以下を要約します。
・自然界は神の奏する一大交響楽なのである。
・それは神の「理念」であり、その内にはその体現の主体たる「霊」があって、その存在を支えているのである。
・吾々が見るところの一切の事物は、本当の意味に於いてそれは一個の自我であると認めることが出来るのである。
・それは一個の生けるものとして、固体として顕現した或る一定の目的を遂行しつつあるのである。
(心と運命 谷口雅春)
【見よ自然界全体は、花さく樹叢(こむら)、舞い遊ぶ蝶、燃ゆるが如き日の出、さては岩に激する奔流となってあらわれています「宇宙の本体」ほの一大交響楽なのである。それは「形」及び「美」と云う言葉で表現された神の「理念」であり、その内にはその体現の主体たる「霊」があって、その存在を支えているのである。吾々が見るところの一切の事物は、本当の意味に於いてそれは一個の自我であると認めることが出来るのである。それは人間の生命の如く発達した自己意識をもたないことは事実である。併しながら、それにも拘わらず、それは或る種の感覚的経験と情緒的経験とをもっており、それは一個の生けるものとして、固体として顕現した或る一定の目的を遂行しつつあるのである。】
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