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これは、長寿番組で今でも人気の〘大岡越前〙です。
上は、四文字共にほぼ筆に力が入って、見て或いは読んで、
気分が良いです。
然し、下の後ろに文字は、筆に力がなく、悪く言えば
殴り書きみたいです。
同じ一話に書かれた文字で、なぜこんなに書き方に<
変化が必要でしょうか?
次の三枚は〘桃太郎侍〙のものです。
大友柳太郎さんのキャストロールです。
漢字五文字ですが、大の左払いが短すぎませんか?
同様に、柳の木ヘンと太り左払いも、バランスが悪すぎます。
又,朗の偏の最後の点、右下がりなのに、左下がりになっています。
植木等の、ここまで崩されると、何をかいわんや・・・
竹冠と土の縦審に対し、寸の楯芯が右に寄りすぎています。
左列の下の雄の旁、こんな字は承服できません。
左から二列目、川は等間隔なのに、わざわざ左を広くしています。
清の旁、なぜ月の左と上野信をあわせるのか?
左から三列目、木の左払いの位置と長さ、どうし何故?
美しいという字は、大きいの横が一番長いのが普通ですが、
ここでは、その上を長くしてあり、、そうしているなら
それは正しいとして、写すべきでしょうが、私は初めて見ました。
こうして気になる文字を拾ってみましたが、上げてみれば。
枚挙にいとまがありません。
スタッフロールや、キャストロール、あるいは題字を任される人は、
それなりに書に通じていたり、それなりに評価されていると、
思いますが、依頼された担当者は、個を主張し過ぎているのでしょうか?
なぜ、携わったスタッフやキャストの方々の名前を、時間をかけて
表示しているかと言えば、【視聴者にお知らせする】ためでは?
知らせる側と知らされる側共に、リスペクトがなくては・・・。
ここに上げた三枚は、一寸気になるところはありますが、
総じて、満足するもスタッフやキャストをキャストを紹介したり、
その作品をより理解してもらうために、解りやすく説明するため、
という目的を、よく理解しているかどうかという観点で、
勝手に評価させていただきました。
それらをじっくり観ての人は少ないでしょね。
多分、当時はそういう専門さんへの依頼でなく、そこら辺の方が、適当に書いていたのでは?
物語の中味を左右するとは、思いもせずでしょうね。
懐かしい顔ぶれに、時代を思いました。
その後体調は如何でしょうか?
お大事になさって下さいませ。
専門家ではない、そこら辺りの人間が、適当に書いていた。
イヤー納得です。
私の裁量不足、そう考えるとすっきりしますです。