最強の勉強法

■ 吉田たかよし『最強の勉強法』PHP文庫。“最小の努力で最大の結果を出したい人に贈る”とのコピーに釣られ、つい手にとってしまいました。

■ 私とほぼ同世代の著者は、東大卒業後、NHKアナウンサーを経て、衆議院公設秘書、医師などの肩書きをもち、現在は東大大学院に在籍中。頭のいい人は何でもできるんだなぁ、というのが率直な感想です。

■ 勉強をする上で何より大切なことは、「開放的な雰囲気の中に身を置き、受身ではなく自分の意欲で知性をつかみ取る」こと。「テレビを見るときも、活字を読むときも、必ず意識して、感想や論評、疑問を持つようにする」ことが重要なのだとか。何ごともただノンベンダらりんとやっていてはダメなわけね。

■ 資格試験などで勝つための条件としては、①相手を徹底的に分析し、科学的で合理的な対策を立てる、②決戦の当日、肉体的にも精神的にも最高のコンディションになるように備える、③サポーターを味方につける、の３点をあげている。そう、まるでサッカーと同様ですね。（私は眠くて寝てしまったけれど、ジーコ・ジャパンがバーレーンに勝ててヨカッタ…）

■ 講演会に行って著名人と知り合いになる方法として、仕事用とプライベート用の名刺を作って両方を渡す、というアイデアは面白かった。私もblogのアドレスを載せた、なにか面白い名刺が作れないかな。

<photo:カルロス４世一家の肖像>