ブログ アキマ

80代女性のブログ

ふと思い出す、お雛様の日・・・・

2019-02-28 09:59:55 | 日記
千葉県勝浦市の、遠見岬神社の60段の階段に、1800体のお雛様が毎年飾られている。
これを目当てに、観光客が多い。

これを見に行かれた、Sさんのブログを読ませて頂いた。
近くで見ると、さぞかし圧巻だったろうと、思う。
(この写真は、Sさんのブログから無断拝借致しました)



お雛様といえば、うちは息子達なので、お雛様はないのだが、お嫁さんの持参された、七段飾りの立派なお雛様を、毎年見せて頂いている。

その昔、私は、小学校に上がる直前の3年ばかりを、父の仕事の関係で、満州(中国)に暮らしていたことがあり、いわゆる終戦後の引揚者であった。

日本に戻り、父が最初に建てた家が、なぜか、今も言われている有名な高級住宅地であった。
それは、山手と下町があり、もちろん私たちの家は、下町にあったのだが・・・・。

同級生のお友達の、そのお屋敷に、お雛様でお呼ばれした時、私は、そのお雛様の美しさに見とれていた。
それを見ていたお友達が、
「貴女のところ、お雛様、ないの?」と聞いた。

「あるよ」
と、私は思わず、小さなウソをついてしまった、のを覚えている。
私の家には、お雛様などない。
子供なりに、見栄を張っていたのだった。

しかし・・・・、
今、よくよく考えてみると、私は、見栄を張っていたのではなく、「ない」と言って、そのお友達が、「どうしてないの?」と聞くに決まっている、そのわずらわしさを思って、「ある」と言ってしまった、と思えるのである。

私は今まで、その時のウソを、自分では、いじらしいと思い続けていたのだが・・・・。

正直、私は、お雛様を欲しいと思ったわけでもなく、人を羨やましいと思ったわけでもない。
それに、父の苦労を、よく知っていたから・・・・。

この歳になって、ようやく分かりかけてきた、あの時の、気持ち・・・・。
そんなことを、お雛様の日にちなんで、ふと、思い出している。







夫の定期健診

2019-02-27 12:36:40 | 日記
夫の定期健診で、私も一緒に、T大学病院へ行った。

いつもは、夫はひとりで行っているのだが、今回は、昨年末に、今までの担当医が退職されて、その後の、どの先生に診て頂けるのか、又、どのようなお話が聞けるのか、との思いで、私も同行することにしたのだった。

新しい先生、とても明るくて、いい先生であった。
夫に説明をされていて、後に控えている、私の方にも顔を向けて、話して下さる。そして、笑顔。(先の先生は笑顔のない人だったので)

先生の説明は、ごもっとも。少し前から、私も思っていたことを、きちんと話して下さった。良かった。

担当医が変わると、治療の方針も変わったりすることがある。(夫の場合、治療というより経過観察だが)
ひとつの病に於ける、治療の方針に、大きく変わりはないのかもしれないが、先生方の主観はさまざまあって、それが、治療方針を変えることもある。
それが患者にとっては、ああ、こういう見立てもあるのか、と、すこぶる、為になることさえある。

こうして、新しい担当医とのお付き合いが、始まったのであった。

トサミズキの株を植えて・・・・

2019-02-23 14:05:03 | 日記
この所、関東地方は、日差しの暖かい日が続き、もう、春が来たのかしら、と思わせる。
河津桜は、とうに満開になったようである。

我が家の庭の桜は、本当なら、蕾がつき始めるのに、先月幹を刈ってしまい、もはや、花を見ることは出来ぬ。

大きくなり過ぎた木は、このような住宅地の中にあると、花びらが落ちたり、落葉が飛んだりして(あるいは木の倒れることもあり)、あたりに迷惑をかけることを思い、思い切って、伐採してしまったのである。

そんなとこを考えながら、暖かい、庭を歩いていて、フエンスの脇に、トサミズキの小さな株を見つけた。
傍に昔からあるトサミズキから、種が落ちて芽生えたものと思われ、もう、数十センチにもなっている。

