孫、合格！

ここ数日、正直に言うと、何も手に着かない状態が続いていたのである。
と言って、何かをしていないと、気が落ち着かないという、そんな状態でもあった。

そんな私の気持ちが一気に弾け、思わず涙してしまったのは、孫の中学受験の合格の知らせのあった時である。

あれ程勉強していた、頑張っていた孫である。
もし、報われなかったら････、そう思うと、食事も喉を通らないという、まさか、私自身がこんな思いをすることになるとは、思ってもみなかったのであるが････。

合格の知らせをメールで知り、学校から帰ってきた孫に、おめでとうを言う。
電話口の孫の声が、いつの間にか、パパに似てきているのを、初めて気づく。
いつの間にか、声変わりしているのだろうか。
なんだか、受け答えも、しっかりとしてきているように思う。
もう、中学生だものね。

希望していた中学校に、合格できた。（それも難関）
孫は、大人しく、あまり感情を露わにする性格ではないが、今、どれ程嬉しく思っているだろうと思う。

私は、ホッと安堵すると同時に、この何日かの取り越し苦労を、なんだか可笑しくさえ思ってしまう。