今日も新聞の片隅に、台湾産のウナギを、
徳島産と偽って、販売していたとして、
「不正競争防止法違反」(虚偽表示)で、
徳島の業者社長、が逮捕されたとの、
記事が有りました。
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アサリの偽装を、簡単に見抜く方法は、
以前このブログで、記事にした事が有りますが、
ウナギを見抜くのは、なかなか難しいですね。
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所で、こうした偽装を取り締まったり、罰する法律は、
「不正競争防止法」だけですね。
輸入の安い商品を、国産の高い商品と偽って、
消費者に高く売りつけ、消費者に損害を与え、
暴利を貪るとは、以ての外です。
厳しく罰せられるのは当然です。
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しかし、この法律の名称を、良く見て下さい。
「不正競争防止」となっていますね。
これは、どういう事かと言うと、一例を示せば・・・
A社は、国産を国産と表示し、それなりの高値で
売っている。
B社は、輸入の安いウナギを、国産と偽って、
大きな利幅を取って、売っている。
これでは、A社が、商売上不利になるから、
法律で、規制する必要が有る、というのですね。
消費者の、不利益を慮って、作った法律ではない
のです。
こう言う業者保護、国民無視の行政で、今までどれだけ、
国民が、不利益を被って来たことか・・・
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今度発足した消費者庁は、そう言う意味で、
期待したいと思いますが、政治家の中には、
インチキ商売から、献金をもらったりしていて、
足を引っ張るだろうし、機能するまでには、
大変だろうと、或いは魂が入らず仕舞に、
ならなければと、危惧しているところです。