幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

奈良の旅・その3「法隆寺」

2022-11-21 | 旅行

京都で新幹線から在来線に乗り継ぎ、奈良までは「みやこ路快速」、奈良で乗り換えて法隆寺までは「大和路快速」を利用。

いずれも古都らしい名前の列車で、京都~奈良~法隆寺の所要時間は、乗り換え時間を含めて1時間ちょっとの時間であった。

法隆寺の見学ルートにも、修学旅行、インバウンドの観光客などが多いのは驚きであった。

コロナ禍で激減していた旅行者が、徐々に戻りつつあるように感じた。

 

法隆寺はお寺として日本で始めて世界遺産に登録されたという。

なかでも五重塔や金堂は、世界最古の木造建築といわれる貴重な歴史遺産である。

しっかりした技術と確かな材料を用いれば、木造建築とはこんなに長く持つのだということを実証している。

それと比べるのもバカバカしいが、同じ木造でも我が家の寿命は短かったこと・・・。

 

松並木の参道の正面にある南大門。

 

左右の土塀の間を真っすぐ進むと中門。

 

その奥には、かの五重塔。

すっくと立ちあがった姿は実に美しい。

 

大講堂側から金堂、五重塔を見る。

 

広い境内を歩き、東院伽藍へ。

そこにあるのは、見覚えのある八角形の「夢殿」。

 

広い境内は自由に歩けるが、隈なく周るとかなりの距離になる。

どの建物にも何かで塗装された部分は見られず、木材や金具など全てが自然に年月を経た感じそのものである。

歴史的建造物を間近にして多少の興奮状態にあったのか、休憩も取らずに歩き回った。

帰りは、さすがに疲れを感じ、参道から法隆寺駅まではバスを利用した。