夢の お・は・な・しー

幼児がふたり、部屋の中いっぱいに、おもちゃを散らかして、遊んでいる。
この状態が、幾日も続いている。

父親のようなひとがやってきて、そろそろ、お片付けをしたら、戻ろうと、幼児たちに言う。

私は、これを片付けるには、何日もかかるだろうからと、高をくくっていたら、あっと言う間に、部屋は片付いてしまって、何もないー。
そして、いつの間にか、幼児たちは立ち去っていた。

私は、ガランとした部屋に佇み、いつしか、涙をポロポロこぼしている。
せめて、去る時は、見送りたかったー。何も言わずに、行ってしまうなんてー。

と、ここで、目が覚める。明け方のことだった。

近頃、こんな夢を見たりする。
あの幼児たちは、孫のような気もするが、もしかしたら、息子達の小さい頃だったのだろうか。

80才を目の前にすると、よくこんな夢を見る。
頭の中で、過去が盛んに、さまよっている感じである。
過去に、引き戻されている。