢に拍手 *(キラキラ)*

 といった具合に、新聞の中には、ニュースという以上の、いろんな人々の生き様がたくさん書かれていて、自分の生きるための指針や、励ましがもらえるように思う。

 新聞は、読み始めれば決して堅苦しい記事ばかりでないことに、そして(読みたいと思って探すのではない、もっと豊かな世界へと導いてくれる、まさに読もうと意図していなかったが、人生に必要な情報)に自然に触れられるチャンスが与えられることに、多くの人に気づいてほしいとの思いにかられた 新聞週間の1日でした。 
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