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女子フィギュア世界選手権の怪

2010-04-08 01:01:00 | 日記
 ちょっと前のことですが、オリンピックでは惜しくも後半崩れて銀メダルだった浅田真央選手が、ショートプログラム・フリーともに完璧な演技をして、世界選手権で金メダルを取りました。 大拍手*(ハート3つ)* 大喝采*(ハート3つ)* 大感動で*(ハート目)* でした。

 ですが、その完璧な浅田選手の演技に対して、転倒もしたのにキム・ヨナ選手の得点が上回っていたのです*(びっくり1)* これには、私はずっと納得がいきませんでした *(怒り)*

 その蟠りがとれないでいたところに、「AERA」(4月12日号)が、その謎を解き明かす記事を載せていました。

 ソルトレーク五輪の審判買収事件の反省から、現在は、「演技の難易度等による基礎点を積み上げていく技術点」と「5つの要素を各10点満点で評価する演技構成点」の2つの絶対評価で得点を出すようになっているそうです。
 その基礎点で、トリプルアクセルの評価が、史上まだ5人しか飛べていない難易度の高い技術にも拘わらず、評価が低すぎるのが原因だったのです。

 難しい技に高得点を与えて、転倒が続出したりしてフィギュアの演技全体の芸術性を壊したり、選手の怪我の危険性を増すことは、私も間違いだと思います。
 
 以前、安藤が4回転に挑戦しては失敗した痛々しい姿が今も思い出され、全体の芸術性を大切にする評価姿勢は正しいと思います。
 バンクーバー・オリンピック男子で、4回転を跳んだプルシェンコが芸術性評価が下回り、銀メダルだったのも納得。
 高橋選手が、4回転を失敗しても、全体の芸術性高い素晴らしい演技で、銅メダルを獲得した評価にも、大納得でした。

 しかし、今回、浅田の演技がキム・ヨナの演技を技術的にも芸術的にも上回っていたのは、観衆の誰からも一目瞭然、疑いをはさむ余地はなかったと思います。
 それが、点数にしっかり反映されない今の評価方法の見直しが必要なことは、誰の目にも明らかなことだと思います。
 
 審判員の研修に使用されたDVDに、他の選手と共にキム・ヨナ選手が手本とされていた影響についても書いてありましたが、当然イラストとかにして、そこも公平性を保つべきところでしょう。

 素晴らしい演技をした選手に、ふさわしい得点がでないと、競技への興味が損なわれます。是非検討してほしいものです。
 
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