手紙

今年大学を卒業して
晴れて社会人になった生徒から手紙が届いた

大阪で一人暮らしを始めているという

手紙の中身は
感謝にあふれていて、読んでいて感動のあまり涙が出た。

彼女は音大に進んだものの
大学での副科ピアノのレッスンが1年間しかなく
ネットでうちの教室を探して入ってきた一人

とても熱心な生徒であると同時に

今どきの若い子には珍しく
きちんと話のできる子だった

それを証明するかのごとく
その手紙は
社会人として立派な文章だった

この子なら
きちんとやっていけるなあ…

アタマがいい、悪いではなく

ちゃんとたくさんの言葉を使って
自分の思いを表現できるかどうか

それだけの言葉の量を
若いうちにきちんと学んでいるか

イマドキの短絡的な
暗号のような言葉ではなく


これからの彼女の成長が
ますます楽しみです