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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

王や首相や社長になっても・・・

2011-04-17 00:48:00 | 日記
 今日テレビを見ていたら、イギリスのジョージ6世(エリザベス女王の父)が、兄の突然の退位でイギリスの王となったが、吃音で演説に苦労した話しを偶然やっていた。

 「王とて、幸せなことばかりではないのだなぁ」
 結婚の時の輝くようなダイアナ妃の美しさと、その後のことも思いだし、ロイヤルファミリーとて幸せとは言えないのだ、と思った。

 そう考えると、今の菅首相も首相になって幸せと感じているだろうか?
 今は、問題が山積みで外からも身内からも激しい批判を浴びて、針のむしろの上にいる心境だろう。
 東電の社長に至っては、いう必要もないだろう。

 王様やお姫様になりたい。首相になりたい、社長になりたいなんて、子供が単純に描くように人生はいかないもののようだ。

 幸せとは、自分の置かれている場所で、誰のために、何ができるかにかかっているのだと改めて考えさせられた。

 誰のために、何をするのか。
 それさえ見失わなければ、人は幸せに近づけるのではないか。

 それができないなら、どんな地位を手に入れても意味はないし、苦しみも続くのだろう。

 因みに、ジョージ6世は、良い医師に恵まれて吃音を克服し、妻のエリザベスと共に第二次世界大戦中のイギリス国民を大いに勇気づけ、「善良王」と呼ばれて人々に親しまれたそうだ。

 昔、スピリチュアルの江原さんが、「人を羨むなら、その人の味わってきた苦しみも引き受けられるのでないと・・・」と言っていたが、幸せだけを絵に描いたように味わえる人なんて、この世には存在しないのだ。
 たとえ王でも、首相でも、社長でも。

 そこに行けばそこで、つらい乗り越えなくてはならない大変なことを抱えるのは、誰でも一緒なのだ。

 
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