横の真理も大事

谷口雅春先生は
横の真理（三界唯心の真理）を
無視または軽視されてはおりませんので、
誤解のないようにお願いします。
私が言いたかったのは
雅春先生が最も伝えたかった究極の真理は
“生命の実相”の真理であるということなのです。
私たちは日常生活に起こる様々なことから
進歩向上しているのですから、
横の真理も重要であることは勿論です。
雅春先生も横の真理も
いたるところで説いています。
以下は横の真理です。
（正法眼蔵を読む　行仏威儀の巻　谷口清超著）
【火炎裏の説法
ところが３人の古仏が同じように三世の諸仏を説いて夫々上述のように言われたのである。今しばらく雪峰が言った「三世諸仏、在火炎裏、転大法輪」という言葉について考察してみることにしよう。三世の諸仏はどこで法をのべ伝えられるかというと、それは必ず「火炎裏」である。極楽のような安らかな所で、いとも妙なる楽の音の下に、うつらうつらと真理を説かれるのかというと、決してそうではない。まさに火炎の燃えさかるような苦しい現実の中で法を説く。このような困難な環境はまた必ず仏の道場なのであって、そこで真理が教えられるのである。】