発表会に思う

色とりどりのレオタードを身に着けて、子供たちが体育館のマットの上を、跳ねる。
孫の「ま」ちゃんの通っている、新体操の教室の、発表会である。

まだ、体の出来上がってなさそうな、小さな子供から、すらりと足の伸びた、高学年の子供まで、一堂に集まって日頃の練習の成果を披露する。

「ま」ちゃんも、団体と個人の演技を披露し、最後、結果発表では、惜しくも入賞出来なかったが････、私達の目を楽しませてくれて････、それでいい、と私は思う。



夕方、「ま」ちゃんから電話が入る。
「来てくれてありがとう」と、言われる。
入賞しなかったが、参加賞をもらったことを、とても喜んでいる。
しばらく、あれこれ、「ま」ちゃんとおしゃべりする。
私も「今日はありがとう、とても楽しかった」と、伝える。

こうした、ひとつひとつの出来事が、私達の日頃の生活に、はりを持たせてくれる。生きていく、励みになる。
ありがとう、と、感謝するのは、私の方である。

ランチしながらー。

1ヶ月振りに、孫の「き」ちゃん達と、ランチする。
丁度、土曜参観の振替代休ということで、平日だが、小学校はお休み。

やって来た「き」ちゃんとママ、我々四人で、近くのハンバーグ店に入る。
近くにいても、たびたび会うというわけではないので、ハンバーグ食べながら、いろいろ話をする。

「き」ちゃんは、ご飯のお代りをする。最近、よく食べるようになったそうだ。(体は細身だけれど）
部活で陸上をやっているそうだ。
姉の「あ」ちゃんは、中学生になって、親と出かけるより、友達との方が良くなっているらしい。

そう言えば、私の息子(今のパパ）も、そうだったー。
中学生になると、親から距離を置き始める。

母親のYさんは、そんな子供たちの成長ぶりに、まだ、ちょっとついていけない感じー。
「みんなそうよ」と、私は言いながら、自分の子育ての頃を、懐かしく思い出す。

嬉しくて････涙。

月一度の医院通いー。
この日は、午前の診療時間の、ギリギリに入る。

何時もの、お薬を出して頂くだけだと思っていたら、心電図を取りましょうと、急に言われ、慌てる。
(別に異常はないが、定期的にいうことで）
特に、なんてことのない検査だが、ベットに寝て、体に器具をつけられ、じっとしているだけで、緊張して気分が悪くなりそう････。

看護師さんが、なぜか操作に手間取り、いやに時間がかかり、だんだん気分が悪くなる。
思わず「まだあ～」と言ってしまう。
「ごめん、ごめん」誤まる看護師さんー。

心電図の結果を先生に教わっている内に、私が最後になってしまった。
少し、先生とのお話になる。

去って行かれたY先生に、私は先日、お花をお送りすることができ、先生のおかげですと、お礼を申し上げる。
先生が「寂しくなったね････、今度、会いに行くといいね」と、言って下さる。

私は、思わず、涙が出てしまった････。
「そんなことー」と思い、「でも････」と思う。
そして、先生にご心配をおかけしているのだ、思った。
優しくして頂いて、嬉しくて、又、涙がでる。

誕生日の幸せ

私のお誕生日を、祝ってもらう。
私、７８才、この先、もし私が長く生きたら、この歳は、まだまだ若かった、と思えるかもしれないが、････、自分としては、本当にいい歳になってしまった、と思う。

皆でお誕生日を祝ってもらうー。
Kさんから、素敵なショッピングカートを頂く。
丁度、私がかねてより欲しいと思っていたもので、思わず喜びの声をあげてしまう。

折りから、桜満開の日、近くに桜を見に出かけ、夜は、食事処で皆で食事する。
こんな風に、盛大にお誕生日を祝ってもらって、いいのだろうか。
なにか、面はゆい気もする。息子の所に、大変、散財をさせてしまった････。

家族の愛情、思いやり、優しさ、そんな中に包まれて、こうしてつつがなく生きて、歳を重ねていく、私自身の幸せを、しみじみと、思う。

今年の連休

ゴールデンウイークの旅行が決まる。宿が取れたらしい。
次男一家と行く、東北旅行である。

去年は、北陸旅行だった。
東北も、いいー。初めてではないが、まだまだ、訪れていない所がある。

楽しい予定があると、モチベーションが上がる。
旅行のあれこれ、考えるのが楽しい。

次男一家は、明るくて、アクティブな家族。
夏休みは沖縄、冬休みはスキー、と、決まって出かけている。
そして、ゴールデンウイークは、我々と一緒にー。

このところ、私自身、少し内向きになっているのかしら、などと思っていたが、こうして、話を持ち掛けられると、すぐに前向きになるあたり、まだまだ、そうではないらしい。安心する。
あと一ヶ月を、楽しみに待つー。