幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ウクライナ国旗をかかげるレストラン

2023-06-26 | グルメ

西武鉄道・新宿線小平駅から徒歩8分ほどのところ、遊歩道沿いに見えるブルーと黄色の国旗。

シェアキッチンを使って月曜日のランチのみ営業している「ウクライナ料理」のお店「Nadiya」さんである。

ウクライナからの避難民の雇用創出を目的に営業しているとのことである。

 

店内のウクライナらしい(行ったことがないので分からないが・・・)飾りが、歓迎してくれる。

 

ウクライナの人が料理してくれる「ボルシチ」がメインで、単品でもセットでもオーダー可能である。

ボルシチは好きな料理でもあり、メニューにあるのはうれしい。

とにかくこのお店は初めてなので、セット・メニューをオーダーした。

本場のボルシチ、サラダ、ヴァレーニキ(水餃子)、パン(おにぎりも選べる)、ハチミツ入り紅茶がセットである。

ビーツの真っ赤な色に染まったボルシチには、サワークリームが載っている。

また、ポテトの入った水餃子は、「タレ」代わりにサワークリームを付けて食べる。

つるっとした食感で、いくらでも食べられそうである。

いずれの料理も日本人の私の口にも合い、美味しかった。

 

ウクライナ人のスタッフ(女性)に、「あれは何?」、「これは何?」と尋ねてみた(もちろん日本語で)。

「ニホンゴ」はまだおぼつかないようだが、日本人が話しかけるのを嫌がってはいないようにみえる。

最後の紅茶になると、ニホンゴで「かわいい!」を連発しながら、テーブルにマトリョーシカを並べてくれた。

私のテーブルだけが、マトリョーシカで一杯になった。

 

楽しいランチであった。

お店は決して大きなスペースではないが、二人のウクライナ人がキビキビと働いている。

それを、日本人スタッフがしっかりサポートしているのも、頼もしく見えた。

 

彼女たちは戦争が終ったら、国に帰るもよし、日本で職を得るもよし、それは自由だ。

とにかく戦争が早く終結し、彼女らがその自由を手にする日が来ることを祈る。