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人が人を裁く

2009年05月21日 | 日記・エッセイ・コラム

裁判員制度が、いよいよ今日発足しましたね。

日本人は、まだ誰も経験していない事なので、関わりたくないとか、

不安だと言う人が、八割いるそうです。

確かに、刑期が五年か七年かの差なら、誤ってもまあ許容範囲だけど、

死刑か無罪かとなると、事は重大ですね。

アメリカの裁判員制度は、裁判員全員の意思で、評決を出しますが、

日本は、最終的には、裁判員六名と、裁判官三人で、多数決を取るんですね。

民主主義は、最大多数の最大幸福ですから、それは正しいのかも知れませんね。

一寸待って!!九人の内五人以上の、意見を取るのが、多数決ですよね。

良く読むと、変なことが書いて有りますよ。

多数意見の中に、裁判官が入っていれば、そのまま多数として認めるが、

裁判官が1人も入って居なければ、その評決は無効なんだって???

もう一つ、変な話が・・・

裁判員は、裁判員であるが故に、知り得た情報を漏らしたら、罰せられますが、

裁判官は、もし漏らしても、罰する法律は有りません。

何故、こんな理解できない事になるのかと言うと、裁判官は立派な人間で、

そんな悪い事はするわけがない、だから罰則規定は、要らないと言う訳ですね。

そうは言っても、裁判官だって人間だからねえ、つい漏らすことだってねえ・・・

いいえ、そんな事はありません、だって。

一般国民は、レベル低くて、信用ならないから、ちゃんと罰則規定を、

設けて置かないと、駄目だと仰るんですね。

いやはやどうも、恐れ入りました!!