今年の1月に淡路島を訪れ、歴史、文化、食、気候などこの島の素晴らしさに魅了されました。1泊ではとても全てを回りきれず、次は『記紀神話』の舞台となった沼島に行きたいと思っていました。念願叶ってこの12月に沼島に上陸できました!
神戸からレンタカーではかなりのドライブコースとなるため、神戸三ノ宮→洲本バスターミナルまでは高速バスで移動しました。この高速バス、ネット予約したのですが…秒殺で予約が入るのか?そもそも、ネットでは限定枠で在庫が絞られているのか?私が予約をするときには1席しか残っておらず、危うく一人乗り遅れるところでした。淡路島へバスを利用される方は、販売開始と同時の早目のご予約をおすすめいたします。
洲本バスターミナル付近にはレンタカー会社はないので、お迎えの車に乗り込み移動します。手続きが終了し、いざドライブスタートです。当初は、どこかでサクッとランチor食料調達の予定でしたが、フェリーを1本逃すと大幅に行程が狂うので、宿で夕陽鑑賞もしたい我々は土生港に直行しました。事前のリサーチで港周辺にはカフェなどの飲食店は全くないことは知っていました。…が、小さな売店くらいはあるんじゃないかと僅かな期待をしていました。でも、本当に何もない(笑)。微妙に小腹の空いている我々は、何かお腹を満たせるものはないかと待合室を探しました。そうしたら、袋入りのミカンが販売されているではありませんか!12個入で300円のミカンを購入し、友人が提供してくれた神戸の美味しいクッキーを頂いてお腹を満たすことができました。このクッキー美味でした~☆ミカンも甘くて美味しかった!今回の旅の教訓、『旅にはミカンを持参せよ』。喉を潤し、小腹を満たしてくれるミカンは旅のお供に最適ですよ!
さぁ、いよいよ乗船です。漁船のような船を想像していたので、あら『意外に大きいのね~』と嬉しい驚き(笑)。乗客乗員あわせて86名乗りのフェリーに乗船し片道10分の船旅です。波が高かったのか?思っていたよりは揺れました。
沼島港も何もない(笑)。まずは、帰りの船の時間を確認し、地図を片手に散策スタート。効率を考えて港から一番離れている上立神岩に向かいます。最初は、港や住宅街を抜けて平坦な道を歩きます。沼島小学校を過ぎた辺りから緩やかな登りが始まり、道も段々とダートな道に変わっていきます。かなり登りが続き、頂点を迎えたら急な坂道を下ることになるので、無料の貸出し杖を使うと良いかもしれません。
⬇こんな感じでかなり登り坂が続きます。杖を使うとかなり楽ですよ。
⬇ようやく坂を登りきったと思ったら…ま、まじか?こんな急な坂道を下るの?
ハァハァ息を吐きながら、ようやく念願の上立神岩に辿り着きました。もっと近くで見られるのかと思っていたのですが、かなり離れたところからその姿を拝む感じでした。
高さ30mの巨石は力強くそびえ立ち、その姿に圧倒され、藍い海に佇む姿は神々しくさえありました。別名は、『天の御柱』。『記紀神話』によると、イザナギ命とイザナミ命が、おのころ島に降り立ち、太い柱(天の御柱)の周りをそれぞれ左回り、右回りで回り、婚姻をするというお話が出てきます。その柱こそがこの上神立岩と言われ、夫婦円満、恋愛成就のご利益があると多くの人が訪れているとか。よくよく見ると岩にハート型のくぼみがあるのもロマンチックですね。
⬇ズームで拡大すると、ハートのくぼみが確認できます!
また、国生み神話のスタート地点ですから、最近はパワースポットとしても注目されているようです。神話好きとしては、とても気になるところだったので、お天気に恵まれ最高のコンディションで上立神岩が見られて感激でした。パワーチャージもできたので、帰りのアップダウンも頑張って歩くぞ~!!(笑)。(BLACK★1947-)