BS-TBSで放送された、池上彰 X 磯田道史BIG対談。
内容忘れちゃいけないので、メモ。
★知識偏重は良くないが、ある程度知識を詰め込むと頭の中で化学変化が起こる。
量は質を凌駕する。
★なぜ日本人は政治不信か。
民主主義を市民が勝ち取ってきたわけではない。
村の自治はあったが、国としての動きに当事者意識がない。
★公文書の作成や保存がないがしろにされている。
政治家や官僚に、国の意思決定プロセスを残そうという気がない。
隠そうとしている意図が感じられる。
いつまでたっても過去の失敗から学ばない。
★ブッシュ政権はイラク戦争終結後、官僚体制を残すべきだった。
旧体制を根絶やしにしてしまったことISなどの混乱を生んだ。
★元禄時代、世界人口の20人に1人は日本人だった。
ペリー来航のころ、米国のGNPは日本の1.7倍
太平洋戦争のときは5倍。負けるのは必然だった。
(こういう話をしてくれるから、磯田さんブラボー!)
★尾崎行雄という人が庶民の政治参加について一番考えた人。
ヨーロッパの制度は日本人に合わない。
日本人にシックリくる政治システムとは。
今の地方議員は大部分が建設会社関連。
北欧などでは会社員兼業の議員が、夕方とか議会に集まっている。
★日本の外交が歴史上もっとも上手くいってたのは明治時代。
今年は明治維新から150年と言っているがヒヨコが卵から出てきただけ。
実は江戸150回忌であり、江戸時代に卵の成分や独自性が生まれた。
★江戸時代には個々の藩が、国際政治ならぬ藩際政治をやっていた。
だから明治になっても諸外国と外交で渡り合うことができた。
★外交での必須事項。情報力・半実仮想・取引材料の保有
西郷隆盛は薩長戦争の時、21箇条にわたる細かな情報収集を行った。
このやり方を従兄弟の大山巌が踏襲し、日露戦争を優位にすすめた。
★毛利元就の三男、小早川隆景は半実仮想の能力に秀でていた。
秀吉朝鮮出兵のとき、敗戦撤退になったときの計画を提案。
状況を楽観視していた石田三成を大いに助けた。
★取引材料の保有の例としての、高杉晋作少年時代の逸話。
タコを武士に踏みつけられ壊された時に、いかに謝らせたか。
子どもだとバカにしている侍に、泥玉を手にして謝罪を要求。
正月の晴れ着を汚されたくない武士はシブシブ謝った。
★なぜ日本人は休みなく働くか。勤労意識の原点に、米作りの歴史。
除草し、水路を作り、牛フンをしっかりやれば米は格段に大収穫。
勤勉な農家が裕福になり家族を増やし、不作な近所の農地を買う。
田中さん鈴木さんは、そうやって分家を増やして行ったのだ。笑。
努力は報われるという、根強い成功体験。
★農業や工業と違って、サービス産業の収入は労働時間に比例しない。
これからの30年はAIやIoTで産業革命のように劇的に時代が変わる。
情報や知識を結合させ付加価値を創造する、発想力の時代になる。
★AIは目標設定もルール作りもできない。
★問題の切り取り方、好奇心がだいじ。
★南海トラフ地震や富士山噴火は古文書を見れば周期的にやってくる。
日本人の国民性として、経路依存のまま日々やり過ごす傾向あり。
ドン底に落ちないと変われない習性をなんとかできないか。
★歴史はこれからをより良く生きるための道しるべ。
忍者研究だけしていたかったけど過去の災害を調べるため静岡に移住。
旧家に残る古文書を見せていただき、実際に起こったことを調べた。
天災が起こらないことを願うだけではダメ。
★グローバル化と格差が広がる中で 、トランプ政権はある意味
壮大な実験かもしれない。
★★★
ここまで読んでくださった方、ありがとうございますm(_ _)m
今日は父親の三回忌。
あまり仲良くなかったけど、よく歴史の話を一緒にしてました。
たまたまですが、この記事を亡き父に贈ります。
もう2年。いや、長い2年だった。
介護どころか見舞いにすら来なかった弟に、相続話で怒鳴られたり。
多忙で年末に頭おかしくなったり。教室宅を買ったり。
人生いろいろ。そして人生は短い。
時間だいじに、感謝して過ごしたいです。
★★★
内容忘れちゃいけないので、メモ。
★知識偏重は良くないが、ある程度知識を詰め込むと頭の中で化学変化が起こる。
量は質を凌駕する。
★なぜ日本人は政治不信か。
民主主義を市民が勝ち取ってきたわけではない。
村の自治はあったが、国としての動きに当事者意識がない。
★公文書の作成や保存がないがしろにされている。
政治家や官僚に、国の意思決定プロセスを残そうという気がない。
隠そうとしている意図が感じられる。
いつまでたっても過去の失敗から学ばない。
★ブッシュ政権はイラク戦争終結後、官僚体制を残すべきだった。
旧体制を根絶やしにしてしまったことISなどの混乱を生んだ。
★元禄時代、世界人口の20人に1人は日本人だった。
ペリー来航のころ、米国のGNPは日本の1.7倍
太平洋戦争のときは5倍。負けるのは必然だった。
(こういう話をしてくれるから、磯田さんブラボー!)
