ブログ アキマ

80代女性のブログ

親の思い、息子の気持ち。

2017-02-23 10:53:06 | 日記
日曜日、タブレットの、ある、アカウントの設定が分からなくて、隣町に住む息子に、ちょっとやってほしいと、電話する。

息子も、中年になると、家族や自分のことで忙しく、用のある時以外、親の家にやって来ない。
その日も忙しいらしく、時間を見つけて寄るよ、と言ってくれる。

いつ来るのか分からないから、買い物にも出かけず、一日中スタンバイしていて、夕方になっても来なくて、今日は来てくれないのか思っていたら、夕食時にやって来てくれた。

来るや否や、タブレットの操作を続け、そばで見ていると、何やら難しそうー。
到底、やっぱり、私には無理だわ、と、思った。
息子は黙々とこなし、無事完了。
私に使い勝手の説明をしてくれたあと、「じゃあね」と言って、さっさと帰ってしまう。

お茶でもとか、話でも、とか、言ってる隙もない。
家族が、夕食に待っているからだろうけど・・・・。
どうして、そんなに素気ないのかと思うが、息子も自分一人だと、老いた親と向き合うのに、照れるのか、話すこともないのかもー。

息子がそさくさと帰って行って、一抹の物足りなさや、寂しさを感じる私・・・・。
でも、息子の優しさは、感じることはできてー、私の気持ちは、ほっこりする。

お花を贈る想い

2017-02-17 12:31:45 | 日記
私のバレンタインデーは、かねてより用意してあったものを、SクリニックのA先生にお渡しする。
A先生は、ちょっとはにかんだ笑顔で、受け取って下さった・・・・。

先生は、とてもお忙しい。
次々と患者さんがやって来、検査も入る。
それに、週一度のお休みの日には、退職した大学病院の非常勤を、勤めていらっしゃる。

先生、おひとりで大丈夫ですか、などと、余計なお世話で、心配する。
如何にお忙しくても、笑顔で、落ち着いて、応対してくださる。
頼れる先生、である。

私は薬を出してもらうだけだから、いつも手短にと心掛けているが、つい先日、先生に余計な相談をしてしまった。
それはー、以前から、心が決まらないでいたことをー。

つまり、以前にお世話になった、大学病院の先生に、お花をお贈りしたいと、迷っていたことをー、である。(ちなみにA先生は、その先生とは同じ大学病院の同期生、同科でいらした)

先生は、私の相談に、「とても喜ばれると思う」と、即答された。
パッと、私の気持ちが明るくなる。
迷っていた気持ちに、決心がつくー。

そうー、先生も、去年開院された折り、沢山のお花を頂かれたのだろう。ご自分の思いに照らし、おっしゃって下さったのだ、と思った。
「とても喜ばれる」とお聞きしたのが、嬉しかった。気持ちがはずんだ。

お花は、インターネットを通じて、お贈りしよう。
どんなお花を選ぼうかー。

それにしても、こんな相談をしてしまう私ー、ごめんさい。
本当は、私の心の中では、すでに決めていたのかも知れないが、あとひと押しがほしかったのかもー。

先生、ありがとうございました。
最後に、先生に頼ってしまいました。




街歩き

2017-02-09 12:41:56 | 日記
朝一番で予約してあった、駅前の美容室へ行く。
いつも指名している方が、ついてくださる。
鏡の中に、私とその方が映ると、いつもながら、若い人の肌のつや、はりが、羨ましい。
私は、落ち込むばかり・・・・。

1時間で、カット、ブローの仕上がり。

その後、駅前の商業施設の中を、ブラつく。
かって、ここにあったイオンが、西側に移転して、すっかり客足の少なくなったこの辺りだが、いずれ、近く再開発が始まるそうだ。そう言えば、ここに来る予定だった、大学のキャンバスも、話は流れてしまったそうだ。いろいろと、変化は大きい。

角に花屋さんがある。
店先には、花が溢れている。
丁度、バレンタインで、こぶりの可愛いブーケが一杯。チョコレートに添えるのだろう。

これからが、お花の出番。
贈るひと、贈られるひとー。
喜び、憧れ、希望、そして、別れ。
お世話になったお礼や、再会・・・・。その中に、常に花がある。

10年前、夫がリタイアした折りにも、沢山のお花を頂いた。花は枯れても、贈って下さった方の、気持ちは残る・・・・。
ふとー、私も、お世話になった大学病院の先生に、お花を贈りたいと、思った。
その考えには、少し胸がはずんだけれど・・・・。
でも・・・・、それって・・・・。

確かに、全国どこへでも、お花は届けてくださるけれど・・・・。
そして、最早先生は、大学病院を去られるわけだけど・・・・。

そう思いながらも、私の気持ちは、定まるわけでもなくてー、
そしてしばし、私はひとり、街をブラブラしつづけていた。