全ての人は‟実相”において結ばれている。

実相というものは

一人一人の本体であるから、

そこにおいて全ての人が結ばれていて

人間はどの人も本体実相の示現であるということは、

クリスチャン・サイエンスの説く真理と

仏教の説く真理は、

まったく共通であります。

（真理第７巻　相即相入と聖使命菩薩　谷口雅春）

【「一人出家すれば九族天に生まる」と云うことが書かれておりますが、九族どころじゃない、一人が悟れば、人類全部みんなの者が悟るのであります。これこそが、実相世界の素晴らしい状態なのであります。この現実世界に既に彼岸がある。彼岸のうちに此岸即ち現実世界があり、此岸のうちに彼岸がある。主観客観全一であって、全体が一つである。主観客観相即相入であって、此岸と彼岸とが相即相入しているのであります。今ここに極楽浄土があり、現象世界があり、実相世界があり、五官の世界がある。ただそれを如実に観ないから現われない。観ずればあらわれる。現世にそれが現われる。別々の如くして別々でなく、相即相入であります。未来に儚（はかな）い、あるかなきかわからぬような天国や浄土を求める宗教とは異うのであります。】