(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

エリツィンの葬儀に、真紅の薔薇が、、。

2007-04-26 | アート
先日、元ロシア大統領のエリツィンの国葬がモスクワで行なわれた。

CNNニュースで何度も放送されたが、彼の葬儀に、真紅の大輪の薔薇が沢山飾られていたのが、とても印象深かった。

真紅の花は、薔薇の他に真紅の大輪のカーネーションも加わり、ウオッカ好きで、情熱的だったエリツィンにはぴったりの花なのかもしれない。

花の他に、真っ赤で、細いキャンドルも沢山灯され、教会で行なわれた葬儀には、アメリカから前大統領の、ブッシュやクリントンも参列し、1つの時代が終わった感じを受けた。

まさか元、共産党の国だから赤が好きで、真紅の薔薇や、真っ赤なキャンドルを飾ったのではないだろうが、、、。

私が掲載した写真は、イギリス製の薔薇の花の形の真紅のキャンドル。

日本でもこの頃は、キャンドルが多く販売されるようになったが、まだまだ、ヨーロッパの比ではない。

私がロンドンの現地大手葬儀社にて、葬儀装飾を学んでいた時、様々な形の美しい色のキャンドルが、葬儀に使用されていた。

日本のように「葬儀には”白”」と決め付けないのだ。

「故人が主役」である欧米などの葬儀では、ピンクや真紅、パープルなど、様々な「故人の個性」が「葬儀」にあり、画一的な日本の、男女の区別もままならない葬儀装飾とは一線を置くのである。

男性だから、ブルーの花でなくても、エリツィンのように、真紅の薔薇を葬儀装飾に使用しても、それが最も「故人らしい」のであれば良いのである。

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