それを夫に言って、ふたりで、桜の、残った幹の傍に植え替える。
この桜の幹の傍で、今度はこのトサミズキが、新しい場所を得て、存在感を見せつけてくれるとしたら・・・・、そんな思いを込めながら・・・・、である。

但し、それは、更に10数年も先のことになるので、私達には、それを楽しむことが、出来るのやら・・・・、と思いながらも、こうして、新しい生命を育てることへの、楽しみと張り合いを感じないわけには、いかないのだった。

一人の医師の無罪に関して・・・・ふと思う

2019-02-21 12:03:41 | 日記
乳腺外科医の、準強制わいせつ罪に問われていた裁判は、外科医に無罪を言い渡した、ということである。

女性の、被害証言の信用性を疑問視し、検察側の証拠も、不十分であった、ということである。
それにしても、判決が出るのに、ずい分と、時間がかかった。

ここで、私は、ひとつ疑問に思うことがある。
この問題は、女性の入院していた、病室での出来事を、女性が訴えている。

判決が長引いたことを思うと、この病院の病室には、おそらく、監視カメラがなかったからなのだろうと思うことである。
今や、病院の病室には、ひとりひとりのベットの真上に、監視カメラがついているものなのである。

このことを、私が知ったのは、10数年前である。
東京の、ある大きな国立の病院に入院していた夫に付き添っていた時、何かの用で、私がナースステーション呼ばれた時の事だった。

ナースステーションには、外から見えない位置に、何と、各病室のモニターがずらりと並び、ひとりひとりが、映し出されている。

私は、ちょっと、ギョッとした。
そしてその時は、この病院だけが、このようにされているのかと思ったのであるが・・・・。

3年前、私が胆嚢摘出の手術を受けた、その病院にも、ベットの真上には、監視カメラのあるのを、見たのである。

成程、患者の状態を常に把握しておくためには、大切なことなのかもしれない。
でも、入院患者には、プライバシーはないのだろうか、とも思う。
そして、監視カメラを置く必要があるなら、それはそれでも、いい、と思う。

それなら、入院の時に、そのことを、キチンと伝えるべきではないか、と思う。
かりにも、スプリンクラーです、などど、誤魔化しを言うことがあったりしたら、以ての外である。(スプリンクラーがベットの真上に、しかも、ひとりづつの上にあるなんて、ない)

しかしながら・・・・、今回のような事件が起きると、むしろ、監視カメラがあれば、と思うので、複雑な思いがする。

この問題について、私は改めて思ったのであるが、病室に監視カメラがあることを、知らない人が多いだろうし、皆がどのような意見を持っていらっしゃるかとも思うが、この問題に触れるのは、何か、タブーなのだろうか、とも思う。

口腔外科の健診を

2019-02-20 13:56:23 | 日記
堀ちえみさんの、舌癌の公表で、皆とても関心を持ち始め、ワイドニュースでも取り上げられ、とても詳しく知るところとなった。
実は私、2,3年前に、一度口腔科を訪れたことがある。

私の市では、市の計らいで、年一度、無料で口腔がんの健診が受けられるのである。
○○歯科大学病院の医師達が、ある会場を借りて、無料で、我々市民を診て下さる。(申込者のみだけれど)

私の口の中を診て下さった医師が、上顎に傷があるが、いつからですか、と尋ねられるので、自分でも気付かなかったし、見えないし、「さあ・・・・」と曖昧なことを言ったせいで、一度検査をしておきましょうと言われ、そのご自分の大学病院の、ご自分宛てに、紹介状を書いて下さった。

その大学病院の口腔科で、その先生に、口の中の写真を撮られ、ブラシのようなもので、患部を軽くこすり、それを検査に出し、結果を聞きに来るように言われる。

一週間後、何でもなかったことが分かり・・・・、だから、本当に、良かった。
当時の私は、ほら、何でもなかった、そうだと思ったー、くらいにしか思わなかったのだが、今思えば、ガンでなくて、本当に良かったのである。

この、口腔科の健診、市の計らいで、無料で、こんな有難いことはない。
今年の健診は、おそらく、申込者が殺到するだろう。

もちろん、今年も、私は受けます。夫もです。