幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

釧路・根室の旅 その6「さんまんま」

2023-10-30 | グルメ

ここで食べなければチャンスはないと思った。

北海道・根室半島の旅行の最終日、最後の「昼めし」をどうするか。

何にしようか迷った末、決めたのは「魚政」さんの「さんまんま」だったのである。

 

釧路フィッシャーマンズワーフ(MOO)の中にある「魚政」さんに寄った。

店頭では「さんまんま」を焼いていて、近くに行くとお店の方からいい匂いが漂ってくる。

実は、その前日に、幣舞橋の夕日見物の折りにお店の前を通り、その時の「おいしそうだな!」と印象が残っていたのだった。

お店の脇には、カウンターとテーブルがあり、そこで出来立てをいただくことができる。

見るのも、もちろん食べるのも初めてである。

出てきたのは、まんま(ご飯)にさんまが載った、まさに「さんまんま」である。

食べやすいようにカットされている。

 

ウナギのかば焼き風の味付けがされていて、ご飯にもその味がしみ込んでいる。

今、炉から直行した焼きたてのアツアツをほお張ると、タレとよくバランスしたさんまと御飯が口に広がる。

さんま一尾分にたっぷりのご飯、なかなかのボリュームである。

さんまの水揚げの多い釧路港、根室港が近いとあって、ふっくらとした肉厚のさんまだった。

帰ってから、「あの時食べておきゃよかった」と後悔せずに済んだ。