ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

ひとりで見なけりゃ、いつ見られるっていうんだろう

2006-07-01 | 映画
サスペリア

「決してひとりでは見ないでください」

そういう惹句でこの作品が公開された年。わたしは大学1年生だった。地方から上京して専門学校生になっていた彼女と、初めて映画にでも行こうということになって、新宿の街をあちらこちらさ迷った。

わたしは「サスペリア」が見たかったのだが、その年に初めて一人暮らしを始めた彼女は当然ホラーなんて見たくなかったのだと思う。結局、そのときは「サスペリア」を見なかったのだが、同じイタリア映画で、「ジョーズ」の亜流、巨大蛸映画「テンタクルズ」だったのだからそういう意味では大差ない不気味映画を見たのだったな。(まあ、名誉のために言っておくが、彼女もマンガやSFが趣味だったのであって、軽快なアクション映画であるとか、これはというSF映画であるとかを上映していたなら、問題なくそれを見たに違いない。で、「サスペリア」もそういう類いの映画と思ったのだが……でも、もう少しは下心があったかな?)

結局「サスペリア」を初めてみたのはテレビの洋画劇場だった。

サスペリアPart2」を見たのは池袋の名画座だったと思う。併映はなんだっただろうか? 多分ブライアン・デ=パルマの「フューリー」だったように思う。

そのころ、同じ大学の、同じ趣味の持ち主の女の子と付き合っていて、この娘とは始終映画を見に行っていたっけ。

「サスペリアPart2」では、あの「人形」のシーンで座席から飛び上がるほどびっくりしたっけ。

今日、「サスペリア アルティメット・コレクション」を手に入れた。

時間を作って先ずは「サスペリアPart2」こと「赤い深淵(プロフォンド・ロッソ)」を見たいと思う