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「不正競争防止法」

2009年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム

今日も新聞の片隅に、台湾産のウナギを、

徳島産と偽って、販売していたとして、

「不正競争防止法違反」(虚偽表示)で、

徳島の業者社長、が逮捕されたとの、

記事が有りました。

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アサリの偽装を、簡単に見抜く方法は、

以前このブログで、記事にした事が有りますが、

ウナギを見抜くのは、なかなか難しいですね。

所で、こうした偽装を取り締まったり、罰する法律は、

「不正競争防止法」だけですね。

輸入の安い商品を、国産の高い商品と偽って、

消費者に高く売りつけ、消費者に損害を与え、

暴利を貪るとは、以ての外です。

厳しく罰せられるのは当然です。

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しかし、この法律の名称を、良く見て下さい。

「不正競争防止」となっていますね。

これは、どういう事かと言うと、一例を示せば・・・

A社は、国産を国産と表示し、それなりの高値で

売っている。

B社は、輸入の安いウナギを、国産と偽って、

大きな利幅を取って、売っている。

これでは、A社が、商売上不利になるから、

法律で、規制する必要が有る、というのですね。

消費者の、不利益を慮って、作った法律ではない

のです。

こう言う業者保護、国民無視の行政で、今までどれだけ、

国民が、不利益を被って来たことか・・・

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今度発足した消費者庁は、そう言う意味で、

期待したいと思いますが、政治家の中には、

インチキ商売から、献金をもらったりしていて、

足を引っ張るだろうし、機能するまでには、

大変だろうと、或いは魂が入らず仕舞に、

ならなければと、危惧しているところです。