★尾崎行雄という人が庶民の政治参加について一番考えた人。
ヨーロッパの制度は日本人に合わない。
日本人にシックリくる政治システムとは。
今の地方議員は大部分が建設会社関連。
北欧などでは会社員兼業の議員が、夕方とか議会に集まっている。
★日本の外交が歴史上もっとも上手くいってたのは明治時代。
今年は明治維新から150年と言っているがヒヨコが卵から出てきただけ。
実は江戸150回忌であり、江戸時代に卵の成分や独自性が生まれた。
★江戸時代には個々の藩が、国際政治ならぬ藩際政治をやっていた。
だから明治になっても諸外国と外交で渡り合うことができた。
★外交での必須事項。情報力・半実仮想・取引材料の保有
西郷隆盛は薩長戦争の時、21箇条にわたる細かな情報収集を行った。
このやり方を従兄弟の大山巌が踏襲し、日露戦争を優位にすすめた。
★毛利元就の三男、小早川隆景は半実仮想の能力に秀でていた。
秀吉朝鮮出兵のとき、敗戦撤退になったときの計画を提案。
状況を楽観視していた石田三成を大いに助けた。
★取引材料の保有の例としての、高杉晋作少年時代の逸話。
タコを武士に踏みつけられ壊された時に、いかに謝らせたか。
子どもだとバカにしている侍に、泥玉を手にして謝罪を要求。
正月の晴れ着を汚されたくない武士はシブシブ謝った。
★なぜ日本人は休みなく働くか。勤労意識の原点に、米作りの歴史。
除草し、水路を作り、牛フンをしっかりやれば米は格段に大収穫。
勤勉な農家が裕福になり家族を増やし、不作な近所の農地を買う。
田中さん鈴木さんは、そうやって分家を増やして行ったのだ。笑。
努力は報われるという、根強い成功体験。
★農業や工業と違って、サービス産業の収入は労働時間に比例しない。
これからの30年はAIやIoTで産業革命のように劇的に時代が変わる。
情報や知識を結合させ付加価値を創造する、発想力の時代になる。
★AIは目標設定もルール作りもできない。
★問題の切り取り方、好奇心がだいじ。
★南海トラフ地震や富士山噴火は古文書を見れば周期的にやってくる。
日本人の国民性として、経路依存のまま日々やり過ごす傾向あり。
ドン底に落ちないと変われない習性をなんとかできないか。
★歴史はこれからをより良く生きるための道しるべ。
忍者研究だけしていたかったけど過去の災害を調べるため静岡に移住。
旧家に残る古文書を見せていただき、実際に起こったことを調べた。
天災が起こらないことを願うだけではダメ。
★グローバル化と格差が広がる中で 、トランプ政権はある意味
壮大な実験かもしれない。
★★★
ここまで読んでくださった方、ありがとうございますm(_ _)m
今日は父親の三回忌。
あまり仲良くなかったけど、よく歴史の話を一緒にしてました。
たまたまですが、この記事を亡き父に贈ります。
もう2年。いや、長い2年だった。
介護どころか見舞いにすら来なかった弟に、相続話で怒鳴られたり。
多忙で年末に頭おかしくなったり。教室宅を買ったり。
人生いろいろ。そして人生は短い。
時間だいじに、感謝して過ごしたいです。
★★★