薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

スペイン紀行~Cordoba~

2005-06-13 | 旅  行
■ スペイン滞在4日目と5日目は、アンダルシア地方へ。滞在先は、コルドバのHotel Las Adelfas。ここは市街地から少し郊外へ離れた、リゾート風のホテル。

■ マドリッドのアトーチャ駅からコルドバまでは、AVEにて1時間40分。およそ1時間に1本の間隔で電車が走っている。車窓から見えるのは、果てしなく広がる赤茶けた大地とオリーブの木。はて、お目当てのひまわり畑は、一体どこに行ってしまったのか!?

■ コルドバは、ローマの植民地時代からアンダルシアの中心地。8世紀になってイスラム教徒の侵入が始まり、後ウマイヤ朝が成立すると、コルドバはヨーロッパ・北アフリカのイスラム教国の中心として大きく発展していった。文化的にもイスラム、キリスト教、ユダヤの3つの文化が共存し、そして融合している不思議な空間だ。

■ ホテルにチェックインした後、タクシーでコルドバ美術館まで行く。美術館の中を見学したあと(美術館自体は、さほどたいしたことはない)、ローマ橋を横目で見ながら、メスキータまで歩く。メスキータとはスペイン語でモスク(イスラム教寺院)のこと。さすがに日差しが強く、暑い。

■ このメスキータは何回か改修されており、いろいろな時代の様式がごちゃ混ぜとなっている内部に入ると、赤白の模様がかわいらしいアーチが現れる。重量を分散して、天井をより高くするために2層式にしたものとか。さきほど赤白模様のように見えたのは、じつは赤色のレンガと白色の石とを交互に組み合わせて作られていたものだった。湿度が低いせいか、日陰に入ると涼しい~。

<photo:Mezquita>

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